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きら猫のお買い物三昧

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2011年08月06日
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カテゴリ:おでかけ
明日は帰国するので、朝ごはんも今日でおしまいです。
ヨーグルトとフルーツの朝ごはんをいつものように食べます。

今日はどこに連れて行ってくれるんだろうと期待してバスに乗った先は
シルク工芸品店なのでした。

ガイドさんの御宅は妻と妻の両親と娘の5人家族。
娘さんを妊娠した時、
それまで使っていた羽根布団をこのシルク工芸品展のシルク布団に変えたというのです。
理由はほこりが出ないから。
シルク工芸品店と聞くと、シルクの小間物がメインだと思い込んでいましたが、
そうでもないようで、主力はシルクのお布団だというのです。

ホールに集められてお蚕さんの話から始まります。
蚕の繭からシルクがとれるのは当然誰でも知っているはなしなのですが、
たまに一つの繭に二匹の蚕さんが入っていることがあるらしく、
そのような繭からは糸が絡まるので、絹糸が取れないんだそうです。
そういう、まあ、私からいわせればくず繭を集めて綿にしてしたてたものがシルクお布団。
確かに繊維が長いからほこりはでないというのは納得できる。

けどさ・・・、女工哀史でみんなバタバタ結核にかかっているじゃない。
あれって埃りじゃないの?

などと考えていたら、連れが曰く、「うちの羽根布団も埃が出るよねー、買おうよ」
「まだ自分たち向けのお土産買ってないじゃない、そんなに高くないし買おうよ」

はいはい、一枚580元ですからね、だいたい7540円。
夏用の布団がなくて綿毛布ですから、買ってもいいでしょということで2枚お買い上げ。
オールシーズンこれであったかいらしいです。
ほんとかいな。

香港に行ったとき、1枚1000円くらいでシルクのパジャマ売っていたのに味を占めた連れは
そういうのがあるんじゃないかとせっせと物色してくる。
残念だけどそんなに安いのはなくて、まあ、お布団買ったからって無理やり納得中。

中国に着てまでなんで寝具ばっかり買う人が・・・・と思っていたけど、
なんと大半のひとがここでお布団を購入。
恐るべしお布団パワー。
トイレ、休憩も含めて80分くらいここに費やしたのだった。

気を取り直して、今日の観光地「周口店」にいく。
北京原人とご対面だ。
北京原人たちは山の中の洞窟に住んでいたらしく、博物院も山の中にある。
階段と坂道を一息上ってついた先は日本でもよくあるような博物館で、
3Dを駆使した映像説明も相まってなかなかよくできていた。
ガイドさんはつまらないと言っていたが、いやいやそんなことはないぞ。
近くにはサーベルタイガーとかハイエナとかもいたらしく、原人たちも苦労が絶えなかったのか、平均寿命は短い。

さて、ここで中国のトイレの話を少ししたい。
よくニーハオトイレとかいわれて仕切りもないとんでもないトイレばかりというイメージかもしれないが、決してそんなことはない。
特に今回の旅行で力の入っている物販店のトイレはきちんとしていて、日本のトイレと大差はない。さすがにペーパーのないところが大半だけど、日本だって観光地のトイレに紙がないことは多い。
ところが、この北京原人博物館のトイレは秀逸だった。館内ではなくて、そこに至るまでの道端のトイレなのに、ペーパー完備、しかもその紙がまたやわらかくて高級な紙を使用しているのである。
流すのも足元のボタンを踏めば自動で流れるし、手を洗うところも自動水洗。
外に出たら一日1回トイレに行くだけの私としては、ここのトイレにあたったことは幸運だった。
他は、他の人の報告によると、普通の公衆トイレの水準。
唯一厳しかったのが、万里の長城トイレでこれは仕切りも何もないタイプのトイレだったそうだ。
目のやり場に困っただろうなと想像。

さて、昼食のしゃぶしゃぶに向かう。
しゃぶしゃぶの具材は羊と牛肉。後は野菜だの豆腐だの日本のしゃぶしゃぶと大差ない。
やっと油を気にせず食べれる食事ということで、なんだかとてもうれしかった。
午後からはパンダを見に行くことになる。

動物園についた途端ガイドさんが緊張する。
すりの名所らしいのだ。
しかも過去、ここで自由行動にして迷子になった老男性がいて、みんなで2時間探し回った過去があるという。
動物園だからいろんな動物がいるはずでそのどこかにパンダがいるんだろうと思っていたら、
入口入ってすぐがパンダ館。整列して粛々とパンダに向かう。
パンダさんはというと、どの子もどの子もみなおりの反対側にいて、しかもおしりを向けてる子ばかり。
それでも人だかりができていて近づくのは容易ではない。

それなのにガイドさんは情け容赦なくもう行きますよー。
次行きますよー。
パンダのおりは一つではなくて3つ4つあるので、いろんな子が遊んでいたのだが、
まともに見れたのは2つくらいだった。

そして、バスに戻ったとき事件は起きた。
2日目に絡まれいた老男性の財布がなくなったのだった。
中にはクレジットカードと耳が悪いので、その身体障碍者手帳と現金6万円が入っているという。

クレジットカードの種類もおぼつかなければ、発行元も当然わからない。
同行の男性が冷静に対処していたが、あたりは一瞬騒然となった。

しかしないものはしかたがない。
本人はいたってのんきに日本に帰ってからカードを止めればいいなどと言っている。
ガイドから、すぐにカードをとめなければ大変なことになるといわれ、同行男性が対処する。
結局次の立ち寄り先である、総合品店に私たちが立ち寄っているあいだ、
ずっと対処にかかったようだった。





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最終更新日  2018年10月23日 00時42分04秒
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