『
Iraq in Fragments (Scholastic Readers)』をようやく読み終えました。
YL: 3.3、語数 8,478 語。フセイン政権崩壊後、アメリカを中心とする多国籍軍による統治下のイラクのお話。話題が話題なだけに暗い。ただ、ニュースを見る際の知識としてはよかったかなと思います。スンニ派、シーア派の対立は知っていましたが、フセインがどっち側だったかはすっかり忘れていました。これに加え、クルド人とアラブ人との争いにも触れています。人種、宗教による対立はいつの世の中でも紛争の種となってきましたが、イラクが本当の意味で一つの国になれるかどうかはここ数年が正念場のようです。なお、この本を読むと日本のメディアが極めてアメリカよりの報道ばかりしていることがわかります。地震以来すっかり信用しなくなった日本のメディアのひどさを改めて確認しました。
英語は難しくありません。欄外に説明もついていますが、とくに必要ではありません。文章自体は、中3程度でも十分理解できる内容だと思います。CDも並行して聞きましたが、リーディングと同程度の理解度(90%以上)でした。ただ、どうしても暗い話題なので、どんどん読み進めたいという気持ちにはなれず、別の軽い読み物と並行しての読書だったので読み始めから読了まで結構時間がかかりました(10日程度)。
これで累計総読書語数は、890,342 語になりました(
読書記録手帳2)。