もうひとつの世界

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  こげぱん北海道ぶらり旅日記／たかはし　みき

  どこで知ったんだっけなぁ・・・。「こげぱん」のこと。たぶん、子どもと一緒に見ていたテレビだとは思うんですが。この本は子どもにつきあって図書館へ行ったときに暇つぶしに図書館内で読んでしまった本なんですが。おもしろいです。なんでも、「こげぱん」の中でこげぱんの出身地が北海道という設定になっていてそれなのに作者のたかはしさんは北海道に一度も訪れたことがなかったらしく見かねた編集者の方が発案した北海道旅行リポートを本にしたものらしいです。「こげぱん」がパンだけに、各地でパン屋さんに行き大量のパンを買い、リポートを書くためにひたすら味見(笑）なんだか可哀想な気もしてきちゃったりしましたが他にもラーメン屋やレストランなどを食べ歩いていたりしてその感想が歯に衣着せぬ感じでその辺が面白かったりして。北海道を旅する前に読んでみるもよし。私のように、北海道に住んでいながら「ほ～、こんなところもあるのね。」と思いながら読んでみるのもよし。おすすめの一冊です。

  2006.07.01

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  空中ブランコ／奥田　英郎

  伊良部先生の第２弾。まったくもって、遡って読んでます（笑）。だって、「イン・ザ・プール」が貸し出し中なんだもん。けど、「町長選挙」同様、楽しめました。普段は短編集より、長編を好んで読んでいる私ですがこのシリーズは、おもしろいですね。患者によってパターンがたくさんあるからでしょうか。心療内科って行ったことないですが、ちょっとは敷居が低くなったかな？この本を読むと、「悩んでいることなんて、ちっぽけなことなんだな。」と、ちょっとだけ心が軽くなる気がしますが。ウジウジと悩んでしまうのは私の、小さい頃からの悪い癖なんですがちょっとだけ前向きになれた気がします。

  2006.06.27

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  町長選挙／奥田　英郎

  「イン・ザ・プール」を図書館に予約してからかなりたつのに、一向に連絡が来ないのでこの本を借りてきました。この本も精神科医「伊良部一郎」のシリーズだったんですね。第３弾だそうです。ちなみに、直木賞の「空中ブランコ」が第２弾、「イン・ザ・プール」が第１弾です。それにしても、この本訴えられたりしないんでしょうか。あまりにも、「これってあの人のこと！？」って思えるような登場人物たちで・・・。しかし、伊良部ってこんな人物だったんですね。「イン・ザ・プール」の書評を読んだ限りではこんな変わったひとだとは思いませんでした(笑）もっと楽に生きろよってメッセージにも聞こえるような。早く「イン・ザ・プール」読みたいなぁ・・・。

  2006.06.23

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  グランド・フィナーレ／阿部　和重

  あべ　かずしげさん。男性です。またしても私は、かずえさん（女性）かと思ってました（苦笑）第１３２回芥川賞受賞作品です。ん～～・・・。よくわからない世界でした。芥川賞とか、何たら賞とか、あまりこだわって読むほうではないんですが、この作品が芥川賞って・・・っと正直思ってしまいました。最初のうちは、昔風の表現のしかたとか難しい漢字の羅列とか、ちょっと変わった感じのものなのかなと思ってはいたんですがロリコンの男性が、自分の娘にちょっと変わった感情をもつところなんか「・・・ありえるの？こういうの。」と思ったり章が変わって、そのロリコン故に離婚せざるを得なかった男性が少女二人の演劇指導に携わっていくことになるところなんかはもう・・・なんなんじゃ、こりゃ！？ってなもんで・・・。私には理解できていない、奥の深いものがこの本にはあるんでしょうか・・・。う～ん・・・。わからないです。

  2006.06.16

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  ドリームバスター　３／宮部　みゆき

  ドリームバスターも３冊目ですね。シェンとマエストロのコンビも健在です。が、しか～し「この終わり方はないだろー！！」ですよ(笑）なんだか、読んでいくうちに「このままいって、この話は終わるんだろうか。」と思っていたらやっぱり「つづく」って感じの終わり方で、完璧に不完全燃焼です。「ドリームバスター４はいつでるのぉ！！」と叫んでしまいましたよ（笑）けど、やっぱり一度読んだ本はあまり長い間覚えていないんだなぁ・・。「ドリームバスター」のＤ．Ｐや「ドリームバスター２」のＤ．Ｐが出てくるんですが思い出すのにかなりの時間が・・・・。夢って、現実世界のストレスを解消するために見ているものだってどこかで聞いたことがあるんですが、シェンやマエストロに会えるのなら悪夢にうなされてみてもいいかも！？と、ちょっとだけ思ってしまえる、そんな本です。宮部さんはファンタジーも好きなんですかね。これはファンタジーというか、ＳＦなんでしょうけど。で、ドリームバスター４はいつ出るんでしょうか？

  2006.06.13

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  １５秒／安東　能明

  何の情報もなく、何とはなしに手にした本です。ある日の朝、１５秒の時計（時間？）のずれにより、２名の死者が出た。その時間のずれは、誰がどんな形で動かしたものだったのか・・・。この本、最初の事件を読んでいると尼崎の脱線事故を思い起こしますね。鉄道事故が起こるわけではないのですが、JRの内側が見えてくるというか。本当にこんなイジメじみた罰則が与えられたりするのでしょうか。それにしても、日本という国は時間に厳しい国ですよね。私も小学生の頃から「５分前行動」とか、時間に沿ってきちきちっと行動することを教え込まれてきた気がします。なにせ、父が時間に厳しい人でしたしね。そんな次元より、もっと秒単位で動いている世界が、この本のなかでは大変なことになるのですが・・・。意外とホラーにも似たサスペンスというか、臨場感、危機感たっぷりの内容でした。「絶対時計」を操っていた人物の心情が、あまり伝わってこなかったのはちょっと残念でしたが。また読んでみたい作家さんに巡り合えた気がします。

