極小ノミ(3)
当初予定していた形状の極小ノミ3本が完成しました。勿論刃先の整形後にインスタント焼入れも行いました(笑)上から2mm両刃、1mm片刃、そして片刃やなぎの3本です。両刃のやなぎ形状のものは、もん太さんの専売特許で、しかも手元にあります。使い心地は天下一品で文句無しです。しかしコレが使い易ければ、更にもうちょい上の切れ味が欲しくなるのが「欲」ってやつで(笑)両刃にはない鋭利な切れ味を目標に「薄い片刃のやなぎ形状」に仕上げてみました。試し切りでも満足のいく切れ味だったので、もうちょい違う形のものも造ってみようかと思っています。ダイヤモンドラッパーと砥石で仕上げた刃の硬度を上げる儀式は、実際にロックウェル硬度が上がっているかどうかは定かではありませんが(笑)、まぁ、気持ちの問題と思ってください。 方法は、ビットの根っこ(刃先ではない方)をニッパーやペンチなどで摘み、ガスコンロの火にかざします。そうして暫くすると薄い部分(刃先)から段々と赤くなってきます。刃をつけた部分全てが赤くなってから1分程度じっと我慢!その後水の中に入れ急冷すれば終了です。私の場合は、あまり刃先だけに焼きが入ってはと、砥石の砥ぎ粉を温めた粘土状の物の中に入れて冷やしていますが、これとて日本刀の焼きいれをちょこっと真似てみただけで、効果の程はわかりませんが!!!焼入れをすると歪みが出たり、色がかなり変わりますので、最後に仕上砥で軽く砥いで刃先は完成となります。直径2mmの穴を開けた9mm丸棒にエポキシ系接着剤をつけてしっかりと差込み、完全に固定できれば完成です。オフ会までに後数本作って、オフ会のビンゴの景品にしようかな!!!皆さんは、どのような形状の極小ノミが欲しいと思っているのでしょうか???