もうひとつの世界

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  英雄の書　上／宮部　みゆき

  英雄の書（上）お兄ちゃんが人を刺すなんて・・・。＜英雄＞に取り憑かれた兄を救うため友理子は物語の世界へと旅立った。毎日新聞連載、宮部みゆきのファンタジー最新刊！正直、ラジオでこの本の出版を知ったときに「う、ファンタジーかぁ・・・」と思ってしまいましたが面白いじゃない！！ファンタジーといえばファンタジーなんでしょうけどICOみたいのだったらちょっとなぁと思っていたのでブレイブストーリーに似た感じでいいですよ、これは。ああっ！下巻を早く読まなきゃ！そんな感じですっ！

  2009.03.27

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  笑う出産スペシャル　アトピー息子／まつい　なつき

  アトピー息子【内容情報】（「BOOK」データベースより）あやしい民間療法、青魚問題、いろんな治療方針、近代医学の総本山「国立小児科病院」…２年間の七転八倒・全記録！ベストセラー『笑う出産』『笑う出産２』につづく三男の育児は、お悩み満載だった。三男はアトピーだった！！さあ、どうする。 まついさんの笑う出産シリーズ好きで全部読んでいるんですが三男くんはアトピーだったんですねもう治ったようなので過去形にしてみましたがまついさんも言うようにアトピーに限らず治療法のはっきりしていない病気って患者さんや周りの人たちが不安になるような情報は沢山あるのに不安を少しは解消させるような情報ってまるで浸透されていかないというか分かっていることはちゃんと情報伝達していかないとだめですよね不安を煽って色々なものを買わせようとする商売根性なんでしょうか・・・。まついさんの「パリの日」とかいいですよね。私もたまに（ちょくちょくか）なーんにもしたくなくなる（家事全般が）日が月に１、２度訪れるのでそんな日には取り入れたくなりました。

  2009.03.26

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  ナマの京都／グレゴリ　青山

  ナマの京都【目次】（「BOOK」データベースより）京いけずの章（京の料亭いけずサクレツ篇／よそさんの知らない京都語入門　ほか）／京食の章（薔薇と王将／京都における王将の存在　ほか）／京まぼろしの章（深泥池／近畿放送のもっさいＣＭ　ほか）／京観光の章（グレーナ／わびさびな思い出　ほか） 京都出身のグレゴリさんによる京都観光案内（？）本ですへぇ～いけずってそういう意味だったんだと思ってしまった私。京都の人って本当の意味を知らずに付き合っていたほうが楽なのかしら・・・。グレゴリさんの他の本も見てみたくなりました。

  2009.03.25

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  鳥頭対談／群ようこ・西原理恵子

  鳥頭対談【内容情報】（「BOOK」データベースより）大爆笑！えっ、そこまでしゃべっていいんですか！？「あたしらは、笑ってもらってなんぼの商売。どでかい花火をあげたるでぇ」。 いやぁ～楽しかった！これだけ思っていることそのまましゃべることが出来たら楽しいだろうな。それにしても西原さん、豪快な人なんだろうなとは前から思っていましたが相当悪かったのね、昔。私がこの本を読みながら声を上げて笑っているとうちの息子たちが不気味なものを見る目で私のことを見つめていました・・・。あ～すっきり！

  2009.03.14

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  明日の記憶／荻原　浩

  明日の記憶【内容情報】（「BOOK」データベースより）「まずお歳を聞かせて下さい」「ここはどこですか」「次の三つの言葉を覚えて下さい。いいですか、あさがお、飛行機、いぬ」「今日は何曜日ですか」「さっきの三つの言葉を思い出して、言ってみてください」人ごとだと思っていたことが、我が身に起きてしまった。最初は物忘れ程度に思っていたが、若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた。身につまされる傑作長編小説。３年くらい前の渡辺謙さんの主演映画の原作です。言わずもがなですが・・・。これ、私は映画は観ていません。けど、きっと泣けるんだろうなぁ。前半は、う～っ怖いっ！自分にも同じことが起きたら・・・いや、だんなに同じことが起きたらいったい私はどうするんだろう。と、そればかり考えていましたが後半は、泣けてしかたなかったです。どこのどの部分が？と聞かれると即答できませんが何故か涙が零れ落ちました・・。映画も観てみたいな。DVDでも借りてくるか。

