九州出身者がつくる九州情報館。

今日16時43分ごろ、宮崎県日向灘を震源とする、
マグニチュード7.1の地震が発生し、宮崎県日南市で震度6弱、
宮崎県・鹿児島県の広い範囲で震度5強・5弱を観測しました。

その後宮崎県・大分県・鹿児島県に津波注意報が発令されましたが、
宮崎県以外で解除されたのち、時間をおいて宮崎県でも解除されました。

震源地が南海トラフ地震の想定震源域に含まれることから、
2019年に運用を開始してから初めて、
『南海トラフ地震臨時情報（調査中）』の情報が発表されました。
地震に関する専門家・学識経験者によって今回の地震と南海トラフ地震に
関係があるかどうか調査が行われた結果、
『南海トラフ地震臨時情報（巨大地震注意）』が、
今日19時15分に初めて発表されました。

気象庁の発表によると、今回の地震は南海トラフ地震の想定震源域内における
陸のプレートとフィリピン海プレートの
境界の一部がずれ動いたことにより発生したものだそうです。
南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が
平常時に比べて相対的に高まっていると考えられます。
最大で関東から沖縄にかけての広い範囲で、
大きな津波が発生する可能性もあります。

今日からおおむね1週間程度は、
各個人の地震や津波に対する警戒レベルを上げて
家具の固定や備蓄の確認・避難経路や家族との連絡方法の確認を行うとともに
津波の被害が発生する可能性が高い地域にお住まいの方は、
必要に応じて自主的な避難をおこなうよう求められています。

明日から夏休みという方も多いと思いますが、
これから1週間は大地震に対する警戒をより一層高めておくことをお勧めします。
それでは、今日はここまで。