宮部みゆきさんの『
おまえさん』を読み終えました。久しぶりの日本語の小説です。
このところ英語力向上を目指し、児童書を中心に多読に励んでいたこともあり、日本語での読書から遠ざかっていましたが、主に海外出張中の機内での時間を使って読み終えました。ちなみに、『
Flowers for Algernon アルジャーノンに花束を』も継続して読んでいます(ようやく半分過ぎぐらいまで来ました)。
さてこの『
おまえさん』ですが、『
ぼんくら』『
日暮らし』に続きシリーズ第三弾になります。前二作を読んでいなくても楽しめますが、読んでいるともっと楽しめますので、まだ読んでらっしゃらない方はどうぞ前二作をお読みになってから手に取って下さい。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやってきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作。
第三弾ということもあり、登場人物の性格も安定してきたような気がします。前二作では、主人公でありながらちょっと影の薄かった平四郎がこの作品ではしっかり主人公をやっています。シリーズの中では、ベストの作品ではないかと思っています。
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『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3作