那珂川町の人口が5万人突破!2018年度の市制執行を目指す
先日、2015年に行われた国勢調査の速報値が発表されました。その中で福岡市の人口が神戸市を上回り、全国5位に浮上したことが話題となりました。その福岡市の南に位置する筑紫郡那珂川町は、5年前(2010年)の国勢調査で49,785人という結果になり、市制執行の要件である5万人にわずかに及ばず、涙をのんだことがありました。もともと筑紫郡には現在の春日市、筑紫野市、大野城市、太宰府市が含まれており、一部福岡市に編入された地域もあります。しかし1972年に春日市、筑紫野市、大野城市が、1982年に太宰府市が誕生し、現在は那珂川町ただ1つとなりました。那珂川町は福岡市のベッドタウンとして着実に人口を伸ばし、特に山陽新幹線の車両基地の回送線を利用した博多南線が開業した1990年以降は博多駅までたった10分で行けるという利便性の良さから住宅地やマンションが増え、人口もどんどん増えて行きました。当然市制移行も視野に置かれていましたが、前回の国勢調査で5万人にわずかに及ばず、市制移行はお預けになっていましたが、今回の国勢調査の速報値で、50029人と発表され、市制移行の要件を満たしました!今後那珂川町は2018年10月1日の市制移行を目指して動き始めます。そのためには人口だけでなく、『中心区内の戸数が全戸数の6割以上』や『商工業その他の都市的な業態に従事する者及びそれと同一世帯に属する者の数が全人口の6割以上』『県の条例で定める都市的施設その他の都市的要件を備えている』といった条件が必要になります。那珂川町がこれらの条件を1つずつ備えてゆくことで、無事に2年後に市制移行を果たしてもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。