カテゴリ:雑感
秋のお彼岸も終わった。
今年は4連休もあったし、 コロナで行楽も一息ついていたのでのんびりとお彼岸を過ごした。 お彼岸といえばおはぎ。 おはぎ、またはぼたもち、といわれるもち米の飯をかるくつぶして団子にしたものに こしあんや粒あんをまわりにつけたお餅だ。 昔から、「おはぎ」といったり、「ぼたもち」といわれたりして その「お餅」をいただいてきたのだけど、この二つの違いがどうにも判らなかった。 中身のお団子の具合によるのか、 それとも周りの餡の具合によるのか。 お団子のほうは、「半殺し」とか「皆殺し」とか物騒な呼び名で お米の粒粒をどの程度ついて餅にするかを判別しているとか聞くし。 餡の方はといえば、こしあんでも粒あんでも 人によって「おはぎ」と呼ぶ人もいれば「ぼたもち」と呼ぶ人もいる。 広辞苑によると、 ぼたもちとは、【牡丹餅】 (赤小豆餡をまぶしたところが牡丹の花に似るからいう)(→)「はぎのもち」に同じ。誹風柳多留16「―をこわごわ上戸一つくひ」。 おはぎとは 【御萩】 「はぎのもち」の別称。 では、はぎの餅はどうかというと、 糯米もちごめや粳米うるちまいなどを炊き、軽くついて小さく丸め、餡あん・黄粉きなこ・胡麻などをつけた餅。煮た小豆を粒のまま散らしかけたのが、萩の花の咲きみだれるさまに似るのでいう。また牡丹に似るから牡丹餅 ぼたもちともいう。おはぎ。はぎのはな。きたまど。隣知らず。萩の強飯こわいい。萩の餅 ということで、どうやら「ぼたもち」と「おはぎ」は同じものらしい。 同じものなのか・・・と思っていろいろとみていたら、こういう話があった。 春のお彼岸は牡丹の花にたとえて「ぼたもち」、秋のお彼岸は萩の花にたとえて「おはぎ」 なるほど、季節を重視してきたわが国らしい使い分けである。 そうなると・・・今回食べたのは「おはぎ」ということになるのだな。 あったかい日本茶を飲みながら美味しくぼたもちを食べて過ごせるのは大層幸せなのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[雑感] カテゴリの最新記事
|
|