カテゴリ:おでかけ
坂口安吾原作のこれは、大昔に篠田監督が映画化していて、もちろん主演女優は岩下志麻。
どうしてもみたかったが、その当時見るすべはなく、未だに幻の映画なのである。(2005年あたりにネットで貸し出しできるようになったらしいが。) AmazonでDVDが売っているみたいだ。 今回のものは、野田秀樹さんが桜の森と耳男の2つの話をミックスして再構成したもので、劇団夢の遊眠社「贋作・桜の森の満開の下」ということで、舞台化され、さらにそれを歌舞伎の舞台に仕立て直してあるものだ。 クレジットを丹念に読むと今回のものは、平成29年8月の舞台を撮影したもののようでした。 映画館に行ってみて初めて知ったのですが、今年4月から一年間にわたり歌舞伎の舞台を撮影した今回のような映画を毎月1作づつ公開していくようです。 特別公演なので、今回のは2100円の入場料。 でも、3作好きなものを見ることができる5100円の割引セット券もあるんですね。(こっちを買えばよかった) 中には3100円の入場料のものもあるので、続けて見るなら買うといいなぁと思いましたよ。 見に来た人は12人くらいでがらんとした場内で快適でした。 人が多いと酔っちゃうからね。 凄みのある美しさを持つ女優さんとして認識していた岩下志麻さんがどんな演技を見せてくれるのか、それを見たかった大昔の作品との出会いのころ。 今回はなにしろ歌舞伎仕立てなので残念だけど様式美はあるものの ちょっと違う美の形ではあるのです。 それでもなお、嫋嫋と舞い散る花の下 繰り広げられる狂気と言葉遊びは心を打つものがありました。 言葉遊びといえばちょっと古いので昭和の時代を生きた人しか、 その面白さがわからなかったかもしれない。 堀ちえみさんの名前を久しぶりに聞いた気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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