  2009.03.13

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  別冊　図書館戦争　２／有川　浩

  別冊図書館戦争（2）【内容情報】（「BOOK」データベースより）大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第２弾！そんで、結局あの人たちは？これにて幕引き。 あれ！？別冊図書館戦争ってこれ２冊目なんだ。リンク検索して初めて気付きました・・・。それにしても、気になっていたあの２人の恋愛模様がこんな風に広がるなんて久々にちょっと胸キュン（旧い表現だな・・）しちゃいました。しかし、「図書館戦争」シリーズはこれでひとまず完了ってことなんですね。寂しいなぁ・・・。

  2009.03.12

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  ミサコ、三十八歳／群　ようこ

  ミサコ、三十八歳【内容情報】（「BOOK」データベースより）私の幸せはどこにあるのだろう―ミサコは小説誌の副編集長、都心にマンションも買った。でも、四十路を前に、心身とも少々疲れ気味。癖のある作家とのつきあい、バカなうえやる気がないバイトの男の子の面倒、徹夜での原稿チェックなどなど、仕事中心の毎日。それに加え、一人暮らしの父親の心配に、妹の結婚問題…彼女の心のよりどころは、愛猫のあーちゃんだけ！働く女の真実と切実さを、鋭くかつ暖かい眼差しで描く長篇小説。 群さんは肩の力を抜いて読めるのでちょっと一息つきたいときに借りてきます。アラフォーですねぇ・・・。うんうん、あるある！そーなんだよねぇ・・・と本を読みながら、一人頷く私。傍から見ると不気味ですが本当に大学出でよっぽど仕事ができるんだろうと思っていたらドジばかりしてしかもやる気なし反省もしないって若い子（あぁ、若い子なんていってる自分が悲しい・・）最近、多い気がしますよ。私の場合は逆パターンで向こうが職員、こっちがバイトって立場ですけどねかえって始末に悪いというか・・・ミスは誰にでもあることですけど反省ぐらいはすれよ！と次はしないぞとなぜ思えないんだ！と本当に疲れる世の中ですねぇ・・・

  2009.02.26

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  初ものがたり／宮部　みゆき

  初ものがたり【内容情報】（「BOOK」データベースより）本所深川をあずかる岡っ引きの茂七親分が、下っ引きの糸吉・権三とともに、江戸の下町で起こる魔訶不思議な事件に立ち向かう。茂七に事件解決のヒントを与える謎の稲荷寿司屋や、超能力をもった拝み屋の少年など、個性あふれる登場人物たちと織りなす人情捕物話の数々…。「鰹」「白魚」「柿」「桜」など、江戸の季節を彩る「初もの」を題材に、ときに哀しく、ときに妖しく描く時代小説。 へぇ・・・「初もの」を題材にしてるから「初ものがたり」なんだ・・と、このデータベースを読んで初めて知った私でしたこれって続編あるのかなぁ稲荷寿司屋の正体は暴かれることなく終わってしまったようなあ～～いなり寿司食べたい・・・

  2009.02.20

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  天狗風／宮部　みゆき

  天狗風【内容情報】（「BOOK」データベースより）一陣の風が吹いたとき、嫁入り前の娘が次々と神隠しに―。不思議な力をもつお初は、算学の道場に通う右京之介とともに、忽然と姿を消した娘たちの行方を追うことになった。ところが闇に響く謎の声や観音様の姿を借りたもののけに翻弄され、調べは難航する。『震える岩』につづく“霊験お初捕物控”第二弾。 震える岩の続編（？）ですやっぱり、宮部さんはファンタジー好きなんだなぁとちょっと思ったりして。猫がかわいいですが天狗と聞いてちょっと百物語シリーズを思い出しましたが私としては京極さんのほうがやっぱり好みかも宮部さん、新作ファンタジーなんですね

