いつか記憶からこぼれおちるとしても/江國 香織
【楽天ブックスならいつでも送料無料】いつか記憶からこぼれおちるとしても [ 江國香織 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 吉田くんとのデートで買ったチョコレートバーの味、熱帯雨林にすむ緑の猫への憧れ、年上の女の細くて冷たい指の感触…。10人の女子高校生がおりなす、残酷でせつない、とても可憐な6つの物語。少女と大人のあわいで揺れる17歳の孤独と幸福を鮮やかに描き出した短篇小説集。【目次】(「BOOK」データベースより) 指/緑の猫/テイスト オブ パラダイス/飴玉/雨、きゅうり、緑茶/櫛とサインペン江國さんの本は、ほとんど読んでると思っていたんですが、これ読んでませんでした。ずっと前から図書館にもあったのになー。何故かこれだけ抜かしてたんだなー。女子校に通う、高校生たちのお話たち。私はずっと共学だったので、この少女たちの感覚はちょっと分からない感じ。小学6年の後半から仲良くなった友達が、いわゆる良いとこの娘さんで。北の都の女子校に中学から行ってしまって、数回手紙をやり取りした時に、随分大人な感じになっていて驚いたことがありました。なんでしょね。やっぱ独特な感じ?女子校、男子校となると私立がやっぱり多いからなのか、坊ちゃん嬢ちゃんが通う学校という感じがしてしまう。ま、私の場合、かなりなド田舎に住んでるので、そういう学校が近くに無くて。あ、一校だけあったか。私立の女子校。けど、私たちが高校生だった当時は、その学校はあまり評判のいい高校ではなかったのでね。結構名の知れた、有名な学校なんですけどね。ま、それはいいとして。これは…2002年の本か。その当時江國さんはおいくつ…?そう考えると、高校生独特の感性とか、よくここまで表現できるもんだなと。私なんて、自分の高校時代なんてほとんど覚えてないもんなー。いや、そうなると、江國さんの書いているものが、実際の高校生が感じている感情なのかはわからないですけどね。でも、なかなかこういう感じは簡単に出てこないと思います。やっぱ好きだなー、江國さん。