高橋洋一さんの『
さらば財務省!』を読み終えました。
面白かったぁ。著者の高橋さんの名前は、震災後にはじめた Twitter で積極的にツイートしていたことで名前を知った人です。その後も、フォローしていますが、何やら大切なことを言っていそうという気にさせてくれていた方です。今回、高橋さんの本を読んでみて直前に読んだ古賀茂明さんの『
官僚を国民のために働かせる法 (光文社新書)』とは似て非なるなにかを感じました。多少は手前味噌なところもあるのでしょうが、とっても優秀な方みたいです。本人曰く、その数学的な解析力を生かし、「大蔵省中興の祖」とまで言われたときもあったとのこと。また、財務省退任に務めていた大学とのトラブルも、事実なのかはめられたのかは知りませんが、なんか人間らしくていいですね(真相はし利用もありませんが)。
一方の古賀さんは、どちらかというと政治家的な方。自分が引っ張って行きたいという意志が強い。でも、それを上手に隠せるほど老獪ではない。高橋さんは、本来そういう山っ気はなくて、公僕という言葉に表されているような「本来の」公務員であり、官僚として働くべき人だと思います。財務省はもったいないことをしてしまいましたね。
ちなみに現在は二人とも大阪市の橋下市長の下で維新の会のブレインとして働いているようです。
暖かい文章になんかファンになっちゃいました。もう一冊借りてきているので、続けてそっちも読んでみます。