  2006.06.09

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  さくら／西　加奈子

  なんだか、不思議な本でした。最初のうちは誰かの日記を読んでいるかと思うくらい淡々と話は進んでいきます。しかし、後半ある出来事をきっかけにずんずんとくら～い世界に入っていくというか・・・。いや、そんなに暗くもないかな？けど、重い話ですね。最初は、図書館で「ねぇ、これ“さくら”だって。」と次男に持ってこられて著者の名前が身内の一人に似ていたというたいした理由もなしに借りてきた本だったんですが思っていたよりも考えてしまう本でした。最後はちょっと泣いてしまいました。

  2006.05.25

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  見える日本、見えない日本／養老　孟司

  “養老孟司対談集”でございます。いまだに、「バカの壁」を読んでいない私ですが（笑）２冊目の養老さん対談集です。「国家の品格」の藤原正彦さんや、「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさん横尾忠則さん、ピーター・バラカンさんなど結構すごいメンバーとの対談集ですね。目からうろこな言葉が続々出てきます。前に読んだテリーさんとの対談でも熱く語っていましたが「参勤交代制」を復活させる話。とはいっても、田舎と都会の生活を強制的に一定期間体験させるというもの。首都を移転するより人間を移転すれば都会の競争が下がるという考えです。人間、結局体を動かさないとだめというのが養老さんの考えなんですね。私は田舎暮らしなので、都会に憧れることも多々ありますが、こんな田舎に暮らしていながら「鉄腕ダッシュ」みたいな生活に憧れていたりして・・。田舎で暮らすのは、思っているのより大変ですからねぇ。それにしても養老さん、本当に虫が好きなんですね。しかもプロフィールをよくよく見てみるとなんと私の父と同い年。なんだか、ずいぶんと親近感がわきました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「ぼくはおうさま」の寺村輝夫さんがお亡くなりになりました。本当に大好きだった「おうさま」シリーズ。ご冥福をお祈りいたします。

  2006.05.23

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  東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン／リリー・フランキー

  ２００６年本屋大賞。いわずと知れた、ベストセラーです。図書館で「そういえば、ら行の作家っていなかったなぁ・・。」とぼーっと探していたら、見つけました。「おーーーっ！！！」と思わず心の中でガッツポーズ（笑）。いやぁ、泣けます。なんでこんなに泣けるんだろうっていうくらいに。自然にぼろぼろと泣けてしまいます。どうしてでしょうね。こんなオカンになりたいですね。こんなに息子に好きだと言って貰える母ってすごいですよ。すごいな。リリーさんのオカン・・・。けど、こんなに素晴らしい人が、苦しんで死んでいくのはつらいですね。いつか、うちの親にも起こること。私の身にも起こること。やっぱり、身内の死はつらいなぁ・・。ところで、今日は長男の８歳の誕生日。彼はどんな息子になっていくのでしょうか・・。

  2006.05.15

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  ぼっけえ、きょうてえ／岩井　志麻子

  第６回日本ホラー小説大賞受賞作品収録。「ぼっけえ、きょうてえ」って岡山地方の方言で、「とても怖い」って意味だそうです。ちょっと変わった感じの文章ですよね。方言の語り口調。そのおかげで、怖さが増している気がします。しかし、岡山県津山といえばB'zのボーカル、稲葉さんや、オダギリジョーさんの出身地だったはず。ほぉ～、ふぅ～ん、ってだけですけど（笑）。このお二人、方言のイメージが無いですね。ちょっと日本昔ばなし系の話ですが夜、ベッドの中で読んでいるとぞぞぞっと、背中が寒くなりますね。私的にはあの表紙の女の人の絵が怖かったりしますが・・・。

  2006.05.07

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  ターミナルマン／サー・アルフレッド・メヘラン　　アンドリュー・ドンキン

  以前、「ターミナル」の日記のときに書いたトム・ハンクスが演じた主人公の、モデルになった人物の物語です。副題は“空港に１６年間住みついた男”本当に「事実は小説より奇なり」とはよく言ったもので、メヘラン氏のこれまでの生活はとても考えられないような毎日です。「ターミナル」をみて馬鹿笑いしていた私は、本当にバカだったのねと思い知らされたというか・・・。まぁ、映画「ターミナル」は、メヘラン氏をモデルにしただけで、彼の物語を映画化したわけではないんですが。しかし、アメリカという国は自国の利益のためなら、あらゆる手を使う国なんだなぁと思いますよ。沖縄基地の移転費用に３兆円を要求する国。企業の利益のために自然環境を守ろうとしない国。だいたい、もし日本が戦争に巻き込まれたとして（日本は自分から戦争を起こせない国ですからね）、私たちをアメリカ軍が守ってくれるとは思えないんですが・・・。なんだか、本とは関係ない話になってしまったようですが、イランもアメリカに酷いことをされてきた歴史があるということです。そのことによってメヘラン氏の人生にも色々な悪影響が及んでいるんですね。メヘラン氏は今も、パリ、シャルル・ド・ゴール空港第１ターミナルの赤いベンチに座って、何かを待ち続けているんでしょうか。

  2006.04.30

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  欅しぐれ／山本　一力

  久しぶりの時代物です。親友に「山本さんの時代物は、おもしろいよ。」と言われ、図書館から借りてきました。山本さんは以前テレビに出ていたのを見てどんな感じな人なのかは知っていたのですが山本さんの書いた本は初めて読みました。「あかね空」で第１２６回直木賞を受賞してらっしゃいますね。前半、本の中になかなか入っていけず苦労しましたが、後半は夢中になって読み進めていけました。情景を思い浮かべるのにちょっと梃子摺ってしまいました。歴史が苦手だったせいなのか、”天保○年”とか出てきてしまうとちょっとつらいです。私だけですかね（笑）全然関係ない話ですが、「欅」といえば札幌すすきのに有名なラーメン店があります。味噌ラーメンなんですがやさしい感じのするラーメンです。なんだか無性に食べたくなってきました（笑）

