シーズーもん太 めくりの止まった　カレンダー

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  17歳シーズー(歯が抜けた)

  　　『歯が抜けた』　　　　　　ボク 今日で１７歳と２６日　　　　　　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生） 　　　　　　昨年掲載済み　黄色い奥歯　先週歯が抜けた。どの歯なのかは、分からない。多分上顎のじゃないかな？かな？って、口の中に指突っ込まれるのはイヤだから調べようがないさぁ。大概は呑み込んでしまうことが多いらしいけど、ボクのはベッドの上にころがってたって。抜けた原因は分からないけど、近頃お父さんとブッチュの時、普段ほとんど口臭の無いボクだけど、「お前ちょっと生臭いなぁ」、って言われてた。で、抜け落ちた後は、臭いしなくなったって。歯槽膿漏気味だったのかなぁ。　ところで犬は元来虫歯になりにくいんだって。　動物ってそうかも。人間と犬では、口の中のペーハーが違って、人間のはｐＨ６．５～７の弱酸性だけど、犬はｐＨ８～８．５のアルカリ性で虫歯菌が繁殖しにくいんだそうだ。だから虫歯になりにくいんだって。また、虫歯は、口の中の炭水化物（糖質）が、歯垢の中に存在する細菌によって発酵し、酸を作り出すことで歯の組織が破壊されてできる訳だけど、犬の唾液中にはデンプンを糖に分解するに必要なアミラーゼという酵素が無いということも、虫歯の少ない理由なんだって。　ま、ボクみたいな歳になると、総体的にもろくもなるんだろうけどね。永久歯４２本、歯磨きなんかしたことないけど、多分まだ４０本はあるんじゃないかな？　

  2009年08月26日

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  17歳シーズー(ワンワン連呼)

  　　　『ワンワン連呼』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と２５日（１９９２．８．１生）　　今朝の最低気温１５度。確かに昨日あたり、抱かれて町内一回りの散歩中、お父さんの半袖の腕を舐めたら、いつもに比べ舌先が少しヒンヤリした。いきなり空も高くなった感じ。今年は例年になく雨が多く、日差しが少ない夏だった。当地の最高気温３０℃超えは、６月に２度、７月なし、この８月も２度だけ。湿度は、最適湿の５０～６０パーセントってあったろうか、って感じ。　さーて、今度の日曜日は衆議院議員選挙の投票日だとかって。耳が遠くなったというのはこういう時、実に重宝だ。 ボクの家は住宅街とは言え、表は分離帯挟んでの上下４車線。行き交う車が多くて、救急車のサイレンもかなり騒るさい。ただ元来ボクは雷・花火・救急車のサイレンとか一向に気にならないタチなんで、いちいちそんなのにブルったり吠えたりはしない。でも問題はこういう選挙とかの街頭演説や、普段でも習慣的にやられる辻立ちだ。うちの真向かいが温泉で、その前でよっくやらかすんだ。ほかのと違ってこのスピーカーからのガナり音、これにはボクも窓に駆け上がって猛然と“ワンワン連呼”で応酬だ。そのボクの脇にお父さんも来るもんだから、目ざとい候補者の取り巻き連中が、“ワンワン連呼”の飼い主に手を振って寄越す。だからってあんたに投票するつもりない。ただボクはそのスピーカーのガナり音が騒るさいんだよ。チャンと新聞は読んでるからさぁ。　とまあ３、４年前まではそんな耳してたんだけど、今はめっきり。靜かでいい。　きれいごとがあふれる社会。一億総我田引水。

  2009年08月25日

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  １７歳シーズー(恐怖のポーズ？)

  　　　『恐怖のポーズ？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と２４日（１９９２．８．１生）　　　これでもう少し腰をおろすと、アッ！と悲鳴が上がる、世界共通の恐怖のポーズ？　近頃のボクの体形。車で例えれば、少し車高が下がったかなって感じ。体重は５．７キロを堅持。体調はすこぶる良好、御飯も美味しい。咳はちょっと出るけど心臓の薬二種類呑んでるから大丈夫。ただ生活上の難を言えば、というより白状すれば、前にも度々書いたけど、トイレの場所が全く分からなくなってしまったということ。オシッコをもよおしても、トイレが要らなくなってしまったのさ。ボクの１日のトイレの平均回数は７回。ボクがうろつきだすと、両親に緊張が走り警戒態勢となる。せっかく敷いてくれた足元のこのタイル・カーペット。２０センチ四方で、そこだけペリッと剥がしてすぐ洗えるという重宝なものだけど、それがしょっちゅうじゃあ、いくら優しいお母さんとは言え、眉間にシワが寄り、こめかみに筋が浮くんじゃないかと思う。こうやって立ち止まったりすると、「すわオシッコ！」とばかり後ろからスクッと抱えられ、ダイニングまで宇宙遊泳。ボクのトイレに軟着陸。かと言って必ずオシッコでもないわけで、「早く出しなさい」、「出ないよー」の押し問答。トイレを出てからシャーなんてことも。もっともダイニングの床はオシッコ浸み込まない。それでもボクのとっさに備えて、あと始末用の吹き布・テッシュ・ビニール袋・消臭除菌オシッコ専用ジョイペットなど万端だ。　夜中？　もちろんボクの起き出す気配で、必ず誰かが起きてくる。そして宇宙遊泳。オシッコ出たくって起きるんだから問答なし。済むと今度はベッドへ宇宙遊泳。オムツ？　　まだ大丈夫。おつむ？　　まだまだ大丈夫！

  2009年08月24日

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  17歳シーズー(残暑見舞い)

  　『残暑お見舞い申し上げます』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と２１日（１９９２．８．１生） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔２００９．１．２８　撮影〕　当地方、ねぶた祭りもおわり、お盆過ぎると　もう雪がこんなです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　な～んて　ウソ！　今年一月（１６歳５ヶ月と２８日）、冬 滅多にない好天時、山岳救助犬セントバーナードを気取って撮ったやつ。　（以前掲載済み）　この雪を一つかみ、いきなり襟首に突っ込まれて、「比叡ー！」って首をすくめてる自分の様子。目ぇつぶって想像してください。　一つかみに　いちごシロップでも　かけてみますか？　　　　　　　　　　残暑　お見舞い申し上げます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　〔２００９．１．２８　撮影〕

  2009年08月21日

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• 17歳シーズー(目の見えない犬)

  　『目の見えない犬』　　　ボク 今日で１７歳と２０日　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　ボクは今、目の見えない犬を実演中だ。先日、お父さんが“目が見えない”というタイトルに引かれて、『目の見えない犬ダン』という子供向けノンフィクションを手にしたんだって。こういう類の本が苦手なお父さんにしては珍しい。　拾った目の見えない子犬を二人の女の子が、「盲導犬は人を助けるのに、目の見えない子犬はどうして捨てられるんですか」と、団地で飼えない規則に抗して権利を得、自治会長をメインに育て、全国からの支援につながって行く話だ。子犬は下におろすと、その場をクルクルまわるだけ。それが、児童らの手作りの小屋と金網を回したスペースを得て、自治会長さんの手厚い保護の元に育っていく。クルクル回る行動は、やはり不安からくるもので、元気な犬が寄って来ると回り出す。ただその引き手が、ダンがおびえないようにゆっくり歩み寄ると、不思議なことに連れの犬は頭を垂れて静かに近づき、ダンを恐がらせないようにするという。そしてそばまで来ると、背中を向けて尻尾を振りながら知らん顔をするのだと。それはビーグルやシェパードなど、犬の大小にかかわらず、ダンの前では必ず背中を向けて座るのだという。　犬を愛する人の心を、犬は先刻読み取っているのだろうと、“目が見えない”というタイトルに惹かれて立ち読みした本の感想をお父さんは言ってた。「盲導犬は人を助けているのに、目の見えない子犬はどうして捨てられるんですか」子どもたちの、目に涙しての主張には誰しもタジタジ。なまじっかな年を経た大人たちより、生まれてまだ何年、この先長い子どもたちの方が、“いのち”に対してとても素直で敏感だと思える。お父さんはもちろん“なまじっか”組だけど、目の見えないボクという“いのち”を粗末にはしてないようだ。ただ世の中、この期に及んで放棄される仲間もいるらしい・・・。

  2009年08月20日

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• １７歳シーズー(フィラリア)

  　　『フィラリア』　　　　ボク 今日で１７歳と１９日　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　　ところで、お父さんがお盆に伺う親戚に、趣味で５０年余シェパードを育て、チャンピオン犬を出した経験を持つ人がいる。話も当然犬のことになって、ボクの１７歳には感心してたって。ただそこから、犬の老いに話しが及ぶと、表情を少し曇らせ、「手を尽くして長生きさせている人には残酷に聞こえるかもしれないが、歳がいくとあえてフィラリアの薬を止めるんだよ。それは自然に、苦しまないで死なせてやれるからだ」と。　シェパードという大型使役犬と、主人と同じ生活空間に起居する小型コンパニオン犬。言ってみれば、ボクみたいのを一匹チヤホヤ育てるのと、５０年余に亘って何代も育てるのと、そこには自ずと違いがあるだろうってお父さんは言う。そして、凛々しく堂々としたシェパードの写真沢山見せて頂いたって。　５０代で逝ってしまった裕次郎がいいか、７５歳でいる裕次郎がいいか…。

  2009年08月19日

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  １７歳シーズー(法界折詰)

