すべてがFになる/森 博嗣
すべてがFになる前回読んだ、京極さんの「でぶせん(仮)」に出てきた(というか、パロディの元本?)、読んでいなかった本の中の一冊。初、森さんです。いやぁ、話題になるだけはある一冊ですよね。96年初版の本なので、パソコン関連の話はちょい昔的なところは無きにしも非ずですが・・・。こうくるかっ!!って感じの真相でして、久々びっくりな展開でした。この人は頭よさそうだなぁと思っていたら某大学の助教授ですか・・・。そうですか。四季が犀川に「貴方は頭の回転が遅いけど、指向性が卓越している。貴方の中には何人かの人格がいて判断力の弱さは、その人格の勢力が均衡しているから・・。勢力の均衡が指向の方向性に対する鋭敏さを生むのよ。」といったことを言うところがあるのですがなるほどなぁ・・でした。あ、それと「でぶせん(仮)」の元本、「理由」の外に「リング」「らせん」も読んでました。