カテゴリ:雑感
神戸市立小教諭いじめ「連帯責任」 小中高校長ら320人ボーナス増額見送り---毎日新聞 2019年12月4日 17:43 記事によると、「神戸市立東須磨小で男性教諭(25)が同僚教諭4人からいじめや暴行を受けていた問題で、市議会は4日、市立小中高の校長や市教委幹部ら約320人分の冬のボーナス(期末・勤勉手当)の増額を見送る条例改正案を賛成多数で可決した。」そうだ。 この記事をみて、神戸市の市民の皆様の代表がお決めになったことだから私が口をはさむことではないのだけど、相変わらず「連帯責任」なんていう無責任が大好きって悪癖は全くもって治らないんだなあと思った。
いじめがどうして成り立つかというと「個」の確立ができていないからである。 同調しなければ、自分がいじめられるというそういう意識から離脱できない限りこれは続く。 この問題だけではない。先日、懐かしく思って「生徒諸君」という漫画を手にとった。 これは昭和の時代に流行した漫画で、実はその後もシリーズものとして、主人公が教師になる「教師編」と教師を辞めて学校を設立する「最終章・旅立ち」編が出ている。 その「最終章・旅立ち」編で主人公が設立した学校へ犯罪者の子供が編入してきて、そこで繰り広げられるドラマがある。 編入してきた子供本人を見ずに、「犯罪者の子供」というレッテルだけで「他の子供に危害を加える可能性があるから」と排除しようとする保護者と、その姿をみて逆に受け入れる決意をする子供たちが描かれている。 もちろん絵空事だ。もしかしたら漫画の中だから実現した理想かもしれない。 たまたま、そのくだりを読んでいたとき、Yahoo! ニュース で下記のニュースが掲載された。 加害者家族の差別なくすために… “和歌山カレー事件”林眞須美死刑囚・長男「カエルの子はカエルじゃない」 12/2(月) 7:32配信 AbemaTIMES https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00010000-abema-soci&p=1 犯罪者の家族に対する不当な「いじめ・差別」もまた同じ根っこをもっていると思う。 もっと言えばたまたま犯罪者の子供として生まれてしまった人、兄弟姉妹として生まれてしまった人そのような、本人がいくら頑張っても防ぎようがないそんな人たちまでも連帯責任と「いじめ」られ、「差別」されつづける日本の社会ってどうにかならないものだろうか。 そろそろ血縁関係があろうとも、親は親、子は子、兄弟姉妹は別の人格ということ、要するに「個」というものをもう少ししっかりと認識したほうが良いのではないかなと思った。 連帯責任とか言うけれど、親子といえど別の人格。 子供が犯罪を犯しそうならそれをとめるのが親というならば、先に起こった元官僚の父が息子を刺殺した事件を罪に問えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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