  　　　『わが家の法界折詰のこと』　　　　　ボク 今日で１７歳と１８日（１９９２．８．１生）　　　「この中でボク今　食べれんのは　フードと、カボチャとトマト少々。あとは口汚し程度」　ペン太お兄ちゃんのお墓へは、いつもこんな感じかな。「（ペン太の）生前の好物？」という、問いコメントあったけど、たった６ヶ月で逝ってしまってるので、残念ながらほとんど味は知らないと思います。という訳で折詰の中身は、何を隠そう、実は日頃ボクが口にしてたもので～す。お母さんが、「もん太が食べてるのに、お前は機会がなかったね」と悔やみを込めてのものなんです。ところで「口にしてたもの」と過去形で書いたけど、お母さんがボク１１歳の時に「お兄ちゃんの分まで長生きを」の思いを再燃させ、先生から「減量を！」のアドバイスを頂いて、食事の見直しによる体調・健康管理の徹底となったんだ。目の前から折詰が消えた。結果、７．２キロの体重は理想（生後１年）の５．８キロへシフトし、ペン太兄がお母さんの願いを聞き届けてくれた。果たしてボクは齢（よわい）十七となった。　折詰の中身、今食べれんのはフード他、カボチャとトマト少々、あとは口汚し程度。チーズ・菓子類？　味忘れちゃったなぁ。ペン太お兄ちゃんはもう平気だね。折詰のお変わりして上げようかぁ。

  2009年08月18日

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  17歳シーズー(１７回目のお盆)

  　『１７回目のお盆』　　　　　 ボク 今日で１７歳と１７日　　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　今年はペン太お兄ちゃんの１７回目のお盆だ。折角だけど、車が全く苦手になってしまったボクは、去年同様お母さんと留守番。（車に乗ると興奮状態になり、度を失う）お父さんがお墓参り。お墓は相変わらず大盛況（？）。お花や供物、ローソク、線香の煙が絶えない。　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　愛犬の墓　（三内丸山遺跡隣接の三内霊園内）　特設台に所狭しと置かれるお供物。環境衛生への配慮から、日に２～３度　片付けられる。　　見てのとおり、犬の雑食性がつくずく分かる、というもの。体に良い悪いは別として、ボク、生き仏としてヨダレだ～らだら。ちなみに真ん中のラップかぶったのが、お母さん作ったやつ。「どら焼き・ロールケーキ・赤飯・ドライフード・カボチャ・枝豆・ミニトマト・チーズ」ほか牛乳。でも、死んでから上げてもらっても、絶対つまんない～っ！！

  2009年08月17日

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  １７歳シーズー(ヒゲ)

  　　　　『 ひ　げ 』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と１２日（１９９２．８．１生）　  　　　　　　　　「冷蔵庫の角」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「コンセントプラグ」　いきなりだけど、ボクらシーズーってヒゲ 有るっけ？ヒゲは触覚だし、ネコ・ネズミはもちろんトラやライオンや、芸してるオットセーにだってピーンとある。絵にだって欠かせない代物だ。　犬にだって有るよねえ。でもそれが、ボク自分の顔をいくら撫でさすっても、それらしきもの感じられないんだ。ネコはヒゲ切られると、動けなくなってしまうって聞くけど、ボクらは「きれいにしましょうねー」なぁんて、トリマーさんのネコ撫で声で、たとえヒゲがあろうがなんのその、口の周りをスッキリと。でも、家に帰るとちゃーんと歩く。　考えてみると、野においては絶対不可欠なヒゲも、元来、愛玩専用室内犬として長～い歴史を誇るシーズーには不要なものとして、退化してしまったのかも。だから、愛玩犬といいながら、ヒゲのまんま今さら取ってつけたように室内入りしてるダックスなんかと訳が違うのさ。（ダックス同居の皆々さま、ゴメンなさい）ネコは出たがり屋で、ネズミを捕まえたい気はそのまんまだろうし。　まぁ、前置きが長くなりましたが、実は上の２枚の画像のことです。　そんなヒゲの無いボクが、ぶつかっても良いようにって昨日の画像のように、めっちゃプチプチを張り巡らしてた訳だけど、その後お父さんはボクの動きをよーく観察して、今度はぶつからないようにうにする方法はないかって工夫したのがこれ。（ただ、こいつにはぶつかった方が、ショックや刺激があっていいかもしれない）ボール紙を画像のようにすることで、障害物本体にぶつかる前に顔をかわしたり、立ち止まることが出来る、ということなんです。お父さんはこの他、ボクの動きを観て、様々工夫してくれている。それもいずれ。　で、ヒゲ云々の話だったんで～す。　　１３日～１６日（木～日）休みまーす。

  2009年08月12日

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  17歳シーズー（プチプチだらけ）

  　　　『プチプチだらけ』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と１１日（１９９２．８．１生）　　ここはボクの食堂で、トイレ設置場所でもある。ちょっとピンボケだけど、それはそれとしてボクの後ろを見て欲しいんだ。足元？　あ、これは追求しないで下さい。話し戻すけど、見てのとおりボクの目の高さのもの、そのほとんどがプチプチで覆われている。そう、見えてるようでその実見えてないこのボクの目の為に、お父さんが巻いたり張り付けてくれたんだ。ぶつかってもあまり痛い思いしないようにって、ね。　特にダイニングのイステーブルの計１２本の脚。ぶつかって方向を変えると別な脚。反転して今度は別な脚。向き直るとその先の脚に。といった具合に、イステーブルの下で、ボクはスマートボールの玉よろしくはずんでいるのだ。　そんなボクを見て、ぶつかる頻度の多い所、そのあちこちの角や出っ張りや壁面にお父さんはプチプチを張ってくれたという訳。　ただお父さんはボクの動きをよく観察してるようで、ただベタベタ張ればいいってもんじゃない、ってことも分かったようだ。それは明日にしよう。

  2009年08月11日

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  17歳シーズー（レッドカード犬）

  　　　　『レッドカード犬？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と１０日（１９９２．８．１生）　 　「出来るところまでで結構ですので」という条件付きで、床屋へ行って来た。なんつったって、顔をいじられると歯を剥くようになってしまった今のボク。そんなボクは、トリマーさんからは「手を焼かせるヤツ」というフダ付き、折り紙付きのレッドカード犬だ。でも顔以外は全く平気だから、体や手足はご覧のようにスッキリ・サッパリと。ま、顔は「出来るところまで…」としては、こんなもんだと思います。だってトリマーさんにしてみれば、ボクの剥き出す歯を牽制しながら、まして傷つけでもしたら、だもの。お世話になりました。そして、毎度のことだけどお母さんは、仕上がったボクをトリマーさんから抱き取ると、耳元に口を寄せてまた言った。「今度生まれてくるときは、毛の短い犬にしなさいね」って。（例えば、パグ・ブル？）ま、こんな訳で顔の周辺のことは、手ぐすね引いて待ってるパパトーリマのお世話にならざるを得ないでしょう。楽しませてあげよっかぁ。そんな１７歳に成りたての、先週末のトリミングでした。

  2009年08月10日

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  17歳シーズー(春秋に富む)

  　　　『春秋に富む？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と７日（１９９２．８．１生）  　今日は立秋、なんとも早いもん太。期間中（8/2~7）、毎年300万人余の観光客が魅入られ、夏の夜空を焦がす荘厳華麗・豪華絢爛たる“ねぶた祭り”も、今夜花火と競演の海上運航へと舞台を移し、“ねぶた流し”で幕を閉じる。明日からは、そんな祭りの大賑わいがまるで嘘だったかのように立ち消え、森閑として、秋風を感ずる季節へと移る。そして収穫の時期を迎え、終えると間もなく白いものが舞い降りてくる。そんな当地、北国の四季の移ろいは実に明白だ。　ボクにとって何でもなかったそんな四季の移り変わり。でもボクは今、この歳になってひしひしと感じている。ボクは１７歳。同じ１７歳でも、“春秋に富む”っていうのはやはり前途有る、前途洋洋たる人間世界のことなんだよなあ、ってつくずく…。ただ単純だけど、ボクが経験した春秋数は絶対に多かった、とも思う。 ま、ボクの１７歳とはどういうものなのか、さらにこれからどうなっていくのか。まだ見ぬボクだけのそんな未知の世界。　それはさて置いてと。お母さんが「出来るところまでで結構ですので」とトーリマ、じゃなくてトリマーさんに電話してたんで、イヤだけど午後に行ってくる。なんだかんだ言ったけど、これが現実の今のボクの世界さ。

  2009年08月07日

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  17歳シーズー（長生きの秘訣？）

  　　　『ボクの長生きの秘訣？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と６日（１９９２．８．１生）　　お父さん、ボクが眠っちゃうとぉ、これだもんさぁ。くやしいいけど、少しぐらい何かされても気付かないボクなのさ。これは昔っからで、雷？花火？救急車？そんなもんにもいちいち耳なんか貸したことないし、騒ぐほどの事じゃないと思ってる。これって、犬にあるまじき神経だろか？ボクって鈍いんだろか？っていうより、そんなのに使う神経の持ち合わせが無いのかも～。でもよーく考えると、ひょっとして、これがボクの長生きの秘訣？まあいいや、なにはどうあれ、もう１７年も来ちゃったんだから。　１７年の付き合いで、こんなふうなボクを知ってるから、「せっかく眠ってるんだから、よしなさい！」って言うお母さんの叱責を尻目に、お父さんはこんなことして、パシャッ、と。今回は、『パパトーリマの凶器と　その被害者！』　だと。（ボク、ホントにこの親によく遊ばれている）前にも言ったけど、こういったことへの反応の有無が、老化の進むボクの脳への刺激であり、その活性・リハビリにつながるんだ、とお父さんは言い訳的に力説する。鈍いボクだけど、いくらなんでも「ナニしてんのぉ？」って目が覚める。この目が覚める、これが大事なんだって。　何が　どうなんだかぁ？                             

