カテゴリ:住環境 お掃除等
給湯器がこわれちゃったので仕方なく交換することにした。
普通ならただ給湯器を取り替えるだけでいいのだが、うちのはちょっと今どきあまり見ない形の給湯器さんで、追炊きの為のお湯がお風呂まで循環しているのだが、その管から水漏れしている疑いがあったので、追炊き配管も取り替える羽目になった。 これがかなり大事で、しかもお金がかかる工事なのだった。時間もかかる。 浴槽の方もちょっと変わっていて、浴槽の中にぐるぐると電熱線のように熱いお湯が流れる配管があるタイプで、今回普通の追炊き式の給湯器に変えるにあたって、浴槽の交換もしないといけなくなったのだった。 工事は、給湯器の取り替え、給湯器から浴槽までの配管の取り替え、配管を取り替えるために床に穴をあける工事、床の修復工事、浴槽の取り換え工事となったわけだが、たまたまその線上にキッチンが有ったり、洗面台があったりしたもんだから、工事はいよいよ大事だった。 わりとお金もかかったことだし、少しでもモトを取るべく普段から気になっていた給湯器の種類や取り換え工事について根掘り葉掘り聞いて教えてもらった。 もしもおうちのお風呂が壊れちゃった場合や古くて追炊きなしのを追炊き式にしたいときには参考にしてね。 給湯器と言えば追炊きのありなしくらいのものかと思っていたら意外と種類があった。また能力で8号、16号、20号、24号などという規格があるようだ。お湯の出る量が違うらしく、号数が大きいほど能力が高い。うちは20号のを頼んでみた。お風呂を使いながらお台所でもお湯が使えるという能力だ。 A 給湯器の種類は4種類。 追炊きなしの給湯器にも実は2種類ある。 1.自動お湯はり機能があるもの。 2.自動お湯はり機能がないもの。 追炊きありと言っても実は2種類ある。 3.循環せず、ただ熱いお湯が追加でてくるだけのさし湯式。 4.お湯が循環して温まる、本来の追炊きができるタイプ。 B 配管やリモコンの状況 1.と3は床下に給湯器から湯船までのお湯が通る管が1本入っている。 2.は入っていない。 4は2本入っている。 1と2は台所にリモコンがある。しかし浴室にはついていない。 3は台所と浴室にリモコンがついている。 C 必要な工事について 同じ種類の給湯器を取り替える場合は単に給湯器を外してつけかえるだけだ。 1と3を4に変える場合は管を1本追加するために床をはぐる工事をする。 1の場合は浴室にリモコンを付けるために同時に電線の配管をする。 2の場合は管を2本追加が必要。リモコンの為の電線の配管も同時にする。 1から3への変更は配管は変更しなくていいので、浴室のリモコンのみ追加設置する。 この場合無線式リモコンが経済的。 そもそも2の場合は床下に配管をするスペースがとってない場合もあるので、鉄筋コンクリートマンションとかの場合コア開けという作業も必要な場合がある。木造は比較的やりやすい構造になっている。 当然だが、1~3を4に変える場合床を(あるいは天井を)はいでしまうのでその補修工事が必要になる。例えばフローリングの張り替えだとかだ。 浴槽の方だが、1と3はお湯が出はいりする穴もあるし、循環アダプターもついているので管を接続すればよい。 2の場合は浴槽に穴を開けたり循環アダプターをつけたりすることが必要となる。 浴槽を取り替えずに穴があけられるかどうかは、現地の状況による。 まあでもたいていの浴槽は取り替えなくても何とかなる。 なお、管の接続にあたっては点検口があるものとないものではまた対応が異なる。古いものとかだと点検口がないものもある。 その場合は現地によるが浴槽を外して工事をしたりする。 給湯器よりももっと古くからある「バランス釜」のお風呂の場合も給湯器に取り替えられる。バランス釜の場合はもともとついていたバランス釜の為の穴にはめ込むことが出来る「壁ピタ」という給湯器を使うことが多い。 壁ピタの欠点は8号と16号しかないので、16号を使っても台所と洗面所とお風呂とつないだ場合、冬場同時2ヶ所でお湯の使用するといささかきついと感じることがあるかもしれないということだ。 台所や洗面所などでもお湯が出るようにするためには床をはぐるか天井をはぐって、1本お湯の供給用配管をする。水栓も取り替える。 壁ピタの場合、リモコンは浴室に標準設置される。 もし、台所にもリモコンを付けたければ、お湯の配管の時に電線の配管をすればよい。 ところで給湯器を取り替える場合だが、実は設置場所がどんな環境であるかで給湯器のタイプが違ってくることがある。 給湯器はベランダのような室外についているタイプと、室内に設置されているものがある。室外専用機は室内には取り付けられない。 室内用も開放的な室内で給気ができるタイプは排気用の煙突が1本ついているもので良いが、締め切った狭い倉庫のような場所に設置の場合は給気と排気の2本パイプが付いたものが必要となる。 今回うちの場合はまさにそれで、ベランダの中の専用スペースに取り付けるのだが、しっかりした鉄の扉で締め切られているため、給気と排気2本ついてるものを取り付けるしかなかった。 これが・・普通の室外用よりずっと高くて。 新築の際は取り換えの時のことも考えて設置場所を決めるべきだと思った。 配管の長さが長いと、それだけ床や天井の原状回復費がかかる。つまり、フローリングの張り替え費用とか、壁クロスの張り替え費用とかだ。できればお風呂の近くに給湯器がある方が費用はかからない。 最初から追炊き式の場合でも、うちのように築古だと管の取り換えが必要になることもある。 追炊きなしから追炊き式に切り替えるタイミングは床や天井をりフォームする時が一番経済的。 工期はだいたい1日か2日。現地によって変わるんだそうだ。 今回いろいろと教えてくれたのは「大問屋」さんという会社。 連絡先などは下記URLを参照されたし。 http://www.kyutouki-oodonya.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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