  2006.04.23

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  邪魔／奥田　英朗

  最初は「インザプール」を借りるつもりで図書館へ行ったんですが貸し出し中だったので、この本を借りてみました。なんとなく気になる題名だったので・・・。それにしても、やるせない話ですね。題名がいまいち、合っているような合っていないような・・。最初は最近の若者が抱えている今の世間に対する「邪魔」って話なのかと思ったら及川の妻が、夫のことを「邪魔」と思っているのか九野が、今の警察の体制を思って「邪魔」なのか・・・。どうなんでしょうか。ただ、犯罪者になるものの心理とその家族の行く末とが怖かった。そんな本でした。

  2006.04.14

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  スナーク狩り／宮部　みゆき

  宮部さんの本を初めて手にとったのは、この本でした。最初はしばらく読まずに放置状態・・。けど、読み始めてからは早かった～（笑）あっという間に読んでしまいました。宮部さんは推理小説はもちろん、時代物、ファンタジー物等おもしろい本がたくさんありますね。さすが天才だわ・・。何冊も読んでいるはずなんだけど、読んだ端から忘れていく・・・。「スナーク」って何のことだっけ？

  2006.04.11

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  永遠の仔／天童　荒太

  重いですね。重く圧し掛かってくる本です。幼児虐待、施設生活、老人介護、殺人事件１～２年前に読みました。上下巻のかなり厚い本ですがあっという間に読んでしまった覚えがあります。私には経験のないことなのでそういう生活を送っていた登場人物たちのつらい気持ちは心からわかってあげることは出来ませんが自分の子どもにだけは、こんな気持ちにさせてはいけないと強く思った記憶があります。ＴＶドラマ化もされたようですね。またしても見ていませんが・・。優希役が中谷美紀は納得かな？そのほか、渡部篤朗、椎名桔平等豪華キャストですね。

  2006.04.06

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  アンダーグラウンド／村上　春樹

  村上作品は数多く読んでいるけれど、これは初のノンフィクションでした。地下鉄サリン事件の関係者６２人へのインタビューを書き記した本です。麻原、いや松本はどうなっていくんでしょうね。死刑になって当然だとは思いますが今のままで松本を死刑にしたところでなにも解決せずに終わってしまう気がします。人間はやっぱり一人では生きていけず、弱っているところに差し伸べられる手にはすがってしまうものなんですね。どんなに強い人間にもそんな瞬間は訪れるのではないでしょうか。集団心理とは恐ろしいものですよ。本からはちょっとずれた感想になってしまいましたかね。どちらかというと、こっちの感想ですね。

  2006.04.04

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  ダーリンは外国人／小栗　左多里

  結構売れてましたよね。私は車で３０分のところに勤めているのでよくカーラジオでFMを聞くんですが帰りにやっている番組の売り上げランキングのコーナーで上位にはいってましたよ。去年の話ですが・・。この本は図書館で読んじゃいました。息子たちがビデオコーナーでアニメをみている間に、あっという間ですね。可愛いんだなぁ・・小栗さんの絵が。ダーリンことトニー・ラズロさんの純粋な心に惹かれますね。この本のシリーズで「ダーリンの頭ン中」というのがあるのですが普段使っている日本語にも微妙に発音に違いがあるってことに気付かされました。こちらもおすすめです。やっぱり漫画っていいなぁ・・・。

  2006.04.03

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  アイムソーリー、ママ／桐野　夏生

  桐野さんの本は最近どんどんダークになっているような気がするのは私だけでしょうか・・・。この本、題名から想像する主人公とえらい違いでびっくりでした。施設で育ち、自分の嘘がばれそうになったり自分の身が危ないと思うと平気で人を騙し、時には殺人も犯してしまう女、アイ子。こんな人、近くにいたら怖いだろうなぁ・・・。ちょっと、白夜行の雪穂を思い出しますが外見は全然違うようで・・・。人間、やっぱり外見にも人生を左右されるんだなと思わずにはいられなかったです。

  2006.04.01

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  感染～infection～／仙川　環

  第１回小学館文庫小説賞、受賞作品だそうです。「チェケラッチョ！！」がかなり軽めの本だったのでちょっと重いのないかなぁ・・と題名で選んでみました。医療問題を中心に取材しているジャーナリストの方らしいですがさすがだなといった感じですよね。題名をみたときに勝手にホラーだと思って手にしたのですが臓器移植をもとにおこるサスペンスです。臓器移植かぁ。もし、自分の子どもや親、兄弟など身内が移植でしか直る見込みのない病気になったらやっぱり、移植を望むんだろうか。ただ、昔ちょっと日曜学校に行っていたため宗教的に考えたりするとこの世、現世は修行をするため、昔の罪を償うための毎日であって死というものは、その毎日からの解放なんだという考えもあったりして（けど、自殺はその修行から逃げることになるのでどんな形であれ自ら命を絶つということは地獄へ行くということなのよ）今、尊厳死をめぐってちょっとした事件も起きていたりもしますけどどうなんですかね。臓器移植は神への冒涜だという意見もあったりもしますが。「救命病棟２４時　２」でもありましたよね。医局長が脳死状態になってドナーカードを持っていたことから医局長の臓器が移植されることになって・・家族としては、脳死状態でも心臓は動いているのにそれを死として受け止めなきゃいけないほかに困っている人の方のために臓器を提供しなければいけない・・・どうなんでしょうか延命治療をどこまで良しとするかその線引きは難しい問題だと思います。