  2009年08月06日

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  17歳シーズー（犬にも何か憑く？）

  　　　『犬にも何か憑く？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と５日（１９９２．８．１生） 　同じく誕生日当日、今度はお父さんに抱かれて。　ま、それはそれとして。ボクの体重、近頃５．７キロ。１００グラム落とした。たかが１００グラム？とお思いでしょうが、ボクにとってはされど１００グラムなのさ。５月に左の前足首を痛めて以後、時々足を引きずっていたんだもの。対処療法？答えは簡単、何のことはない、足へ負担軽減のため体重減量だと！こうなると、うちの両親ってすごいよう！「犬から食いもん取り上げて何とするっ！！」て、そんな非難轟々ものかわ、さっそく食事管理だものさぁ。今回はそれプラスお父さんの、どこまでホントか分からんツボ指圧。ところがどっこい、それがなんと、かなり歩き回っても足を引きずることが無くなったのだから不思議。　さてさて、その歩き回りだけど、ボクの歳から追って、見方によっては“徘徊”かも知れない。（俳諧じゃないんだよな…）同じところをグルグル回るからのさ。目が見えないんだから、動かずに黙って入歯よさそうなもんだけど、その逆で、自分がどこにいるのか？という不安が先立って、じっとしていれないのさ。それが何故円運動なんだろうね。ぶつかったら円形を狭めれば良いという合理的方法なんだろか。そんなボクの動きをお父さんは、精神的に何かに引き込まれるんじゃないかって、叩（はた）いたり、ヒョイと抱き上げたりする。画像は丁度そんな場面。こうされるとフッと我に返った気がするんだ。ボク、狐とか狸に憑かれてたんだろか？犬にも何か憑くかね？

  2009年08月05日

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  １７歳シーズー（誕生日お母さんと）

  　　　『誕生日 お母さんと』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳と４日（１９９２．８．１生） 　　ボク１７歳、遼クンもおなじ１７才。“セブンティーン”、若さはじける青春。字もやっぱ“１７歳”じゃなくて“１７才”だろうね。ま、それはそれとして、実んところボク８４歳。ボクにだって謳歌した青春はちゃんとあったさ。 でも今度もし、“はじける”つったら、さしづめ心臓か脳血管かな？ま、せっかく抱かれてんだから、気分損なっちゃ申し訳ないんであとやめときます。ただお母さんも、来年もこうやって抱けるかしら、って気持ちは当然あるようだ。ま、生きるものすべて寿命があるわけだけど、ボクはもう少しは踏みとどまれるんじゃないかなあ、と思っている。なんたって、ボクのことをいつも注視している家族がいるからだ。安泰でいられる生活環境にあるってことさ。端（はな）っから「体の弱い子」というお墨付き（？）のボクを、上にも置かず下にも置かずの、このお母さんがいるってこと。ただそれが高じて分離不安。一人置かれようものなら、そのあと、ストレス性なんとかで医者三昧しきりになっちゃったけど。そんなボクだから今こんな年齢になっても、形はどうあれ家族とのコミュニケーションは絶対と言える。　今までも度々言ってきたけど、年寄りだからそのままソッと寝せておくというのはもっての外で、それは百害あって一利なし。 年がいけばこそ、活性化のための刺激、リハビリが必要なはず。そのことはこれからも言い続けたい一つだ。

  2009年08月04日

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  1７歳シーズー（17歳よ　こんにちは）

  　　　『１７歳よ　こんにちは！』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１７歳と３日（１９９２．８．１生）　これー　ボク　お疲れポーズなんで、絶対掲載イヤだったんだけど、「今日外したらもう載せるタイミングないでしょっ！」て、お母さん最もお気に入りの当日アングル。（そう、ボク今から一番大きなのを吹き消すとこ）　って、ボクの１７歳が始まって、今日は３日。まぁ、この先どんなふうになってくんか分かんないけど、一日一日　ゆっくり　ゆっくり　やってきま～す。　あの、ケーキですか？　はい　大概はお母さんのお腹の中デ～ス。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<`～´>;

  2009年08月03日

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  16歳シーズー（さよなら16歳！）

  　　　　『１６歳よ さようなら！』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と３１日（１９９２．８．１生）　 　１６歳は今日で卒業 ～！ま、ボクは小型だから長持ちしてるんだと思うけど。それにしても、年 とったもんだわぁ。　ところで、『犬の１０戒』の一項に「私が年をとっても、仲良くしてください」って、平均１０歳くらいという大型犬の哀訴がある。ボク今この歳になるまで、そんなこと一度もお願いしたことはない。わざわざそんなこと言わずともここまで来れたのは、もちろんボクの両親と、まわり人たちのの理解あってのことだと思ってます。　だからボクに 『犬の１０戒』なるものは不要無縁なもの。とは言え実際には、その一項目を掲げなければならない仲間がたくさん世の中にいるということだ。残念に思うけど、あらためて、ボクはそれだけ恵まれているということだ。だからボクは今、皆に、みなさんに感謝しなければいけない！１６年間ありがとうございましたぁ！！　<m(__)m>　そして　さよなら１６歳 ！！

  2009年07月31日

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  16歳シーズー（犬と洗濯物）

  　　　　『犬と洗濯物』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と３０日（１９９２．８．１生） 　昔から犬のいたずらの象徴的シーンの一つに、洗濯ものを引きづって庭を走りまわる、っていうのがある。その洗濯物はえてして、地面すれすれまで垂れている真っ白くって大きなシーツだ。　下着？ んなの目じゃない。黙って下がってれば何の興味も湧かないのに、それが時々風にあおられて、おいでおいでとヒラヒラするからいけない。そのせっかくの誘いを断るわけにはいかないじゃないですか。それをさぁ、汚しちゃいけないとかって迂回して通るようじゃあ、そいつはもう犬じゃない。犬（猪）突猛進、まっしぐら。手を掛け、足に掛け、噛みつき、引きづり下ろす。小さく唸り声をあげながら首を振りまわして組んず解れず、興奮の極みだ。　そう、若くて元気な犬には、全てが冒険と遊びの対象だ。でも、後始末のことを思うとそれはあくどい“悪戯”。ニコニコ眺めてるお母さんなんて世の中に誰一人　居やしない。　そんな犬のイタズラ。なんでそんな話持ち出したかって云うと、今ボクは、洗濯ものを避けて通るようになったからなんだ。何故ってそれは、歳で目が見えなくなり、あの洗剤のかぐわしい匂いも感じなくなったからなのさ。室内に干された洗濯物。ボクも何度その下をくぐったことか。お母さんに「目クチョこするんじゃないよ。鼻水ぬぐうんじゃないよ。イタズラはダメよ！」ってよっく叫ばれた。　ところが今は、そんな柔かいものが顔に触れただけで、行く手を遮る障害物と捉えてしまうんだ。何であるか判断できないから。ボクは顔を引き、足を止め、あとずさったり、方向転換をする。おかげで目クチョも鼻水もつける心配はない。お母さんは、「もん はお利口になったんだね」って言ってくれるけど、その声はとても寂しそう。そうこれも歳からくる現実の一つなのさ。

  2009年07月30日

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  16歳シーズー（動く盆栽？）

  　　　『ボク 動く盆栽？』　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２９日（１９９２．８．１生） 　というわけで、とりあえず遠目にはこんなあんばいで～す。あまり近くで見られるとさ～…。当分は“アンバランスのバランス”とかって、このままだってさ。「けっこう洒落たセンスもってるじゃないですかぁ」って、隣の花屋のご主人。視線はお父さんの手元の扇子だったりして。ま、いいや、なに言ったって隣のリッキー（チワワ♂）にゃ真似できっこないんだから。ボクラなんか毛が長い分、リッキーとこの花屋のアレンジじゃないけど、カットの仕方でさまざま遊べるもんね。それに比べりゃ、毛の短いのは年がら年中おんなじツラで変化なし。面白味ないね。（別に何の恨みもありませんが）思い切って“剃り”でも入れてみる？　そんな訳で、犬種によって散歩同伴のほか、そんな手作り（？）の楽しみっていうのがある。だからお父さんはボクを称して、「動く盆栽」と。　お父さんは「動く凡才」。　

  2009年07月29日

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  16歳シーズー（これもスキンシップ）

  　　『これもスキンシップ？』　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２８日（１９９２．８．１生） 　昨日は真上からだったけど、今日のは正面から。こういう姿勢が、パパトーリマに一番狙われやすい。枕とかタオル丸太を当てられるのは、寝る際いつものことだから、それで目を覚ますってことはない。このまま抱き上げられても平気だ。お父さんを信頼してるから。今回も枕とか両側からソロリと当てられて、紙を敷きこまれて、耳の毛をゆっくりクシで梳かれてぇ、チョッキン！毎日クシが入るから引っかかる毛玉も無いし、ボクは夢うつつでほとんど動かない。ま、なんかやられて、ちょっと、ウルサイな～って思うくらい。　今のボクを知らない方にしてみれば、なにもわざわざ寝てる時にしなくても、とおっしゃるかもしれない。けど普段、顔をいじられるのが絶対イヤになってしまった近頃のボクだから、こういう時しかないということなんだ。プロのトリマーからも見放されてる身ですからねぇ～。ま、災い転じてって言おうか、こんなこともあって、両親とはますますスキンシップがはかられてる、っていうことなのさぁ……。ホント、いろいろ有るよねぇ。　

