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今夜も空の下~世界放浪浪漫譚~

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えの1970

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2007.09.02
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カテゴリ:東アフリカ編
2000年2月16日

10時間眠って朝起きると腹痛も頭痛も嘘そのように消し飛んでいた。
思いいたせば昨夜の腹痛はナイル川の水をそのまんま飲んだからに違いない。
窓を開けるとビクトリア湖からくる朝の風が気持ちよい。
しかし断水は相変わらずで顔を洗うこともできないのはもちろん流すことの出来ないトイレは昨日のまんまだ。

もう田舎町はやめてとにかくナイロビに戻ることにする
ナイロビに戻るということはとにかく、次の目的地に歩を進めようということなのだ。
気持ちは前向きになればとにかく早いのだ。バスとマタツを乗り換えて午後の早い時間にナイロビに戻ることが出来た。
すっかりナイロビの常宿になったイクバルホテルのドミトリーはあいにくとふさがっていたので倍の料金払って個室に泊まった。個室っていったって420シリング(600円程度)なのだ。
その足で早くも航空会社のオフィスに赴きあさっての便でナイロビを発つことにしたのである。
アフリカを発つことが現実になってこの1ヶ月間に通り過ぎた山々や風景、人々や様々な想いが脳裏をよぎり出す。
しかしそれらはけして過去を顧みるときの切ない感情ではなく、希望に満ちた未来へ向かって背中を押し出してくれるような感情だった。


















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Last updated  2007.09.03 00:07:17
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