  2006.03.31

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  チェケラッチョ！！／秦　健日子

  秦　健日子さん、「たけひこ」って読むんですね。「アンフェア」の原作、「推理小説」を書いた人なんですがずぅ～っと女の人だと思ってました。「推理小説」を図書館で探したんですが、見つからず新書のところにこの本があったので借りてきてみました。　久しぶりの青春小説（？）恋愛小説でした。こんな本も書く人なんですね。あ、「天体観測」もそうだから意外でもないのかな？これも映画化が決定されてますね。っていうか、４月に公開されるのか。市川隼人くんが主演だそうです。ふぅ～ん。オレンジレンジの曲がモチーフになってるんだ。確かに沖縄の話だしね。沖縄物、最近多いですね。行ってみたいなぁ・・・。

  2006.03.27

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  ダ・ヴィンチ・コード（下）／ダン・ブラウン

  読み終えました。う～ん、やっぱり日本人には馴染みづらいかな？キリスト教やらそれにまつわる十字軍やら聖杯やら普段考えたりしないことがやたらと出てくるし・・・。ただ、犯人が誰なのかずーっと騙されてたな。っていうか、本だと表現の仕方で先入観を抱きやすいから映画なんかでミステリーを推理するのとはちょっと違うっていうか。映画化されるんですね。ただなぁ、犯人がわかっちゃってるから面白みには欠けるよなぁ。

  2006.03.16

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  ダ・ヴィンチ・コード（上）／ダン・ブラウン

  いまさらでしょうか？ずっと読みたいなと思っていたのですがいかんせん、図書館のはいつも貸し出し中だったもので。このあいだ、図書館で上下巻、両方みつけた日には迷いなく２冊借りてきちゃいました。が、しかし、貸し出し期間を２日過ぎた今上巻しか読み終えていません（汗）。下巻の貸し出し延長をしなきゃいけませんねぇ・・。私は昔、日曜学校なるものに通っていた時期がありました。実家の町にあるキリスト教会のです。なので、旧新約聖書も持っていますし多少なら内容も知っていたりします。きっと、キリスト教をまったく知らない人が読んだらこの本の内容ってちんぷんかんぷんでしょうね。洋書ってただでさえ登場人物が多かったりその名前も普段聞きなれないせいか、覚え切れなかったり本の中身に夢中になるには色々とやっかいなことが多いのに宗教がからんでくると余計に訳判りません。しかし、宗教っていうのは大切なんだろうけど、恐ろしくもありますね。日本人は無宗教の方が多いと思いますが生まれながらにして宗教が切っても切り離せない人は世界中にたくさんいて、それによって戦争が起こったりして自爆テロなんかも根本にあるのは宗教なんだろうし救ってくれるはずの神が実はそれが原因で自ら命を絶ってしまったりして日本でも新興宗教に救いを求めて世の中が見えなくなってしまっているひとも多少いるわけだし。う～ん・・・。むずかしいなぁ・・・。まぁ、この本は宗教学の本ではありませんけど宗教がらみのミステリーなので。けど、なかなか世界に入っていけない入っていきづらい本ですね。これは映画化になるんでしたっけ？そんな話を聞いたような気がするんですが違ったかな？ま、そんなことで下巻につづく・・。

  2006.03.13

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  嗤う伊右衛門／京極　夏彦

  友達から「面白かったよ。」と薦められへぇー、笑えるのかな？題名も笑うだし。と思い、図書館に探しに行ったのですがいくら探しても見つからない・・・。｢笑う」じゃなくて「嗤う」でした（笑）。おまけに、全然笑えない・・・。夜一人で読むと、近くに人影が立ちそうで怖くてだめでした（泣）。四谷怪談のアレンジなのかな？四谷怪談事態、「うらめしや～」ぐらいしか知らなかったのでたいしたコメントは出来ませんが岩が怖いのかと思いきや、実は伊右衛門のほうが・・・。なんだか、情景よりも心情的に恐ろしいというか心の底のほうから寒気がぞわぞわとする感じとでもいいましょうか・・。これも映画化されていたんですね。私が呼んだのはハードカバーだったんですが映像がなかったので、リンク先は文庫です。伊右衛門が唐沢寿明かぁ・・。私のイメージでは豊川悦司でしたが。で、岩が小雪。う～ん、美しすぎる・・・。リングの貞子役をやっていた木村多江のほうがいいかな？あ、けど猟奇的な岩を演じるのにはちょっときついかしら・・・。というわけで、映画は例のごとく観ていません。

  2006.03.10

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  Ｒ．Ｐ．Ｇ．／宮部　みゆき

  ゲーム好きの宮部さんらしい本ですね。現実の家族のほかに仮想家族をネット上にもつ人々その仮想家族の「お父さん」が何者かに殺害されるその捜査上に「クロスファイア」と「模倣犯」に出てくる２人の刑事が出てくるんですね。読んでる最中は気付きませんでした。・・そうだったんだ。Ｒ．Ｐ．Ｇ．っていえば最近映画化になった「ブレイブ・ストーリー」もゲームっぽいですね。ファンタジーはあんまり得意じゃないんですがこれはおもしろかった・・気がします。ちょっと前に読んだ本なのに読んだそばから忘れているきがします・・・。まずい・・・呆けてきてる、やっぱり。