  2009年07月28日

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  16歳シーズー（チョッキン！）

  　　　『飛べそうな感じ！』　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２７日（１９９２．８．１生）  　別に説明はいらないかな、と思ったけど……。左耳と、手付かずの右耳。差異は歴然！そんなもんだから、「次はどうすんの？」、と問い合わせが……。「アンバランスのバランスてぇのは？」ってパパトーリマ。ボクとしては「お好きにしてください！」　とだけ。　結局は、昨日昼寝の最中、およそ２センチほどチョッキン！！それでも少し長めなのは、「そのうち伸びた時点で、あらためて両方切り揃えましょう」と、やさしいお母さんの案。歳がいくと毛が伸びにくくなるとか言うらしいけど、ボクは甲状腺ホルモン剤服用のせいか、今でも一月に１センチは伸びる。毛づやもこんなあんばいだし。　ボク１１歳のころ、甲状腺機能低下症とやらでシッポの毛が抜け、ネズミの尻尾状態（ネズミの尻尾は毛が無い）になり、以降一日１錠、甲状腺ホルモン剤をのんでいる。もちろんシッポの毛は数ヶ月で復した。　お母さんは、「今度生まれてくるときは、毛を切らなくてもいい犬に生まれてくるんだよ」って、パパトーリマを横目で見ながら言った。でもボクやっぱ、次もシーズーで生まれたい！

  2009年07月27日

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• 16歳シーズー（耳なし芳一？）

  　　　『耳なし芳一？』　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２４日　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　夏だから怪談話、ってわけじゃない。まして、今朝の新聞「北日本冷夏の恐れ」とかって。でもこの冷夏は、暑さ苦手なボクを『天は見放さない証拠』映画・八甲田山じゃ、『天は我を見放したっ！』て北大路欣也達１９９人死んじゃったけど。だから、天はボクに味方して、「しのぎいい夏にしてあげるから、長生きしなさい！」て言ってんのかな、って。（エアコン不要のエコ生活。天はボクにだけエコ贔屓してんのかなぁ？）図に乗って「それじゃぁ来年も再来年もお願いしまーす」つったら、農家の方々に石 ぶっつけられるね。冷夏の今朝、またこうやって部屋着なんぞ着込んでるボクです。　　さ～て、冒頭のタイトル『耳なし芳一』。　それ、な～に？ って？よーく画像　見てぇ。両耳の毛の長さ、見比べて下さいよ～！特に左耳を…。お父さん、パパトーリマから髪切りマに変身してたんです。けど残念なことに、お母さん住職はボクの左耳に、お経を書き忘れてたんです！ボク 知らなかった。チョキッチョキッは夢うつつで聞いてたけど。とき、すでに、お・そ・し。　「なによー？ それー！」ってお母さんの声で初めて分かった。　お父さん、　ですか？「アハハー　またすぐ　伸びるさ」って…。　ボク今、長生きしようかどうか　少し迷ってる…。

  2009年07月24日

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  16歳シーズー（おあつらえの夏）

  　　　　『ボクおあつらえの夏』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２３日（１９９２．８．１生）　　おはよう　たって　まだポヤ～ン。七月も下旬てぇのに昨日の当地、最高２０．５度。ご覧のとおり、部屋着の着用だ！ま、農家の方々には申し訳ないけど、この身にはとても過ごしいい夏。今んとこ、ボクには おあつらえサマーだ。お蔭サマーで“寿命”確実に延びるね！こうやってみると、毎年の季節を、ごくごく当たり前に過ごして来たけど、ぼちぼちそうはいかなくなってきたわなぁ、って感じる今日この頃。これからは、日々、月々、四季折々を大事にしていきたいと思う。なーんて殊勝なこと言ってもしょうがないか…。(人間でもあるまいし)　さて、指圧の話だけど、朝起きるとまず必ずしてくれるのが、後足のマッサージ。腰骨から太もも、ひざ、すね、足くび、甲とか、徐々に揉みほぐしてくれる。お父さんが言うには、朝起き立てすぐのボクの太ももは硬いんだって。だから歩き方も少しぎこちなくて、それに後ろ足を後方に伸ばすノビノビ姿勢も、いまいち十分じゃないんだそうだ。それを、「歳だからしょうがないだろう」って放っておけば、当然筋肉の硬直がどんどん進むだろうって。ま、いずれそうなるにしても、それを揉みほぐすほぐさないでは、ボクを見て全然違うんだそうだ。ボクだってまだまだ元気で歩き回りたい。だからお父さんのモミモミに毎朝身を任せてるってわけ。　介護犬は社会の注目だけど、要介護犬じゃねぇ……。

  2009年07月22日

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  16歳シーズー（ツボ）

  　　　『指圧』　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２２日（１９９２．８．１生）　　ボク今、お父さんに指圧してもらった。腰ちょっとダルイかなって感じ。若いころはこんなの くすぐったくてイヤだった。　けど、昨日 言った“老いの坂”。登ってんだか、下ってんだか分かんないけど、歳いってみると、けっこう気持ちいいもんだ。これ始めたのは、お父さんがボクの足腰の弱り具合とかを見て、なんか対処法はないかと、サイトや本を探したんだ。で、見つけたのが『犬のツボ』。そしてやってもらって数か月に。ま、ツボの名称や位置、効能云々は省くとして、とにかくボクの今の状況に合わせて、あっちこっちいじくりまわしている。足腰、心臓疾患、咳のことなどなど。そんな症状に応じたツボとやらを、だ。お父さんは喜々としてやってる。けど、ボクそんなジーッとしてるのヤだし、歯を剥いたり、逃げたりする。それもまたお父さんに言わせれば、「そんな動きも大事、健康の秘訣」だと。　さてそれはそれとしてボク何を言いたいかというと、ボクラの老化による様々な衰えを目の当たりにしながら、ただそれを「歳だから」と傍観してやしないか、ということ。人間だとリハビリだ、脳の活性化だとかってやってるじゃないですかぁ。われわれ犬だっておんなじさ。病院の先生も、「もん太ちゃんに良いと思うことは何でもして上げて下さい」って。この歳だから、聞きようによってちょっと引っかからないでもないけど、そう言ってくれる。　ってなわけで、第四コーナーまわったボクは、これでいくと、ゴールまで今しばらく時間がかかりそうだ。お父さんは言う。「もしお前が平均寿命で逝っちまってたら、こんなふうにお前と楽しめないだろう。色んな発見、創意、工夫ができて面白い」って。ボク、犬だよな～。モルモットじゃないよな～！　　（今日 怪奇日食）

  2009年07月22日

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  16歳シーズー（老いの坂）

  　　　『老いの坂』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２１日（１９９２．８．１生）　　いきなりだけど。“老いの坂”（光秀が本能寺へとおった坂、ではなく）、って云うのあるけど、その坂は登るんだっけ？下るんだっけ？　　おとうさんが、「“老い”というのは、上がってきた山の向こう側へ降りて、新しい世界へ入って行くこと」、っていうのをなんかで目にしたんだって。だから、“老いの坂”とは登るのか、下るのか、って。　今のボクに“老い”を当てはめれば、後期高齢オールドシルバーとても言うんだろか。シニアを通り越して、そんなとこだろう。もっともそんな言葉があればですけどね。無邪気だったパピー時代、元気溌剌のアダルト時代、落ち着きのシニア時代。順調にそんな世代を経てそして第四コーナーを曲がってしばらく経った今、ボクはどの辺のとこ走ってんだろか。「……、新しい世界へ入って行く」っていうのは、そんな第四コーナーからゴールの間を言うんじゃないかなって思うんだ。　ボクラは、人間のおよそ４倍速余。そんな短時間の生涯。ボクの変遷ぶりをお父さんは観てるわけだから、“老いの坂”云々は、今ちょうど目につく言葉なのかもしれない。ま、そんな坂を登るにしろ下るにしろ、今ボクの衰えと付き合っている真っ最中だから。そしてますます「……、新しい世界へ」、と……。

  2009年07月21日

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  16歳シーズー（オットセイ？)

  　　　　『おっと～　オットセイ？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１７日（１９９２．８．１生）　　　　　　「これで　鼻のアタマに　ビニールボールでも　乗っけりゃあ　」 って　画像見てお父さん、「お前、オットセーに似てきたなー」って。でもそんなふうに刈り上げたの、誰なんだよ～！次はどうなるんだろ～？ボクにはもう指名できるトリマーもいないし、ボクんとこのパパトーリマだって、ご指名頂ける客人なんかありゃしない。しかたない、こうなればお互い様ってとこで我慢我慢か～。　ま、それはそれとして、５月半ばボクが左前脚を引きづったのを機に、それまでのソファの上のボクのベッドはソファ手前、つまりフロアーに下ろされた。１日１０度前後のソファへの昇り降り。そのことを、老いたりと言えども元気な証、なぁんて気取ってたんだけど、良かれとした永年のその繰り返しが今、手足首、肘、膝、肩の関節にダメージとして現れたらしい。Ｘ線写真を見て、先生に「もう絶対しないように！」と言われた。で、その晩からボクのベッドだったソファはいきなり後ろ向き、となった次第。　以来２ヶ月、今さっきそれが正面を向いた。後向きにされた当初は、永年の習慣と視力の衰えも手伝って、何度か飛び上がろうとして失敗。けど、今さらそれが正面を向いたからって、もう飛び昇る気なんてさらさら無いし、もう足腰自体無理だ。ましてそこをベッドにしてた、って記憶さえ？だ。ただそのことを、口惜しいとか、悲しいとかって思わないとこがボクの良いとこ。どんなハンディを背負ってもボクは人間と違って悲観や落胆を知らないもの。だからいいのさこれで！　　お父さんお母さん　ヨロシクッ！