  2009.02.19

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  震える岩／宮部　みゆき

  震える岩【内容情報】（「BOOK」データベースより）ふつうの人間にはない不思議な力を持つ「姉妹屋」お初。南町奉行の根岸肥前守に命じられた優男の古沢右京之介と、深川で騒ぎとなった「死人憑き」を調べ始める。謎を追うお初たちの前に百年前に起きた赤穂浪士討ち入りが…。「捕物帳」にニュー・ヒロイン誕生！人気作家が贈る時代ミステリーの傑作長編。宮部さんですやっぱり面白い時代物最近歴史物が流行っているらしいですが私の場合、時代劇が好きになりつつあるのかも再放送の時代劇も結構楽しんじゃってるし宮部さんの時代物っておいしそうな煮物の匂いが香ってきそうな感じが好きです

  2009.02.18

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  予知夢／東野　圭吾

  予知夢【内容情報】（「BOOK」データベースより）君が生まれる前から僕たちが結ばれることは決まっていた。十六歳の少女の部屋に男が侵入した。十七年前に男が見たという夢は、果たして妄想なのか。 なんだか、東野さんが読みたいなぁと思い何も考えずに図書館から借りてきてみたら探偵ガリレオシリーズでしたか・・・。ドラマを先に見てしまっているせいか話が読めてしまってしかもドラマの場面が浮かんでしまってあぁ、やっぱり湯川は福山じゃないなぁなんて余計な事を考えてしまったりしていや、福山は好きなんですけどね。東野さんも原作とドラマ、映画は別物って言ってることですし。ちなみに、映画まだ見てません・・・。

  2008.11.08

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  おそろし／宮部　みゆき

  おそろし「宮部みゆき待望の最新刊は、時代長編！新たなライフワーク、「ふしぎ百物語」がスタート！！他人に心を閉ざした娘、おちか。江戸ふしぎ噺が、頑なな心の闇を溶かしてゆく－－。実家である川崎宿の旅籠で起きたある事件をきっかけに、人に心を閉ざした17歳のおちか。叔父・伊兵衛夫婦が神田三島町で営む袋物屋「三島屋」に身を寄せている。おちかを案じた伊兵衛は、いつも碁敵を迎える「黒白の間」で、人々から「変わり百物語」を聞くようおちかに言い付ける。人々は話すことで心を軽くして帰っていき、彼らの不思議な話はおちかの心を少しずつ溶かし始める。伊兵衛の狙いはそこにあり、やがておちかが心を閉ざした事件も明らかになっていくのだった。連作時代長編、江戸ふしぎ譚。」またしても時代物。しかも百物語ですね。百物語としては、京極さんのものより怖い気が・・・。ただ、最後はちょっとファンタジーっぽいかな。あれ無いほうが怖かったかも。まぁ、個人的な意見ですが。

  2008.11.07

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  あかね空／山本　一力

  あかね空【夢と不安を胸に、単身京から江戸に下ってきた豆腐職人の永吉は、恋女房のおふみとその周囲の人びとに助けられ、ついに表通りに店を出すまでになる。だが両親の死をきっかけに、おふみは永吉や子供たちとの関係に歪みが生じていき、やがて永吉夫婦の死後、子供たちに試練が待ち受けていた……。 　豆腐屋一家二代にわたる物語を通して家族の絆を改めて問い直す、入魂の書き下ろし時代小説です。（文藝春秋）】時代物続いています。山本さんの時代物は情景が眼に浮かぶようでこの時代に生きていたかのようですが・・・。京極さんの百物語シリーズを読んでいたせいかおっ・・・ここらで事件が起きるんかい？と思わず考えながら読んでしまいましたが淡々と進んでいく毎日です。けど、何度かの苦難を乗り越え分かり合うようになる家族が涙を誘いますねぇ・・・。当然、泣きました。いいですよ、山本ワールド。