  2006.03.08

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  ＧＯＴＨ／乙　一

  乙さんの初の本です（あ、私が読んだという意味ですが）。副題は「リストカット事件」といいます。６編の短編からなっていますが、最初の２編がう～む・・・グロい。だ～～っ！！失敗した！！よまんきゃ良かった！と思いつつ、どこか完ぺき主義な私は「いや、読み始めたんだから最後まで読まなきゃ・・。」と思い、読み続け「いやぁ～、あとがきまで読んどいて良かった！」と思った次第でして・・・。ゴスってなんだろう？ゴスロリのゴス？ロリはロリータだろうけど、ゴスってなに？なんて思いながら読み続けていると第４話の「記憶」に吸血鬼ドラキュラやフランケンシュタインのゴシックから来ると書かれていて納得。本当、最初は救いようのない話だなぁと思って読んでたんですが第３話の「犬」で、あまりの結末にびっくりし、最終話の「声」では、え！？なに？・・・そうなの？ともう一度読み返して・・あーっ！そうだったんだ・・・と。（ネタばれしてしまうと面白くないので、読んでみてください）あとがきを読んでよかったと思ったのは乙さんが第１話と第２話の主人公みたいな考えの人だったらいやだなぁと思っていたから。けど、最近の猟奇的な殺人事件の犯人ってこんな感じに生きているのかもってちょっと思ったりしました。それにしても、乙さん１９７８年生まれ（！！）・・・もう、作家さんも年下になってしまう年齢に私もなってしまったのね・・・。

  2006.03.02

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  ユージニア／恩田　陸

  初めて読んだ恩田さんの本です。本のつくりがおもしろいですね。最初の２，３ページはプロローグ部分なんですが、本文の紙とは別の紙で、大きさの違う紙が互い違いに重なってます。不思議な本でしたね～。一人称の語り口調で書かれているのかと思いきやインタビューに答えているものをそのまま書き起こしたようなものが続いていたりしてそして、一昔前にベストセラーになったという本（この本の中で）の文章なのか、物語のようなものがちらばっていたり頭のなかがこんがらがるような本でした。私は本を読むとき、頭の中でその風景やら色やら感情やらを思い浮かべながら読んでいくので、ちょっと疲れました。ＰＲ用の文章に恩田版「ツイン・ピークス」とかかれていますがあのドラマ、かなりはまった覚えがあります。カイル・マクラクランのＦＢＩ捜査官クーパー、チェリーパイ、アメリカンドーナツ、赤い部屋あの話もなんだかわからないまま終わってしまいましたね。森の中で起きる殺人事件から、枝葉が伸びに伸びて最終的に何を伝えたかったのかわからなくなっていたような・・・。ただ、あの感じはかなり私にとってツボでして、続編を見てみたいとずーっと思っていたのに実現しませんでした。ちなみに、カイルは本当はチェリーパイが大嫌いだそうです（笑）。

  2006.03.01

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  空耳アワワ／阿川　佐和子

  あの「ＴＶタックル」等でおなじみの阿川佐和子さんのエッセイ集。阿川さんって、５０歳だったなんてかなりびっくりしました。なんて可愛らしい（なんて私が言うのも失礼ですが）なんて若々しいひとなんでしょうね。エッセイって、誰のでもってわけじゃないんですが結構好きです。こんな風に文章が書けたら良いのになと反省させられたりして・・。この本の「にせ無口」というエッセイ。実は無口というひとほど、しゃべりたくてうずうずしているという。当の阿川さんも、雑誌で対談の連載をしていたりしてとても聞き上手という感じがするけど家族全員、そろいもそろっておしゃべり好き。阿川家に招かれた友人が、あんたの家じゃ誰も人の話を聞いていないと言ったらしい。確かに、人の話を聞くというのは結構難しい。私も大抵、人の話を聞きながら自分だったら・・とか自分の所は・・・なんて自分を中心にして話を聞いていたり話の腰を折ってしまったりする。自分のことはさておき、「うんうん、そうだよねぇ」と聞いているって言うのは案外疲れることなんだなぁと考えさせられたエッセイだった。

  2006.02.26

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  オバサンとサムライ／養老孟司　テリー伊藤

  「バカの壁」の養老さんとテリー伊藤さんの対談です。これからの日本はどうなっていくのか。日本人としてこれからどうしていかなければいけないのか。ということを、二人で話し合っています。最近、流行（というのか）の「武士道」、つまりは「サムライ道」は実はあのころの時代でも幻想か憧れみたいなものであって今、長生きしたいんであれば「オバサン道」を極めるべき。って結論に達しているんですが、その「オバサン道」を理想的に歩んでいってるのは「扇千景」だろうと養老さんは言い切ってます。へぇ～。そうなの？って感じでしたけど。この本の中で養老さんが「男の子には勇気を教えなきゃいけない」といっているのが、とても印象的でした。勇気というのは、喧嘩に割ってはいるとか、暴力をつかうということではなくて、「今までの自分を変える」というのが本当の勇気なんですって。たしかに、そうだよなぁ。うちの長男も、なにか新しいことを始めるときは必ず二の足を踏むし、「やってみなきゃわかんないじゃん！」と私が言っても「え～～～！？」と返ってくる。誰でも、今まで経験していないことに一歩踏み出すときは勇気が要りますよね。それを、特に男の子には教えていかなきゃいけないらしいです。なかなかためになる本でした。時々、「それはどうかなぁ？」と思ったりもしましたが。

  2006.02.22

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  呼人／野沢　尚

  呼人っていう地名が網走の近く（というのか、網走市の地域の名前なんですが）にあります。昔聞いていたジュンスカイウォーカーズのベースも寺岡　呼人　だったはず。ジュンスカの呼人とこの本の題名は「よひと」網走の近くは「よびと」といいます。私、野沢尚さんって「なお」って読むんだとずーっと思ってました。「ひさし」さんだったんですね。女の方かと思ったら、男の方でした。ドラマの脚本も何本か書いてますよね。ていうのか、そっちが本業だったのかな？「眠れぬ森」も好きで見てたなぁ。「氷の世界」も結構好きでした。けど、途中はものすごくはらはらどきどきするんだけど最後が物足りない感じがしてましたね。私としては、この「呼人」もそんな感じ。目次を見て、「なんで何年でも１２歳？」と思い読み続けていくうちに「なるほどねぇ」と感心し結末を読んで「・・・う～ん。」と唸ってしまうという。眠れぬ森で思い出しましたが、この方何年か前に亡くなりましたね。自殺だったらしく・・・。作家の方は自殺の方多いですね。精神的に追い詰められそうな職業だもんなぁ。けど、野沢さんのドラマをまた見てみたいと思ってももう観られないというのは、なんだか切ないですね。最近の連ドラではあまり感じない「次はどうなるの？！」っていうのがまた観てみたいです。