  2009年07月17日

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• 16歳シーズー（五感）

  　　　『五感』　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１６日　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　今さらだけど、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった外界を感知するための感覚機能、と云うことだけど、今実際こうやって老化が進んでみると、一番大事なのは視覚かなって思う。だって見えさえすれば判断できるもの。ボクは時々歩き過ぎで、足を引きづることもあるぐらいに、動き回れるんだもの。えっ？ 見えないのにどうしてそんなに？　勝手知ったる我が家だもの、何の支障もないし、まして前にも度々紹介したけど、ぶつかっても痛くないようにって、家中プチプチだらけだものさぁ。でもこんな歩き方は、見方によって“徘徊”って言うのかもしれない。両親は、それも老化の一つだろうけど四六時中じゃない、とかって寛大に受け留めてるようだ。ま、それはそれとして、見えさえすればそこまで行ける訳で、トイレに抱きかかえられたり、お茶碗の場所にエスコートされずに済むんだよね。夜中のトイレだって一人で起きれてる。敷いてもらって間もないマットじゃ、とトイレのあるダイニングはクッションフロアーだから、まずそこまでは我慢しようと。だけどそのうち、ヒョイと抱きかかえられてトイレに着地、となる。そういうのが自分でもじれったいのさ。でもこうやって、見えずとも、聞こえずとも、匂わずとも歩き動き回れるということは、五感以外の感性感覚が総動員されているはず。生きているのか、生かされているのか、この体この命、不思議だ。

  2009年07月16日

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  16歳シーズー（食餌増やす）

  　　　『食餌増やすんだって』　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１５日（１９９２．８．１生）　　　　　「こういう時　パパ トーリマに　ボク　チョキチョキされてる」　金曜日で薬が無くなるので、お父さん昨日病院に行って来た。ボクは胃酸過多で、月平均７～８回、オウェ～ってやっている。それでも無事ここまで元気で来てるから、そんな気にしてないんだけど、体力的に辛いだろうということで、ガスポートという抑制剤半錠をこの一ヶ月服用し続けた。以来効果てきめんで、一度も吐いていない。ただ困ったことは、胃の調子が良くなりすぎてか、夕方４時半と６時半の食事（ボク１日４回、量はそれぞれ違う）が待てなくなった。だから「腹減ったぁ」って、かなり時間前にテーブル周りをぐるぐるデモる。するとそのぐるぐる歩きが足にきて、また右前足を引きづることになる。かといってボクの欲求に合わせて食事を与えていいかどうか、そこもまた問題なのだ。で、先生に服用に関して相談したらしい。曰くは、服用は止めないで、１日おきとかにして様子見てもいいでしょうと。それと食事量を増やしてみることにもなった。体重増えたら減らすということで。　あちら立てればこちらが…、って感じの近頃のボクだ。

  2009年07月15日

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  16歳シーズー（快適な老後を）

  　『快適な老後を』　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１４日（１９９２．８．１生）　　むかしボク、お父さんの車に乗っけてもらうと、必ずドアから身をのり出して乗る、いわゆる箱乗りをやってた。お母さんはハラハラだったけど、ボク大好きだった。そんなときに当たる風に比べるとこの扇風機の風は屁みたいなもんだけど、でも心地いい。夏、ボクが快適にすごせるように、ってあらためて備えててくれた。実は今在るエアコンもそうなんだ。当地はエアコンを必要とするような暑さって、ひと夏に何度あるだろうか。それがボクが三歳のときの猛暑。両親は我慢できるらしいんだけど、ボクのへばり具合を見かねて、我が家でも初めてそれを取り付けることになったと云う訳。そうやってこの歳まで無事暑さをやり過ごして来た。そしてさらに今、快適な老後を、と云うことで扇風機導入となった。

  2009年07月13日

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  16歳シーズー（扇風機)

  　　『扇風機で快適に』　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１３日（１９９２．８．１生）　　扇風機嫌いのお母さんが、ボクのためと省エネ、と云うことであえて買った。お母さんの扇風機嫌いは、小さい頃に父親といった蕎麦屋さんに原因があるんだって。それはとても暑い夏の日で、お昼と云うこともあってお店の中はお客さんでいっぱい。そのうち席が空いて座ると、後ろ上からゆっくりと外の暑さそのまんまみたいな風を扇風機が送ってきたんだって。そんな気持ち悪い風と、吹き乱されるの髪が気になって、お父さんに言ったら、食べたらすぐに出るから、って。そして運ばれてきたざるそば。それが、割り箸を持ったときに、後ろ上からまたそのいやな風がやってきて、今度はおそばの上の もみ海苔を飛ばしちゃったんだって。お父さんが店員さんを呼ぶと、するとニコニコしながらやってきて、「この席 そうなんですよう」と手にした小さな容器を「どうぞ」って置いてったんだって。それは良かったけどぉ…。そんなハプニング以来、お母さんは扇風機の風を大っ嫌いに。　ま それはそれとして、この春、ボクの足に負担掛からないようにってせっかく敷いてくれたタイルカーペットだけど、この時期はエアコンが効いてても暑っくるしい。そこでよく言われるのがエアコンと扇風機の併用による省エネと効果。実際試すと、カーペット表面の温度が風に飛ばされて下がったような気がして気持ち好い。 乾いた感じもするし。 今時の扇風機って、送風にいろいろ工夫があって、しのぎいいんだね。お母さんもこの風には納得したようだ。お蔭さまで１７歳のこの夏を、ボク気持ち良くクリヤーできそうです。

  2009年07月13日

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  16歳シーズー（トッピング）

  　『欠かせないトッピング』　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１０日（１９９２．８．１生）  　トッピング？何のことはない、ボクの場合は薬のことさ。歳がいくと、もうこのトッピングは欠かせなくって。　　画像はボクの昼食だ。ロイヤルカナンの療法食ｐＨコントロール２０ｇを、ふやかしてつぶしたものに、スぺシフィックの腎臓用ウエットを適量乗っけたもの。 トッピングは　エースワーカー：僧帽弁閉鎖不全による慢性心不全の症状　　　　　　　　　　　 改善。（１錠/日）　ニトロール：心臓の冠状動脈を拡張して、血流量を増やし、心筋へ　　　　　　　　 の血液の供給量を増やし、末梢の血管を拡張させて血　　　　　　　　 圧を下げることにより、心臓の負担を軽くする。　　　　　　　　 （半錠を２回/日）  サイロなんとか（いい加減）：甲状腺ホルモンの薬。（１錠/日）　ガスポート：胃酸分泌抑制剤。（半錠/日、夕食時）　　　　　　　　　　上記のトッピングは、それぞれ症状あってのことなので、ボクに欠かせないもの。口から出したり、除いたりすることなく、そのまんま頂いている。これ以外に総菜とかって副食物がのるってことはまずない。長生きするって、こういうことでもあるのだ。

  2009年07月10日

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  16歳シーズー（バターン　Ｑ～）

  　　　『実は当日帰宅直後・・・』　　　　　　　　　　　　↓　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と９日（１９９２．８．１生）　　何を隠そう、これ検査日 帰宅直後、バターンＱのボクで～す。　早くうちへ帰りたくて帰りたくて、車の中でも興奮冷めやらずでまったく落ち着きませんでした。 お母さんは「もうすぐだからね、もうすぐだからねっ」て言ってくれるけど、こういう時の信号って赤が多くて、またどうしてこう長いんだろうか…。お父さんはいつもどおりの運転だけど、お母さんはイライラのしどうし。ボクとドッコイだ。家までたかが１０分だけど、されど１０分だ。こういう時って恐ろしく時間って長いよね～。　うちに着くやいなや、お父さん車庫入れの間、お母さんは「ミズ！オシッコ！・・・！」とバタバタ。車の中では、お母さんの膝の上で足踏ん張って、あんだけ立ちどおしだったけど、トイレの前に下ろされると、そのままへたり込んじゃった。お父さん来て、久しぶりに目にするボクの大胆な大の字に「そのまま寝てなさい」と枕を当ててくれて、濡れタオルをかぶしてクールダウン。アゴ下にヨダレ止めテッシュ。しばらくして立ち上がって歩いてみたけど、検査時の後遺症なんだろか股関節が弛んだように、うしろ足が開脚気味になって腰が落ちそうになる。そんな様子に、「無理すんな」と今度はボクの寝床に移されて、あとは夕方まで熟睡。朝・昼食べてなかったので、夕方の食事は美味しかった。元気復活、足腰ＯＫ。でもホント、体（耐）力落ちたねぇ。まぁ無理せずに、ってとこかな。

  2009年07月09日

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• 16歳シーズー（カウントダウン）

  　 『カウントダウン』　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と８日　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　結果の良し悪しは別として、検査を終えてとにかくホッとした。血液の逆流量はそれほど増えてなく、心房の拡張も、心室の筋肉硬化も歳相応で、数値的にまずは許容範囲内。咳もそんなに出てないし、不整脈もなしというところ。これから数値上がっても、この上の薬もありますよ、って。　で、先生「来年また検査しましょう」って！おいおい、先生ぇ、ボクの歳知ってて言ってんのか～？ ちょっと、冗談きつくないかい？　まあ　いいけどさぁ～。ただ先生は、ボクみたいにこんだけ手こずらせる患者はもう願い下げで、お世辞に「また来年」と言ったところでもう来れないだろう、って。　ま　いいけどさぁ～。こっちの方こそ、もう２度とヤだね。検査なんか来てやるもんか！お父さん絶対連れて かないでよー！　でも今回つくずく思った。長生きするって厳しいことだよなって。ましてボク、実際あちこち支障が出てきてるしさ～。トイレの方向が分からなくて、途中で…ということも増えて来た。日常なにかにと、そういうことが多くなりつつある。人間様の場合に比べて４倍速で進んでいく。まずは１７歳までのカウントダウンだ。今日入れて２５日。

