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カテゴリ:最近読んだ本・おすすめの本
高田郁さんの『夏天の虹 みをつくし料理帖』を読み終えました。
全部は紹介していませんが、このシリーズはこれまで全て読んできています。この『夏天の虹』がシリーズ第7弾です。想いびと添う道か、料理人として生きる道かの究極の選択に苦しむ澪が描かれるこの作品は、前作『心星ひとつ』と並んでこのシリーズの一つの頂点だと思います。このシリーズ、始まりの頃はこなれていない感じがありましたが、シリーズも第7弾まで来ると登場人物のキャラクターもきっちりと固まっていい味を出しています。次の作品では、どう展開するのか、いったいいつ野江を身請けすることができるか?まだまだ楽しめそうです。ちなみに、脇役ですが、今は下足番をしているふきが又次の手ほどきを受け、今後どう成長していくかも楽しみです。サイドストーリーが期待できるような脇役に育ってきたところに、この作品の成長が感じられます。 このところ空いた時間があれば英語多読に使っていたので日本語の本をあまり読んでいませんが、やっぱりすっと理解できる小説は面白い。早く、このレベルで英語の原書が読めるようになりたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 13, 2012 06:46:33 PM
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