  2008.10.21

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  前巷説百物語／京極　夏彦

  前巷説百物語【内容情報】（「BOOK」データベースより）大損まる損困り損、泣き損死に損遣られ損。ありとあらゆる憂き世の損を、見合った銭で肩代わり。銭で埋まらぬ損を買い、仕掛けて補う妖怪からくり。寝肥、周防の大蟆、二口女、かみなり、山地乳、旧鼠―小股潜りの又市が、初めて見せる御行姿。明治へ続く巷説が、ここから始まる百物語―。 晴らせぬ恨みを請負い、裏の渡世人たちが仕込む驚愕の仕掛けとからくり!!【直木賞受賞作「後巷説百物語」へ続く、若き又市たちの活躍を描く。大胆な仕掛けで恨みを晴らす又市たちの出会いが語られる。江戸時代末期。双六売りの又市が、裏渡世仲間の仲蔵や林蔵らとともに、晴らせぬ損を仕掛けで補う損料仕事を引き受ける。あちらをたてればこちらがたたぬ事柄を、妖怪仕掛けで双方たてる又市の活躍を描く妖怪時代小説の傑作。巷説シリーズの百介や治平らと出会う前の、若き又市が江戸に仕掛ける、百物語のはじまりの物語。直木賞の原点がココに集約。】え！？京極さんって直木賞作家だったの？（いまさら）そっか～、「後巷説百物語」が受賞作品だったのか・・。又市が百介と出会う前の話ですね。なんだかこれも泣けてしまった。又市の言葉が胸にしみます。「死んでしまっては、どうにもならない。」当たり前のことなんですが、時々忘れてしまいますね・・。

  2008.10.20

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  後巷説百物語／京極　夏彦

  後巷説百物語【妖怪誑かしの小悪党、又市とその一味が活躍するシリーズ第3弾！“恵比寿像の顔が赤くなるときは、恐ろしい災厄が襲う”明治10年。巡査の矢作剣之進はある酒の席で珍奇な伝説を巡り、友人らと言い争いになる。収拾が着かなくなった剣之進らは、奇妙な隠居老人山岡百介の元を訪れた。一白翁と名のるこの老人は、若い頃、百物語開板のため、諸国の怪異譚を蒐集してまわったほどの不思議話好きだという。百介は昔体験したという不思議な物語を語り始める。 】後巷説百物語というくらいですから、隠居生活の百介の昔語りなんですが。最後がなんとも寂しかった・・・。こうやって時代物を読むと日本史の世界が別な面からみえてくるというかあの頃大嫌いだった日本史の授業も今だったら楽しく受けられるかもと思ってしまいますね。いつの時代も、人間の根本は変わらないんだなぁとつくづく感じる今日この頃です。

  2008.10.19

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  特命／麻生　幾

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）洞爺湖サミット（主要国首脳会議）の開催を４日後に控え、最大の緊張状態にある成田空港において密入国を図った男が謎の言葉を残して変死した。その男が残したのは、決して洩れるはずのない警察庁の海外特別協力者（エージェント）の暗号名と運営官の実名だった。サミットへの脅威との関連を懸念する警察庁首脳は、一人のキャリア・伊賀剛に単独調査の特命を与えた。将来を嘱望されていると自任する伊賀は、泥臭い調査を命じられ、また裏切り者呼ばわりされることに屈辱を覚えながらも動き始める。難航する調査の末、伊賀が辿り着いてしまったのは、日本政府の秘められた闇とテロハンターたちが持つ警察庁への怨嗟だった…。秘められた“日本警察の裏面”と“国外スパイ活動の実態”を豪快に描き切る衝撃のエンターテインメント、書き下ろし。う～ん。こんな内容だとは思わずに借りてきてしまった。最初からいけ好かない感じに書かれていた伊賀だけどこんな結末ってどうなの？なんだか、面白かったとは書けない私です・・・。

  2008.10.01

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  続巷説百物語／京極　夏彦

  巷説百物語（続）【内容情報】（「BOOK」データベースより）道を通せば角が立つ。倫を外せば深みに嵌る。そっと通るは裏の径―妖怪遣い・又市一味暗躍す！裏の渡世人、又市一味再登場。待望のシリーズ第二弾。はい、第二弾です。嵌ってます（笑）ただ、この本の終りで百介は又市たちとさよならしちゃうんですよねぇ。え～、さみしいよぉ・・。たま～に見る時代劇、水戸黄門あたりに思わず見入ってしまう私としてはあのあたりの感覚でこのシリーズ嵌っていたんですけど。あと２冊はどんな感じなのかなぁ・・・。