  2009年07月08日

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  16歳シーズー（薬の追加無し)

  　　　　『心臓の薬 追加無し』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と７日（１９９２．８．１生）　　きのう病院へ行ってきた。Ｘ線、心電図、超音波心ドップラー。　去年はそのほかに血液検査、尿検査など小半日もかかった。 今回はそれらなしなのに、それ以上疲れた。今さらだけどホント、歳を自覚しました。気力体力無くなってしまった。１１時４０分に出かけて、戻って来たのが１４時１０分ころ。うちに入って、お母さんはボクをトイレ前に抱き下ろしてくれたけど、その場にへたり込んでバタンＱ～。ゴハンも、水も、オシッコもなにもいらない。まだおさまらない体の興奮状態に、お父さんは濡れタオルを掛けてくれたので間もなく落ち着き、そこからボクの布団に運ばれて、１７時半までぐっすり。それから起きて水飲んで、今日初めてのごはんを少なめに頂いて、それからその辺にオシッコしちゃって、そしてどうやら正気に戻ったかなって感じ。その後、小分けに二度ご飯頂いて、夜中も寝たり起きたり。最終的に０時半位には寝たけれど。　さて検査結果　　総合的な状況、部分的レベルなど病状的にはランクはあるけれど、細かなことは省くとして、それぞれに高い数値ではあるけれど、まずは許容範囲内におさまっていることらしく、安心しました。おかげさまで、今の２種類の薬に、更に追加されることもなく、状況を見ながら今のままで行きましょうとなった。まだまだその上の薬もあるそうだから。それはそれとして、病院はもう絶対にイヤだ！もう連れて行かないで！

  2009年07月07日

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  16歳シーズー（明日だったけど）

  　　『ホントは明日だったけど』　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と６日（１９９２．８．１生）　　　　　　　　「イヤだけど　ボクこれから　病院へ行ってくるからね！」　心臓の検査、予定は明日１２時からだったんだけど、飼い主さんの都合かなんかで日程のとれない急ぎの子でもいたんだろうか、病院から、検査日の変更をお願いする電話があったんだって。　　それじゃ～、と云うわけでお母さんは今日を指定したらしい。 さて、病院から「当日はご飯食べずに来て下さいね」と言われてたので、お腹すくけど我慢して今朝の食事は抜きです。うちの両親もボクの検査の日は、ボクのそんな気持を思いやって朝食を摂りません。一緒に我慢してくれてるんだと思いました。そう思いました。そう思って、ました。が、そのうち、お父さんとお母さんは、換わりがわり二階に消えるんです。そしてしばらくすると、何食わぬ顔で降りて、来るんです。何食わぬ顔。　そう　何食わぬ顔　で……。　　ま いいやっ！　　お母さんは、「明日の朝は台所を匂わせる訳にはいかない」とかって、ボク検査の前の晩、台所で何かやってたふうなんだ。だからか今朝は、トーストやフライパンの匂いや、野菜を切る音、冷蔵庫のドアの音なんか、台所から全然してこなかった。そんな訳で今朝はいつもと違って、妙にわが家は間の抜けた感じ。　もうちょっとしたら　病院へ行くけど早く帰って来たいっ！ハラ へったぁ～！！

  2009年07月06日

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  16歳シーズー（めぐすり)

  　　　『目ぐすり』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と３日（１９９２．８．１生）　　こういう姿勢でいるとお父さんは、顔にハサミの入れようがないようで、そのうちボクのそばからいなくなる。　ところで近頃、切られた毛が目に入ったりするせいなのか、白目が赤く炎症して濃い眼ヤニが出たりしてるんだ。周りも少しガバガバ。 それ見て、お父さん すぐ炎症止めの目薬を病院に注文した。その際のｔｅｌ問診で、「濃い眼ヤニは細菌感染の疑いあり」との先生の指摘で、抗生物質点眼薬も追加となった。（両方とも使用経験済み）これで目薬３種類。もっとも白内障のは、年齢的にここまで来てしまってるので、今は全くの気休め。　ところで目薬を点すタイミング。キライな子いっぱいいるようだけど今のボクは水を飲み終った時だ。それは、濡れたアゴの毛をその都度必ず拭くという日常の習慣からなんだ。最近、フードをふやかす分水を飲む回数が減って１日平均５～７回。その時に、アゴの毛を掴まえられて点眼される、というわけさ。今回の炎症、おかげさまで目薬効いて、お父さんにしてみればこれで今後のチョキチョキ後遺症（？）対策万全、ということらしい。そのアゴの毛を掴まえられて、という行為だけど、前は顔に櫛を入れたりと、水を飲む時以外でも掴まえられると大人しくしてたボクだったけど、今は絶対イヤ。そう、老化とともに色々変わっていくのさ。人間だって歳がいくとガンコになるって言うじゃん。　ま、それはそれとしてお父さんが目薬を受取に行った際、先回先生と約束していたボクの心臓検査の予約を来週７日（火曜日）として来たようだ。　この歳でまたかよぉ、ヤだな～ …！

  2009年07月03日

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• 16歳シーズー（トイレ深夜便？)

   　　『トイレ深夜便？』　　　　ボク 今日で１６歳１１ヶ月と２日　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　ＮＨＫの、“ラジオ深夜便”ってのは耳にしたことあるけど、“トイレ深夜便”なぁんてのは初耳。　これ、お父さんの造語。正しくは“もん太のオシッコ深夜便”って言うんだってさ。 それは近頃ボク、歳のせいだと思うんだけど夜中にオシッコが出たいようになったからだ。もちろんオシッコするといっても、絶対漏らしはしませんけどね。今までだと、夜寝る前七時台に一度済ますと、あとは朝まで平気だったんだけど、近頃そういかなくなった。時間はまちまちだけど夜中に一度起きる。今丁度そのシーシーを催してきたとこなんだ。夜中のこれって大儀だよねェ。ただもうボクは、ダイニングキッチンに置いてあるトイレまでの方向感覚を失いつつあって、残念だけどそこに確実に辿り着けるという状況ではなくなって来ている。つまり、今はもう必ずエスコートが必要、と云うことなのさ。ま、「オシッコっ！」とも叫べず、呼び鈴あるわけでもないし。でも不思議なんだ、必ず絶対お父さんが起きてくる。それも今は、ボクが滑らないようにって敷いたタイルカーペットのおかげで、歩く爪の音もしないのに。その為にあえてガサガサ音がするようにって工夫したレジ袋も今はないのに。なのにお父さんは、どんなに眠ってても「ボクの動く気配で分かる」って言うんだ。もちろん夜中じゅうボクの為に気を張ってるわけでもない、って。ただ「お前の為には起きれるし、起きちゃうから不思議なんだ」って。（お母さんの為には、って聞いたら、返事なし～ ：　これ内緒）だからボクはもうもう、感謝感激アメ・アラレでナミダ・ハナミズ ぼったぼた。ボク言った「お父さん、ボクは一日でも長くがんばるからね！」って。そしたらお父さん、「ゲェーっ！！」 って言いやんの？　Ｗｈｙ？

  2009年07月02日

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• 16歳シーズー（お父さんの新しい趣味)

   『お父さんの新しい趣味』　　　　 ボク 今日で１６歳１１ヶ月と１日　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　「チョキッ、…、チョキッ、…」近頃、寝てしばらくすると、こんな音が聞こえるんだ。そしてうすぼんやり目を開けると、必ずお父さんの顔が間近にある。やにわにボクの目を覗き込んで、「どうした？ どうかしたのかい？」って。そして手は うしろ。　そうなんです。その後ろ手にしたお父さんの背にあるのは、ハ・サ・ミなんです。どうやらお父さんに新しい趣味が増えたようなんです。それは、お庭の植え込みをいじると同様、ボクの顔の毛を剪定（？）すること。大人しくトリミングさせなくなってしまった今、お父さんがその役を引受けざるを得なくなり、ボクの深い眠リの時に「チョキッ、チョキッ」と。一時に出来ないので、少しずつだ。植木職人みたいに右左、前や後と、バランスを見い見いしながら腕組みしている。お父さんは一人で納得してるようだけど、でも実際どんな塩梅に仕上がってるのか気になるのさ。後ろのトムジェリもこっち向いて囁き合ってるみたいだし・・。

  2009年06月30日

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  16歳シーズー（ヒンヤリ）

  　　　『チョトだけ ヒンヤリ』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と３０日（１９９２．８．１生）　　　　　　　　「こんなもんでも けっこう暑さ対策になってま～す」　室温３０度でもハアハア言わないシーズー君がいるとはビックリ！（緯度的にボクよりけっこう南みたいだけど）何度も言うようだけど、夏犬（？：８月生まれ）、な～んつっても雪国生まれのボク。とうてい彼には太刀打ちできませんわ。彼のママは、アイスノンよろしく水をペットボトルごと冷凍して、タオルにくるんだのを置いといて上げてるとか。ボクのお父さんはそこまで考えれ、ませんね。もっともそれほどの猛暑もある訳でないし、上の画像は単なる思い付き。ボクがそろそろハアハア言い出すころ、「これでも羽織っておけっ」てなんのことはない、水をゆるく絞ったハンドタオルだ（水飲んだり食事あとのアゴ拭き専用）。それを背中にヒョイ。それが１～２分もするとけっこう効いてきてハアハアがおさまるんだ。わりと即効性があっていい。　夏を涼しく、冬暖かく。ボクに欠かせない生活環境だ。まして老骨の身にはね…。

