日田彦山線BRTのダイヤ・運賃が発表される
6年前の九州北部豪雨で被災したJR日田彦山線の添田~夜明間(約40Km)をBRT(バス高速輸送システム)により復旧させる日田彦山線BRT(愛称『ひこぼしライン』)について、JR九州は今日、運行ダイヤと運賃を発表しました。まずダイヤについてですが、鉄道時代と比べて運行本数は1.5倍となります。BRTの全区間である添田~日田間は18本→20本で、添田~彦山間は4本→8本に増えるほか、鉄道時代には無かった筑前岩屋~日田間も4本増便されます。久大本線との重複区間である光岡~日田間では通勤・通学時間帯を中心に、市役所や学校を経由する便も設定されます。なお当然と言えば当然なのですが、所要時間は鉄道時代に比べて長くなります。例えば添田~日田間は鉄道で約56分だったのがBRTでは最速で1時間32分、学校・市役所経由の場合はさらに5分長くなります。そして運賃ですが、BRT区間内で完結する場合は鉄道と同じ運賃で、添田・夜明・光岡・日田駅で鉄道とBRTを乗り継ぐ場合は、これらの駅で一度運賃の計算が打ち切られます。(つまり一度改札を出たのと同じ形になるわけですね。)ですが、100円の乗継割引制度が適用されますので、場合によっては鉄道時代より安くなるケースもあります。開業に向けて準備が進みつつあるBRTですが、利便性向上のためにも鉄道残存区間も含めて日田彦山線全体でICカードを利用可能にしてもらいたいですね。そうなることで通常運賃より安いICカード運賃になると思いますので、ぜひ考慮してもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。