  2006.02.19

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  脳男／首藤　瓜於

  第４６回江戸川乱歩賞受賞作品。題名をみたときに「これって、グロいホラーものなのかなぁ・・・」と思った私。けど、違いましたね。ものすごく面白かった！！これはお薦めです。読んでいるうちにどんどんと映像が頭の中に広がってこれを映画化したらものすごいものになりそうと思ってしまいました。鈴木役は西島秀俊さんがいいかな？「アンフェア」でみせたあの無表情さは良いかも・・・。

  2006.02.14

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  天使の囀り／貴志　祐介

  貴志さんの本のなかで一番怖かった本。怖い・・・。こんなこと本当に起きたら怖いなぁ・・。ホラー映画ならこの本が一番よく出来そうだけど・・。けど、最後のシーンは・・・。

  2006.02.13

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  十三番目の人格～ＩＳＯＬＡ～／貴志　祐介

  これも映画化されていたんですね。賀茂由香里役が木村佳乃。第三回日本ホラー小説大賞長編賞佳作だそうです。貴志さんの本はほかにも読んでいますがこれは思ったほど怖くなかったかな？初期の本なんですかね。最近読む本はなぜか実際に起こった事件が絡んでくるものが多いなぁ・・。これは阪神大震災が出てくるし。なぜか、ランダムに図書館から本を借りてきてもなにかしら関連したものが多かったりするのよねぇ。いやぁ・・・。風邪を引いて、日記を書き込もうにもクシャミの連発でなかなか先に進みません。う～む・・。

  2006.02.12

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  グロテスク／桐野　夏生

  元になっている事件は「東電ＯＬ殺人事件」というもの。昼間はエリートＯＬとして生活していた女性が夜には娼婦として生活していた。そしてある日、アパートの一室で絞殺死体として発見される。いわゆる「たちんぼ」で活動（っていうんだろうか）していた彼女は長髪のかつらをかぶり、トレンチコートを着て夜の街に立っていたらしい。この女性の心の中は、もちろん殺されてしまった今となっては推測でしか語ることができないが桐野さんは独特の文章とともに「もしかして、これは事実？」と思えるくらいに真に迫っている。だれでも、心の中に暗い部分は持っているものだろうその闇の深さはそれぞれだろうけれど。ここまで落ちていってしまった彼女。けれど、彼女自身は落ちぶれていったというわけではなかったのかもしれないこれが彼女の本当の姿だったのかも・・。昼間の姿は世間体のために作り上げた仮の姿。・・・いや、どうなんだろう。つらすぎる人生だな、それじゃ・・。

  2006.02.08

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  博士の愛した数式／小川　洋子

  またまた映画化された本です。映画では、寺尾あきら（漢字が出てこない・・・）が博士役なんですね。家政婦役は深津さんです。久々に重くない本でした（笑）。あ、でも博士にとってはとんでもない病気ですかね。テレビなんかでみると、交通事故の後遺症で脳に障害を負ってしまう人は意外といるみたいですが。最近では若年性健忘症ってのも多いらしく、身近にもいましたよ。その方の病名は健忘症なのかどうかは不明ですが突然、自分の記憶が何年か前に戻ってしまうという症状でした。なので、高校時代の記憶に戻ってしまうとそれ以降に出会った人のことは覚えていないといった感じで・・・。脳の病気は怖いですね。ある日突然といったものも少なくないみたいですので。この原作が映画化されるとどんな感じになるんでしょうね。どのへんで盛り上がるのかなぁ・・。淡々とすすんでいく話なんで、どうも気になります。

  2006.02.07

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  白夜行／東野　圭吾

  今、ドラマやってますね。残念ながらドラマは見ていません。けど、ドラマ化を知ってから原作を読んだのでした。う～～ん。原作を読んでいる限りでは「ここまで人って２面性を持てるものか？」と思いましたが、どうなんですかねぇ・・・。雪穂みたいな人っているような気もするけど、いたら怖いかな。近寄りたくはないですね。まぁ、本性を知らずにその魅力に引き寄せられて、結果ああなってしまうんでしょうけど・・。時代設定がほぼ私の今までと同じなので学校内暴力やら、カセットテープを記憶媒体にしていたまだパソコンと呼ばれる前のパーソナルコンピューターやらマリオブラザーズやら宮崎勤の事件やら「あ～、そんなことあったよなぁ・・」と思いながら読んでいました。そのおかげか、かなり分厚い上下段に分かれた文庫本なのにあっという間に読んでしまいました。ドラマ見たくなったなぁ。今からでも遅くないですかね・・。ＨＰをみたら、原作本の裏にある出来事みたいですね雪穂と亮司の切ない関係が描かれてるようで原作とは別物のようで・・。

  2006.02.03

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  不夜城／馳　星周

  金城さんの映画ですね。あと、山本かんさい（漢字が出てこない・・・）の娘とか。映画を見る前に本を読んだはず。（かなり昔）ハードボイルドですね。馳さんのデビュー作だっけ・・？馳さんの本は「夜光虫」も読んだけど中身が似ているような・・。嫌いではないですが、飽きてしまう・・。面白いんですけどね（どっちなんだ）。映画は・・・どうだったかなぁ？「ちょっと期待はずれ」だった気がするけどあまりに昔なのでうろ覚えですみません。