  2008.09.30

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• 汝はサロマ湖にて戦死せり／宇治　芳雄

  １９８０年の出版のためか、アフィリエイト検索はできませんでした。というか、この本、あまり出回っていないのかも。昭和17年、北海道サロマ湖に漂着した機雷が爆発、死傷者236人を出した事件を描くドキュメント・ノベルです。私が住んでいるところの本当に近くで起きた事件・・？事故になるのかなぁ・・・。昭和１７年といえば、まだ第二次世界大戦中ですね。日本で三番目に大きいサロマ湖にどこから流れ着いたものかわからない機雷が２つ漂着し、そのうちの１つが爆破処理のため湖岸に移動中していたところ、途中で爆発。見学にきていた近隣町村の住人、爆破処理のために出動していた警察官、地元の消防団員ほか沢山の死傷者を出した事件でした。ただ、時は戦時中。報道にも規制が掛かっていたため大事件として知らされることはなかったようです。でも、戦時中とはいえこんな北海道の片田舎まで戦争の影響はなかったようで当時のこのあたりは結構のんびりした戦時だったみたいですね。私の両親も戦中の生まれですが（とはいっても昭和１３年と昭和１６年だからなあ）戦争中という感じはあまりなかったと言ってました。食糧不足は日常だったみたいですがそれは戦争とはあまり関係のないところの問題だったようです。そんなところでもこんな事件、戦争がなければ起こっていなかったはず。いつの時代でも、戦争によって罪のない一般人が犠牲になるのは変わらないのですよ。戦争って不幸になるひとは沢山いるけど幸福になるひとっているんでしょうか・・？

  2008.09.29

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  巷説百物語／京極　夏彦

  巷説百物語【内容情報】（「BOOK」データベースより）時は、江戸。巷の闇の色は濃い。その闇を縫うように、あやかしたちの姿がほのかに立ち上る。小豆洗い、白蔵主、舞首、芝右衛門狸、塩の長司、柳女、帷子辻…。それは、現か、幻か、それとも―と、その刻、小股潜りの又市の鈴が密やかに鳴り、山猫廻しのおぎん、考物の百介、事触れの治平の姿が現れる。「御行奉為―」いつの世も、不可解な事件は決して跡を絶つことがない―。 京極堂シリーズを読み終えてしまったので他の京極さんを読んで見ました。なんていうんだろうなぁ。時代劇のような爽快さというのか期待を裏切らない展開というのか嵌りますよね。怪談はあくまでも物語で「この世に不思議なものなどなにもない」という京極堂の言葉が思い出されますがあぁ・・・。早く次の京極堂が読みたいとまた思いが募る私でございました。

  2008.09.28

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  ハサミを持って突っ走る／オーガステン・バロウズ

  ハサミを持って突っ走る【内容情報】（「BOOK」データベースより）アル中の父と精神病の母に放り出され、患者のような精神科医の奇妙な家で過ごした、痛ましくも可笑しい少年時代。青野聡入魂の訳による、小説よりも奇なる回想記。全米期待の大型新人による新感覚ノンフィクション。図書館で見つけて、たまたま借りてきた本です。いやぁ、本当にあった話？ってくらいものすごい思春期をすごした著者ですが今でも小説書いてるんでしょうか。なんでも自由になれば幸せかといえばそうでもないんだなと思いました。なんでもありって世界はどうしたらいいのか分からなくなっちゃう世界なのかな。うそ・・・。これって映像化されてるの？

  2008.07.29

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  楽園／宮部　みゆき

  　　【内容情報】（「BOOK」データベースより）「模倣犯」事件から９年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。１２歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は１６年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。 【内容情報】（「BOOK」データベースより）土井崎夫妻がなぜ、長女・茜を殺さねばならなかったのかを調べていた滋子は、夫妻が娘を殺害後、何者かによって脅迫されていたのではないか？と推理する。さらには茜と当時付き合っていた男の存在が浮かび上がる。新たなる拉致事件も勃発し、様々な事実がやがて一つの大きな奔流となって、物語は驚愕の結末を迎える。「模倣犯」も読んだはずなのに、前畑さんのことすっかり忘れてた・・。もっかい読まなきゃわからんなこりゃ。あの本も結構衝撃だったけど、これもやっぱりそうでした。いや、それにしても宮部さんの本ってあっというまに読み終えてしまう。もったいないことしたなぁ・・・。と思ってしまうくらいに。ラストは泣いてしまいました。最近涙腺がめっきり弱ってきたのかすぐ泣いてしまうなぁ。ただ、このラストはねぇ。思わず、良かったねぇ！と語りかけたくなりました。