  2009年06月30日

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  16歳シーズー（限界室温）

  　　　『室温２６度 限界』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２９日（１９９２．８．１生）　　　　　　　　　　　　　「今年の夏も　快適に」　先週の木曜日（２５日）、当地も今年初めて最高気温が３０度を超えた。（３１．１度）　ボク夏犬（？）なんだけど歳のせいか、室温２６度が限界でハアハア ヒイヒイ。よその子たちはどうなんだろか。 犬の体温はヒトより２度近く高いから、よさそうなもんだけど、でも着てる物がね～。お母さんはボクがそんな情けなそうな顔になる前に、クーラーにスウィッチを入れてくれる。お父さんは気温に鈍感（我慢強い？）で、自分が暑く感じないとＯＮしない。で、お母さんに怒られる。「冬のカシミアのオーバー、あれ今着たらもんちゃんの気持ち分かるでしょうよ、きっと」って。　それはそれとして、去年まで暑くなってくると、風通しの良いとこ、涼しいとことか、家のそんな居場所を見つけて腹這いになったものだけど、こうやって歳を取ってくると、関節も固くなってくるせいか、腹這いとか仰向けの姿勢はとれなくなってくる。あの猥褻物陳列の大股開き、あれは１５歳で終った。　感覚の衰えから必然的に行動範囲も狭まって、以前はここ開けろの、そこ開けろのと家中がテリトリーだったけど、今はほとんど居間とダイニング。両親の視野範囲。つまり今夏の冷房対策バッチリ行き届く、と云うことだ。もちろん冷え過ぎは禁物だけどね。ま 苦手な夏、いろんな面でしんどくなってきてるけど今年もクリアしたいと思う。

  2009年06月29日

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• 16歳シーズー（今日はそっち向きません！）

    『顔 写されるのイヤ！』　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２６日　　　　　　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　ボクんちのパパトーリマ。おかげさまで（？）コメントに気をよくして、ハサミもって喜んでます。なんかアブナイ感じする～。（プロはトリマー。お父さんはトーリマ。）　　ま それはそれとして、昨日お父さん、実家でいい話を聞いてきたって。先月、実家の近所のモモコ（シーズー♀）が、自己免疫性溶血性貧血という赤血球が破壊される病気で、４歳５ヶ月で逝ってしまったことを書いた。　　　　　　　　　　　　　　　　「もん太 こっち向いてえ」 「ヤだね～」その後飼い主のおばあちゃんは、当然寂しい、欲しいの気持ちながら、いかんせん高齢なので、次を飼っても最後までは…、という懸念で半ばあきらめていた。それを、モモコを扱ったペットショップのオーナーが、弱い子を渡したという責任から、「おばあちゃんにもし何かあった時は、うちで引き取りますよ」という条件で、シーズー犬ポニョ（♀）を無料で差し上げることにしたんだって。先日、そのポニョが実家へお披露目に来て、「前のモモコの顔よりメンコクねっきゃ（可愛くないよね）」と言いながらも、かのおばあちゃんとても満足そうにしてたって。こういう話って聞いたこと無かったから、ボクもとてもうれしかった。　でも、世代交代の早さには正直なとこ、ちょっと寂しさも感じる…。　

  2009年06月26日

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• 16歳シーズー（トリマーと通り魔）

  『お父さんは 通り魔？』　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２５日　　　　　　　　　（１９９２．８．１生）　お父さんは、ブロガーさんからのコメントをボクにいつも読んでくれるんだ。　ボク、ちょっと気恥ずかしかったり照れくさかったり、こそばゆかったりします。 でもうれしいです。ありがとうございま～す。　ところで、夜中夢うつつの中でチョキッ、チョキッて音がしてたんだけど、今朝起きたら案の定、顔の毛、こんな塩梅。「ったく　お父さんの へたくそ～！　もう！」　「もうっ！て　お前　牛か？」お父さん言い訳 しやんの。お前がちゃんと正座してやらせりゃ、こうはならない、とか。顔を右にしたり左にしたり、寝方が悪いからだ、とか。だまって寝てないからだ、とかって。それはもうもう…。見てよ、このバランス悪りぃこと、ア～ァ。「またすぐ伸びっから　ガマンせぇ！」　ま それはそれとして、『お父さんは 通り魔？』なんだけど、お父さんが読んでくれた或るブロガーさんのコメントに、「パパトリマーさん…」とかってあった。ちょっと耳慣れなかった「パパトリマー」ドキッとして、お父さんに小さい声で、そーっと聞いた。「お父さん、 通り魔、なんですか？」って。お父さん一瞬ポカーン。だってボク 耳 悪いんだもんっ！　　「頭も、だろがぁ」それに今のボクには、怖いという点じゃあ、お父さんが“トリマー”でも“通り魔”でも、おんなじぃ…。　「お前それ　ちょっと　違い過ぎや しないか？」

  2009年06月25日

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  16歳シーズー（顔の修正は？）

  　　　『この顔 どれくらい修正 効くか？』　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２４日（１９９２．８．１生）　　　先週の金曜日以来、こんな感じ。毛を肩先まで切り上げたのと、シッポをこんだけ短く切ったのは生まれて初めて。柄を取ったハタキの房んコ みたい。それはそれとして問題はツラ。まだ人生この先の長いボクとしては、このまんまのツラじゃねえ。 　以前、毛先を揃えるくらいはイヤイヤながらだけどお父さんにやらせてあげた。でも今は、何度か説明して来たとおりもうダメ。じゃどうすんの？でも「仕方無い！やる！」とお父さんは言っている。ボクが眠ってる時らしいけど。　長年ボクを観察してきたお父さんの説によると、ボクの眠りが最も深いのは、体や肩手足をピクピクとヒクつかせて、まるでで動き回ってる夢でも見てるかのような時なんだって。ネゴト言うのもその時だって。この状態の時にボクにさわってもまず目を覚ますことはないんだそうだ。（レム睡眠）だからボクの目頭とか眉間とか敏感なところのカットは、この時をおいてないんだとか。でもボク気付いた時、目の前のハサミ、先ッチョ 危ないじゃん！それに対するお父さんのもう一つの弁は、ボクが目先に違和感を感じた時、咄嗟に頭を後ろに引くことはあっても、顔を突き出したり、そむけたりってことは絶対ないんだって。ま 考えてみると危険から瞬間的に顔をそらすのは人間だって同じことで、顔を突き出すバカはいないもんね。 ま とにかくお父さんがボクの顔の毛を切り揃えるんだってさ～。切り揃えるんだって。揃えんだってぇ？　ホントに、揃うんだろか？と云う訳で最近、夢の中でチョキ、チョキってぇ音が。包丁研がれる音より いいかあ～

  2009年06月24日

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  16歳シーズー（なぜ　顔がイヤ？）

  　　　『なぜ　顔 イヤ？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２３日（１９９２．８．１生）　　ボクらは、動く物を見続ける能力に優れているらしい。いわゆる動体視力ってやつで、移動する一つの目標物を連続して追い続けて、識別する目の能力のこと、だそうだ。と云う訳で、静止している物より、動く物への方が興味大ということで、より反応が素早い。だから追っ駆けっこ大好きなんだよね。　そして、この耳を羽ばたかせながら吠えているボクのショット。裏の通りを白っぽいものが動いて行ったみたいなんだ。お母さん言うには白い車だって。　ボク（犬総体）は視力（静止体視力）が弱く、加齢とともに白内障もすすんで今はゼロに近い。当然、物の識別能力なしということだ。が、識別はできないけど、いま裏を行った車へ反応したように、動く物を認める視力は残ってるみたい。でも動く物が何であるか判断できないから、そのほとんどを自分に挑んで来るものと受け止めてしまう。だから吠える、噛み付くという防衛本能が出る。時々両親に向けてしまうことがある。我ながら情けない話だけどね。とにかくそんな訳で顔を触られるなんてのはもっての外。トリミングはその最たるもの。アキちゃんゴメンなさい。　ま 薄く麻酔を掛けてやる方法もないではないらしいけど、年齢的に無理と言うことだ。じゃこれからは？　前にも言ったけど、お父さんがやるって！

  2009年06月23日

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  16歳シーズー（今回のトリミングは？）

  　　　『さて 今回のトリミングは？』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と２２日（１９９２．８．１生）　　先週の金曜日、トリミングしにいってきた。でも結局、顔はこんな感じ。そう、やっぱ顔にさわられるのイヤだったから。　それも以前１０年ほどお世話になったことのあるアキちゃんの手だったんだけど。懐かしいはずのアキちゃん、でも残念ながらボクにはもう全てが記憶の彼方だ。いま感覚の衰えたボクは、目の前をふさがれたり、チラつかれたりされると、その未確認状況に恐怖を感じて攻撃的になってしまう。動物的本能と云うことになるのだろうか。でも顔以外は全然抵抗しない、されるがまま。予約した時、「まかせてください」とは言われたけど、実際のボクの変わりようはそんなもんじゃなかったということ。アキちゃんはボクをお母さんに抱き渡しながら、「もんちゃん 変わったぁ」ととてもショックな口ぶりだったんだって。それもそのはず、当時ボクは溌剌としたアダルト犬の絶頂期。それが今は後期高齢犬だものさぁ。天と地じゃん。　ところで今回、病院で初めてトリミングしてもらったんだけど、事前に先生が疾患レベルがアップしつつあるボクの心臓に聴診器をあてた。結果、以前より心音・心房圧が上がっているということで、ひと月内に要検査となった。病院なんかに来ると、余計心臓がバックンバックン言うんだけどなあ。でも明け方に少し咳が出るのは確かだ。放置しておけば悪化は急激だ。その悪化の速度をすこしでも遅くするためには…。検査はヤだけど、ま 仕方無いっかぁ。今 心臓の薬二種類。また増えんのかなあ。　