  2006.01.31

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  たたり／雨宮　町子

  ちょっとホラーものを読みたくなって選んでみました題名だけでですが（苦笑）まったくしらない作家でしたしいかにもって題名だったし最初のほうは「ん？これはホラーじゃないのか？」と思いましたが、真ん中あたりから「おっ！そろそろなんかありそう？」と思わせ、そして最後には「・・・なんじゃ、こりゃ・・。」と思ってしまいました（謝）なんだろうなぁ・・・。もっとこう・・はらはらどきどきがあってもよさそうなものなのに後半５ページくらいでいきなりきたか？って感じだったんですよね。しかも終わり方が救いようがないというか・・・・・うーん。けど、本に使われている紙たぶん、わざと古く見えるように加工されてるんですね。わざと黄ばんだ感じにしてあります。その辺は細かいなぁと思いましたが

  2006.01.27

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  ヒュウガ・ウイルス　～五分後の世界　２～／村上　龍

  久々に村上龍の本を読んだ。（今までの日記は過去に読んだものの感想でした、実は。）う～～～ん。やっぱり、グロいよね・・・。実はこの本１９９６年初版の本ですがいままで五分後の世界の続きだとは知りませんでした。いつも、図書館で背表紙しか見ていなかったもので・・・。しかも貸し出し記録を見ると、私が二人目・・・。人気無いのかなぁ。面白かったのに。ただ、この五分後の世界シリーズは村上龍の本にしては珍しくエロくないので（あ、多少ＳＭの話は載ってたかも・・）なんだか、真面目な本だなぁという感じもしましたが・・。ＵＧ戦士は今の日本ではありえませんね。昔の日本、太平洋戦争あたりの日本にはいたかもしれないけど。なんだか、日本という国はどこに行こうとしているのか判らなくなってきていませんか？あまりに裕福になっちゃったのかな。けど、それは物が溢れているだけで本当の豊かさではない気がしますけど。全然別な話ですが最近、水羊羹作りに凝ってます。小豆の豆からあんこを作って寒天（粉ですが）で固めてます。これが、結構簡単に作れてあっさりめで美味しいです。正月に２キロほど太ってしまいダイエットしなきゃなぁ・・・と寒天がいいかもと思って作ってますが食べ過ぎては元も子も・・・いかん、いかんなぁ・・・このままでは社会復帰できそうもないよ。

  2006.01.26

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  Ｉｔと呼ばれた子／デイヴ・ペルザー

  画像は少年期ですが、読んだのは幼少期ですちょっと前に話題になりましたね自分の子どものころに受けた虐待の体験を書いている本ですが・・・つらいですねどうして自分の子どもにそんなことができるのか・・私には理解できませんでした理解できたら恐ろしいですけどね色々と考えてしまいました反省も一杯しましたこんなにひどい虐待はしていないにしても子どもたちにとって傷つく一言を言ってしまっているかもしれない自分の感情にまかせた叱り方、いや怒っているだけの言葉は子どものためには絶対にならないなと虐待はしつけではない区別は難しいですが暴力はしつけではありません

  2006.01.24

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  カレーライフ／竹内　真

  この本、図書館でぱっと見で選んでしまった。「なんて、おいしそうな色なんだろう・・・」と思って。内容はというと主人公の大好きなおじいさんが、ある日目の前で亡くなってしまう。おじいさんがやっていたレストランで、従兄弟たちと集まっておじいさんの特別なカレーライスを食べていたときだった。そしてお葬式の夜自分たちが大人になったときににおじいさんのレストランを継いでおじいさんのカレーを復活させようと約束する。その約束を果たすべきなのかよくわからないまま行方不明になった従兄弟を探しながらカレーを研究する旅にでた主人公だったが・・・といった感じだったかな？本読みながら「う～～～っ・・・カレー食べたくなってきた。」と間違いなく思うはず。私もその晩のご飯はカレーライスでした（笑）最近スープカレーが流行っていますがスープカレーのルーは高くて買えませんね。もうちょっと安かったら買う気にもなるんですが。洋ちゃんのカレーも高いよなぁ・・・。

  2006.01.22

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  死ぬまであと１週間。あなたならどうする？／テリー伊藤

  死ぬまで１週間かぁ・・・。私ならどうするかな。この本では老若男女、色々な人から自分ならどうするのかを聞いているんですが色々な意見があっておもしろいですね。知人、友人に挨拶にまわるひと犯罪に走っちゃう人家族のために過ごす人とくに何もしない人意外と何もせずに過ごしそう。いつもと同じように生活して眠るように死んでいきたいなぁ。みなさんなら、どうしますか？

  2006.01.21

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• GoGoHeavenの勇気／銀色　夏生

  銀色夏生の文庫はかなりの数もってますがこれは初めて買ったものですせつない片思いとなさけない恋と泣ける友情と不思議な愛と客観的な意識と一途な感情の間をただよう私はあなたにとってだけ必要であればいいのに今読んでもキュンッとなってしまいますねまさしく私の学生時代ですよ。銀色夏生、紡木たく、いくえみ綾あたりの世界でしょうか。銀色さんの本は写真もいいんですよね。絵はあんまりすきじゃありませんでしたが・・今も活躍されているんでしょうかなんだか「置いてきちゃった世界」みたいな・・・

  2006.01.20

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  機械じかけの猫／トリイ・ヘイデン

  ちょっと前に読んだ本ですがトリイ・ヘイデンは情緒障害とか精神的に障害がある子どもの学校の先生をしていた方で現在はセラピストとかしてるのかな？他の本は先生時代のことをノンフィクションで書いているけどこの本はフィクションけど、中身的には自閉症の少年のお話なのでいつもの感じで進んでいきますただ最後はなんとなくはっきりしない終わり方というかうーーん・・・と、唸ってしまう感じ上下巻で結構な枚数だけど引き込まれるようにあっという間に読んでしまいましたけど最後が残念といった感じでしょうか