  2008.07.16

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  ガール／奥田　英朗

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）さ、いっちょ真面目に働きますか。キュートで強い、肚の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。爽快オフィス小説。 【目次】（「BOOK」データベースより）ヒロくん／マンション／ガール／ワーキング・マザー／ひと回り アラフォーの皆さん（私もですが）、いかがお過ごしでしょうか？この本おすすめですよ～。やってくれるなぁ奥田さんってば。女心を良くお分かりで。あのドラマも毎週「わかる～っ！」といいながら見ていましたが（笑）最近、この世代ってよく取り上げられますね。やっぱり、バブルを生きてきた世代っていうのはちょっと違うのかしら・・・？

  2008.07.14

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  いとしのヒナゴン／重松　清

  いとしのヒナゴン【内容情報】（「BOOK」データベースより）黒い影、獣のにおい、夜の闇に光る二つの目。謎の類人猿「ヒナゴン」の存在を信じる、元ヤン町長イッちゃんが燃えた。市町村合併問題、町長選をめぐって、ヒナゴン騒動はヒートアップ。一年ぶり、待望の長篇小説。 ちょっと泣きたい気分になって、重松さんを読んでみました。短編もそれぞれに泣けるのですが、長編が良かったのでこれ。いや～、まさに今、自分の住んでいるところがこれって感じ。まぁ、ヒナゴンは出現しませんがね＾＾；田舎に住んでると、良いこともたくさんあるけど不便さ、世間に置いていかれる感はどうしてもあるわけで。中央は、自分たちを中心に考えているのでこんな田舎に住んでいる人たちのことなんて軽～く思ってるんだろうなと、ひしひしと感じる今日この頃。最後はやっぱり泣いてしまいました。ほんわかする１冊です。映画化もされたんですね。いっちゃんは誰が演じたんでしょうか・・・・。

  2008.07.01

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  ララピポ／奥田　英朗

  ララピポあら、この表紙良く見たら・・・・。図書館から借りて読んだのだけど、ちょっと恥ずかしいね。そっか、爆笑小説なんだ。そんな感じは受けなかったんですが。なんだか、いつもの奥田さんぽい感じが・・というか、○○小説か！！ってなノリですがね。内容情報を載せようとしたら、エラーで無理でした（苦笑）そうか、「ララピポ」ってそういうことね。ネタばれになるので書けませんが。いや、さして重要な言葉ってわけでもないわけですが。気になる方は、読んでみてください。

  2008.06.30

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  港町食堂／奥田　英朗

  港町食堂【内容情報】（「BOOK」データベースより）Ｎ木賞受賞でさらに多忙に、もっとワガママになった自称“品川イチの偏屈作家”を待ち受ける受難の数々。毒舌炸裂、阿鼻叫喚、トドメに感涙必至の紀行エッセイ。 【目次】（「BOOK」データベースより）第１便　美人ママに叱られたい―高知・土佐清水篇／第２便　謎の生物ＶＳ．美人女医―五島列島篇／第３便　名もない小説家、ひとりたたずむ―宮城・牡鹿半島篇／第４便　Ｎ木賞などおかまいなし―韓国・釜山篇／第５便　食い意地のせいなのか？―日本海篇／第６便　極寒の孤島に閉じ込められて…―稚内・礼文島篇 いやぁ、ちょっとびっくり。旅日記とは思わなかったんですよ。だって、この表紙ですよ！！雑誌「旅」の企画で港町探索の旅で、港へは毎回船で入るというそんな無謀にすら思える企画。まんまと編集長に乗せられた感の奥田さんですが・・。ちょっと、「水曜どうでしょう！？」のミスターと洋ちゃん的なすさまじさがありますね。この連載の途中で直木賞を受賞した奥田さん。最初の頃は全くの無名作家ってかんじですが賞を取ったらちょっとまわりの待遇も変わるのかと思いきや、そんな中でも個室は当たらずぶつくさと文句をいいつつ旅を楽しんでいる奥田さんが最高です♪船旅もいいなぁ・・とちょっと思ってしまいました。