  2009年06月22日

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  16歳シーズー（ポチ）

  　　　　『 ポ　チ 』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と１９日（１９９２．８．１生）　　　今年は太宰治の生誕１００周年ということで、当地は今各種イベントだ、フォーラムだ、映画上映だと、またそれらを報じる地方紙など、それは大にぎわいだ。（いささか食傷気味）そして今日６月１９日は誕生日であり、玉川上水で発見された日でもある。この日を桜桃忌として、太宰の墓のある東京三鷹の禅林寺に多くの愛好家が訪れる。ただ出身地金木町では、生誕を祝う祭りの方がふさわしいとして、遺族の要望もあって、生誕９０周年（１９９９年）から「太宰治生誕祭」としている。　とまあ我々ワンコとなんの関係もなさそうだけど、実はこの太宰治は「畜犬談」という短編にポチという犬のことを書いていた。おとといの遠藤周作のドンと同じで全く愛情を感じず、犬に対する特異な感情を持ちながらも、ただ散歩中足元にまつわりついてきたのをそのまま飼っただけ。飼い犬、と言っても今と違い、ペット、愛玩、伴侶、家族という意識に程遠い時代。それでもやむにやまれぬ事情から処分という選択肢は変わらないようだ。短編でポチは重い皮膚病に罹ったのと、飼い主の甲府から三鷹への引っ越しの時期と重なり、牛肉に薬を挟んで、となった。が、しばらく歩いて飼い主が振り返ると、ポチはすまなそうにそこに立っていた。薬は効かなかったのである。そこから飼い主の感情は一変し、皮膚病への気遣い、引っ越し先へも、と。それは、芸術家はもともと弱い者の味方だったはず、と。小説家にみる、人間と犬とのつながり、不思議だ。

  2009年06月19日

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  16歳シーズー（安全対策）

  　　　　『安全対策』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と１８日（１９９２．８．１生）　　　　吠えるときに、うしろ足の“踏ん張り”がだんだんオープンスタンス気味になってきてる。そしていま、吠え終わったので、あとはシッポはダラ～ン。ま それはそれとして、画像の“墜落防止ガード”とか“衝撃緩和プチプチガード”とか仰々しい名前だけど、これらは例によって、ボクの老化障害を少しでも和らげようというお父さんの思いつきから出たもの。実はボク、小さい頃から玄関はもちろん、何処の戸が開けっぱなしになってても外へとび出したことはない。いつも敷居のとこでストップだ。それが１５歳過ぎた頃一度、玄関の上り框（あがりがまち）から落ちたことで視覚の衰えが分かった。と言って閉めっ放しというわけにはいかない。そこでボクの安全対策に何かないかと見つけ出して来たのが、ボクの階段昇降禁止ゲートの拡幅用フレーム。何のことはない、ご覧のようにただそれを横にしただけ（横にした高さ８ｃｍ）。　そしてボク今、この場面から左へ向きを変えるのに、どれほどこの障子戸に鼻をぶつけたことか。この低い鼻をです。そんなボクのために我が家あちこちプチプチだらけ。ただここだけは取り外しできるよう工夫したようで、“衝撃緩和プチプチガード”とか言っている。それは、クリアファイル少し切り開いて、折り曲げた面にプチプチを張り、障子の間に挟めるようにしてある。おかげでやっとここも安全対策が功を奏し、痛い思いをしないで済んでいる。まぁ　お父さんはそんなボクを横目にしながら楽しんでいる。  

  2009年06月18日

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  16歳シーズー（そんな病気犬も？)

  　　　『そんな病気 犬も？』　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と１７日（１９９２．８．１生）　　お父さんが、「犬の世界にもこの病気あるんだあ！」と驚いた。遠藤周作の「犬と小説家」に出てくるドン（鈍）と名づけられた犬のことだという。けどボクは終生チェリーボーイだから何のことだかピーンと来ない。話をかいつまむと…。　この犬は喜怒哀楽のまったくないような、薄馬鹿な顔をしていた。「犬にも利口なのと、馬鹿がいますか」と獣医にたずねると、「いますよ、馬鹿はなにをさせても駄目ですなあ」と言われた犬だ。馬鹿そのもののようなこの犬、うっかり綱を放すと２日も３日も戻って来ない。そして悪遊びを覚えたか、その後下腹から血をポタポタと。獣医は即座に「性病ですな」と断定。小説家は、自分でも罹ったことのないその薄馬鹿犬の性病治療のために原稿を書いてるのかと、憤懣やるかたない。ペニシリンで治らず、ラジウム照射も効かず、結局陰茎・睾丸切除となり最終的に目玉の飛び出るような額となる訳だが、自分が面倒みなければ誰も面倒みやしないだろうという親子関係に似た思いを抱き、最後は「俺はお前を捨てたりせん。安心しろよ」と。　お父さんから読み聞かされて、喜怒哀楽の表現のない薄馬鹿犬と決め付けながら、その薄馬鹿犬ドンと付き合う小説家の一歩的な喜怒哀（愛）楽が笑え、飼い主の愛情と責任の素晴らしい変化を感じた。やっぱり人間と犬の付き合いって不思議だ。 

  2009年06月17日

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  16歳シーズー（ボクの食事回数）

  　　　『ボクの食事回数』　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と１６日（１９９２．８．１生）　　　いま、朝の二度寝から起きたとこ。目覚めの悪いボク。冷えないようにっていつも足腰に掛けてもらってるタオル。与太郎の帯よろしく引きずったまんま。こうやって、どうしてもボクは午前中覇気がない。丸い背中が象徴的だ。でもｐｍ４時頃になるとピーンとなるから不思議。といっても近頃は歳相応ってとこかな。ところでボクの１日の食事回数は朝・昼・夕・晩の４回（以前３回）。一般的にはアダルトで２回、老犬はそれを数回に分けてとされている。数回に分けることは、消化器系に負担を少なくするということだと思うけど、もう一つ効用があるような気がする。犬に限らず、なんたって動物は年をとるにつれ眠る時間が長くなり、そのままにしておくと老化を早めることになる。もしボクがまだ食事が２回だとしたら、やはり朝食と夕食の間、寝てる時間が多いんじゃないかなと思う。うちの両親はそのままにしおくかどうかは別だけど。そうなると足腰は弱まり、運動機能が衰え、また、動こうと云う気力も段々に失せていってしまうのではないだろうか。ところがそれが４回なので、その時間々々でちゃんとお腹がすいて、寝っぱなしという訳にいかない。そいう神経の張りつめが、まだまだボクの脳を活性化させてくれているのではないかと思う。それが、長生きの要因の一つでは、と思っている。

  2009年06月16日

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  16歳シーズー（ボクのご飯）

  　　　『ボクのご飯』　　　　　　　　　　　　　　　ボク 今日で１６歳１０ヶ月と１５日（１９９２．８．１生）　→→　　　　　　 　（１）　　　　　　　　　　　　　　 （２）　　　　　　　　　　　　　　 （３）　ボクは去年の５月から、病院の指導で療法食（ｐｈコントロール）を食べている。（１）といっても当初なかなか馴染めなくて、ウエットタイプ（腎臓用）をトッピングして、以前のものから徐々に切り替えた。２週間ぐらいかかったかもしれない。 それを先々月、食べにくそうにしていたらお母さんがふやかしてくれた。ふやかすと４倍くらいになる。（２）これじゃ喉詰まりするというので、それを嚥下しやすいようにつぶしてくれた。（３）　 この歳になると、軟らかいのはとても食べいい。ちなみにボクは１日の量を４回に分けて食べている。　よく、１日の食餌の量は？　というは話題出るけど、体重の２～３％が目安らしい。ただ太目の子がそれをやると永遠に太り続ける。だから自分の標準体重を把握しておく必要がある。前にも時々言ったけど、ボクの行く病院は「生後１年目の体重を維持して上げなさい！」、と耳ダコ聞かされる。おかげでボク今は、その生後１年目の５．８ｋｇだ。ちなみにあるサイトでボクの１日の適量を、今頂いてるフード（１００ｇ４００ｋｃａｌ：少し高カロリー）と高齢犬という条件を入れて計算したら１日９２ｇだそうだ。目分量的に卵２個未満。お蔭さまで、副食も入れて大体その辺の量をボクは間違いなく頂いているようだ。ボクの長生きはそんな食生活に因ありかな、と思っている。それとボクのこのお茶碗は、おばあちゃん（お父さんの）が２０年前７０歳の時に陶芸教室で作ったもの。ボクは小さい頃からずーっとこのお茶碗で頂いてるんだ。このお茶碗は おいしい！おばあちゃんは今でもいつもボクのこと気に掛けていてくれるんだ。それもボクの長生きの要因の一つだと思っている。

  2009年06月15日

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