  2006.01.19

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  オトナも子供も大嫌い／群　ようこ

  群さんのエッセイって、本当におもしろい。これって新聞の書評を読んで借りてきたんだけど、群さんの子供時代の話なんだろうか。なかなか、おもしろそうな子供だったんだろうなと思われますが・・・。私も小さいときから子供が苦手だった。子供が子供を苦手っていうのもどうかと思うけど、自分より小さい子供が本当に苦手で群さんのようにわざと睨みを利かせてわざと泣かせたりして・・・。子どもを産めば変わると言われそうなのかな？と産んでみたらあんまり変わらず（汗）そのせいかうちの息子たちはなんだか子どもじゃないみたいだ。いや、自分の子どもじゃないみたいという意味ではなく子ども子どもしていないというか、長男なんかは同級生の女の子に「○○っておじさんみたい。」と言われてたりして・・最近、本当育児に行き詰ってしまって・・・いや、育てているといえるのか？よくだんなには「うちにはこどもが３人いる。」と言われる。息子たちと私・・？普通、奥さんが言う言葉よね。けど、なにもいえない私。確かに子どもを叱っているのにただの兄弟げんかにいつのまにかなっちゃってるし・・・いいのか？こんなんで。

  2006.01.18

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  あらしのよるに／きむら　ゆういち

  辺見えみりと結婚ですか。おめでとう。キム兄。・・・とは違う”きむら　ゆういち”ですね。この映画観に行こうと思っていたのに、終わってしまいました・・。息子と一緒に行こうと思っていたのに。最近やさしさが足りなくなっている息子たちと自分には必要な映画だったはず・・。絵本は「くものきれまに」しか読んでません。他のは貸し出し中だったもので。最後は泣けますね。こんな展開が待ち受けているとは・・・。ＤＶＤでも買うかな。

  2006.01.17

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  疾走／重松　清

  今朝のめざましテレビで「疾走」の映画化を知った。え～～～っ！！！まじっすか？重松さんの本ってものすごく泣けるいい本とめちゃくちゃ破滅に向ってるくらーい本と両極端なのがあるのよね。そんでもってこの「疾走」は後者のほう・・・。しかも、主演がＮＥＷＳの早稲田に合格したとかっていう方。・・・ジャニーズ？・・・大丈夫？後半部分は映像化できないだろうなぁ・・。だって、ジャニーズよぉ。無理だね。この本読んだあとしばらくどんよりした気分で過ごしたパキラパキラです・・・。

  2006.01.16

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• アメリカ居すわり一人旅／群　ようこ

  残念ながら画像はありませんけど、角川文庫の表紙はヒールを履いた赤いボストンバックの絵だけだったしね・・何年前かなぁ・・・。前の仕事場の友達（今でも数少ない友達の１人ですが）と香港旅行に行ったときにどこかのキヨスクで買った本ですね。まだ中国に返還されてないころの香港ですよ空港がまだ市街地にあったころドルと元が混在してましたねいまではやっぱり元だけなのかな？あれ以来行ってないのでわかりませんが・・帰国後、秋田の乳頭温泉に行ってＪＲで北海道に渡り七飯に行ったんだったかな？そのＪＲで読破したはずあっという間に読めちゃう群さんのエッセイその辺にある旅行記ではなく、その辺に転がっているアメリカの日常をありのまま書いているところがいいんでしょうね夢を求めて行ったニューヨークにはいろいろなトラブルが待ち構えていてそれをなんだかんだ文句いいつつ乗り越えていってしまう群さん滅茶苦茶お勧めですぜひ一読あれ

  2006.01.14

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  五分後の世界／村上　龍

  これってプレステでゲームになってたのね・・検索して初めて知りましたかなーリ前に文庫で購入したんですが物語の中になかなか入っていけなかった気が・・まぁ、話事態がそういう話っていうか主人公が訳のわからない状態で始まっているので・・・ジョギングをしていたはずの小田桐はいつのまにか意識を失い５分後のもうひとつの世界にいる。その世界の日本は、まだ第二次世界大戦を終えておらず２６万人に激減した日本国民は地下に司令部をつくりアメリカをはじめとする連合国軍相手に戦争を続けていた。といった感じの中身なんですが私が読んだ村上さんの本の中でもちょっと異質というのかけど、読みはじめとは逆に本の中に入り込んだらあっという間に読めてしまったという・・・しかし、村上さんの本は途切れが非常に少ないですね。段落が少ないんです。なので枚数の割りに字数は多いという・・・今、気がつきました。

  2006.01.13

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  二分割幽霊綺譚／新井　素子

  かなりなつかしいなぁ・・・。新井素子さんを知ったのは姉の影響から。新井さんの本の中でも、私はこれが好き。昔、ＮＨＫ－ＦＭでラジオドラマみたいな形で放送されててこれもすごく好きでした。うちの女家族は本好きみたいで姉は図書館委員だかなんだかもしていたしその影響なのか図書館秘書を目指し大学も受けたのだけど失敗し（汗）今ではまったく違う仕事をしています。そして母も読書好き書くことも好きらしくかなり昔に新聞の投稿欄に載ったことも・・・私は、書くことは嫌いではないのだけれどブログをご覧になってわかるかと思いますが文章をまとめる能力がないらしく昔は詩なんかを書いてました（照）

  2006.01.10

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• 名もなき毒／宮部　みゆき

  ほほほ、ローカルですね。北海道新聞の連載小説でございます。今日で最終回。なんとなく昨日あたりから、「このまま終わっちゃうの？え？明日で終わりよぉ～！！」的な感じがしまくりでしたが・・・。しょうがないのかなぁ。新聞の連載なんて本当大変だよなぁと思って読んでましたよ。期間が決められている中でのスペースが決められている中での・・・これ、「誰か」の続編ってわけじゃないんでしょうが主人公は一緒です。手直ししたあとの文庫本を読みたいそんな衝動にかられている私です・・・。

  2005.12.31

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