  2008.04.30

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  スカイ・クロラ／森　博嗣

  スカイ・クロラ【内容情報】（「BOOK」データベースより）僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。僕は戦闘機のパイロット。二人の人間の命を消したのと同じ指でボーリングもすれば、ハンバーガも食べる。戦争を仕事にしなくては生きられない子供たちの寓話。森博嗣渾身の新境地！なんだろう、不思議と透明感溢れるって感じなんですが・・。この表紙デザインのせいでしょうかね。森さんの本は、「すべてがFになる」しか読んだことがないのですが全く違った感じの２冊ですよね。しかし、清清しい表紙の写真とは違って実は重たいテーマです。話は淡々と進んでいくのですがそのなかで明らかになる「キルドレ」というもの。戦争を続けていく意味とその裏にある、さまざまな思惑。これ、シリーズ化されているんですね。全部読んでみたいな。２００８年にアニメーション映画化ですって。押井さん監督。

  2008.04.27

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  ぼんくら／宮部　みゆき

  ぼんくら【内容情報】（「BOOK」データベースより）長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。 やっと図書館にあったので借りてきました。う～ん、やっぱり宮部さんは面白いなぁ。ただ、弓之助の出番があまりなかったのと、この先の話を「日暮し」で知ってしまった後だったのでやっぱり、この本読んでから読んだほうが良かったとちょっと後悔です。それにしてもお徳さんの味の染みたこんにゃく・・食べたいなぁ・・・。

  2008.04.25

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  脳を活かす勉強法／茂木　健一郎

  脳を活かす勉強法【内容情報】（「BOOK」データベースより）あなたの脳は、年齢、環境に関係なく飛躍的に成長する！「鶴の恩返し勉強法」「瞬間集中法」…。脳のしくみを活かした３７の勉強法を初公開。 ベストセラーですね。そうですよね。興味のもてるものは伸びていくっていうのはまさにこれって感じで、ただ、勉強が「つらい」、「面倒くさい」ものであるうちの子供たち（特に長男）にはぜひ読んでもらいたい本です。まだ、新４年生なので無理ですが・・・。今、親として私が出来ることは興味を持ったものを見逃さないことと誉めて伸ばすを忘れないってことでしょうか。私は比較的、勉強が嫌いではない子どもだったので、なんとなく、読んで「うんうん。」と頷けるところはありました。

  2008.04.04

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  ブラバン／津原　泰水

  ブラバン／著：津原泰水【書籍】【春楽器2008】【内容情報】（「BOOK」データベースより）大麻を隠し持って来日したポール・マッカートニーが一曲も演奏することなく母国に送還され、ビル・エヴァンスがジョン・ボーナムがジョン・レノンまでも死んでしまった、１９８０年（昭和５５年）。醒めた熱狂の季節に、音楽にイカれバンドに入れあげるボーイズ＆ガールズが織り成す、青春グラフィティ。クラシックの、ジャズの、ロックの名曲にのせ、総勢三十四名のメンバーたちが繰り広げる、大群像劇。四半世紀の時を経て僕らは再結成に向かう。吹奏楽部を舞台にしたほろ苦い「青春」小説。 元吹奏楽部としては、なんともいえぬ感情が溢れますねぇ。ただ、時代背景としては私の高校１年のときの顧問が高校生だった頃と同時期かな？と。吹奏楽だけではなく、その頃の色んな音楽が背景に流れていますね。あの頃はもっと音楽に価値があったなぁとしみじみと感じてしまったりして。高校時代、ちょっとかじった程度にしか吹いていませんでしたがオーボエを吹いていた私としてはそんなに難しい楽器を吹いてたのかぁとちょっと感動してしまったりして。本当にかじった程度だったので、自分で削ったリードで吹いたことはありませんでしたが高１のときの顧問の先輩ということで札響の岩崎さんのリードで吹かせていただいてた私でした・・・。あ、１本だけですけどね。楽器も学校の備品だったので（この本と一緒ですね）確か、リークという楽器を使っていたはずですが５０万以上したはず・・・。そんな私も高校時代、バンド（ロック）を組んでいてギターを弾いていましたがギターも高かったなぁ・・・。今よりも、物の値打ちがちゃんとしていたというかそんな気がしますね。なんだか、本の感想からかけ離れていっているようですが淡々とした本なのに最後は何故か涙が溢れました。あの感情は何なんだろうなぁ・・・。

