このところ英語多読中心の読書生活が続いていますが、長女のリクエストに応えた購入した荻原浩さんの『
愛しの座敷わらし』を読み終えました。このところお母さん(妻)と長期冷戦状態が続いている我が家にもぜひ座敷童が現れて欲しいと心の底から思いました♪
『
神様からのひと言』を読ませてやって以来すっかり
荻原浩ファンになってしまった長女に購入してやったこの本ですが、読もう読もうと思いながらもずっと放置してありました。先週の出張の飛行機の中で読み始めたのですが、長女が下巻をどこかにやってしまい、今日ブックオフでようやく下巻を購入して一気に読み終えました。読後感がとてもいい本です。ただ、イントロ部分が長くちょっと退屈なのが欠点。上巻の 2/3 ぐらいまでが結構辛かったです。必ず面白くなるので、このあたりまでは辛抱強く我慢して読んで下さい。『しゃばけ』みたいな人格を持った妖怪や幽霊が登場するわけではありません。座敷わらしはどちらかというと脇役。このお話の主人公は、座敷わらしがでる古民家に引っ越してきた一家です。最初はギクシャクしていた家族のそれぞれがだんだんと自分らしさを見つけ、それに伴い家族が再生していきます。終わり方は続編を暗示しているようにも見えますが、今のところまだ刊行されていません。東京での第二弾をぜひ読んでみたいものです。
幸い我が家はまだ子どもたちと普通にコミュニケーションできていますが、お母さんとの関係はこの本よりずっと険悪な状態。ついこの間まで本気で別居を考えていた程です。ちょうど先週末、大学の同級生と飲む機会があってようやく「もう少しなんとかやってみよう」と気分を切替えたこのタイミングでこの本を読み終えたのは良かったような気がします。
読後に先日帰省したときに買ってやったバレーボールで長女とキャッチボールをしました(夕方で公園が閉まっていたのでパスの練習はお預け)。まだ大丈夫見たいです。