  2008.04.03

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  モモヨ、まだ九十歳／群　ようこ

  モモヨ、まだ九十歳【内容情報】（「BOOK」データベースより）パンダが見たい、東京ドームを見学したい、ディズニーランドで遊びたい…と新幹線でひとり上京してきたモモヨ、九十歳。好奇心旺盛でおシャレな祖母の笑いと涙の物語。「文庫版あとがき」として、９２歳、９５歳のモモヨの相変らずのユニークぶりを報告。 あらら、画像がありませんでした。９２年の本だしね。モモヨさん、まだご健在でしたらすごいですね。群さんのエッセイは本当、楽で良いです。面白いし。私もモモヨさんのように年をとりたいなぁと思いました。人に迷惑をかける老後は出来たら避けたいですよね。本人の責任ではないんだろうけど、それがまたどうしようもないことだったりして。やっぱり、下半身を鍛える（あ、足腰って意味ですよ）のは大事だなぁ・・・。なるべく歩くようにしないと。

  2008.04.02

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  養老訓／養老　孟司

  養老訓こんな世間だからこそ、上機嫌な年寄りでありたい。年をとるすべての人に捧げる平成版養生訓。著者七〇歳誕生日、記念刊行。世の不機嫌なじいさんよ、笑え！養老先生、７０歳ですか。うちの父と同じ年なんですよね。なので、前からちょくちょく読ませていただいているのですが。やっぱり、年を取ったら田舎へ行け！って感じですかね。まだ老後って年でもないのに田舎にしか暮らしたことのない私はどうしたら・・・。けれども、結局人間、食べなきゃ生きていけないんだから自給自足もそこそこやっていけそうな田舎に住んでるのもいいのかもと思えてきました。シンプルに生きるのが一番楽なんでしょうね。ただ、年取ってから寒いところはきつい。同感です。温暖な気候のところに住みたいなぁ・・。妊娠は病院へ行かなくても、昔は家で生んでいたんだからのくだりはどうかしら・・・？と思ってしまいましたが年を取って、こんな考え方が出来たらいいなぁと思いながら読めた本でした。

  2008.03.31

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  新世界より　下／貴志　祐介

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）八丁標の外に出てはいけない―悪鬼と業魔から町を守るために、大人たちが作った忌まわしい伝説。いま伝説が、「実体」となって町に迫る。新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる。 というわけで、下巻です。この本を読んでいる間、無差別な通り魔的殺人が連続して起こりました。現代の社会にも「悪鬼」は存在しているんですかねぇ。今までとはちょっと違う貴志さんが垣間見える作品です。好き嫌いははっきりと分かれるんじゃないかなぁ。私は意外と楽しめました。

  2008.03.25

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  新世界より　上／貴志　祐介

  【内容情報】（「BOOK」データベースより）子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。久々の貴志さん。と思ったら、貴志さんの長編が３年ぶりなのね。なんだか、こんな物語を書く人だったかしら？といった感じ。途中、読むのに疲れてしまって私としては珍しく、斜め読みしてしまいました。けど、なんとなく途中でやめるのも惜しい気がして最後まで読み続けましたが、今となっては早く下巻が読みたい気分に。さて、この先はどう続いていくのでしょうか・・・。

  2008.03.24

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  日暮らし　上・下／宮部　みゆき

  日暮らし【内容情報】（「BOOK」データベースより）本当のことなんて、どこにあるんだよ？江戸町民のまっとうな日暮らしを翻弄する、大店の「お家の事情」。ぼんくら同心・井筒平四郎と、超美形少年・弓之助が、「封印された因縁」を、いよいよ解きほぐす。 【内容情報】（「BOOK」データベースより）「過去の嘘と隠し事」の目くらましに、迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。 宮部さんの時代物です。わたし、「ぼんくら」は読んでないのかなぁ・・・。「日暮らし」は続編らしいのですが、読んでいなくても楽しめました。しかし、宮部さんって天才ですね。やっぱり。読んでいくうちにどんどん嵌っていって読み終えるのが本当にもったいなく感じてしまいます。ああ、はやく「ぼんくら」読まなくちゃ。

  2008.03.20

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  妖怪変化／京極堂トリビュート

  妖怪変化京極堂シリーズのトリビュートですねぇ。小説現代増刊号「メフィスト」別冊です。あさのあつこさん、西尾維新さん、牧野修さんが京極堂の登場人物での短編を原田眞人さんが「魍魎の匣」の監督をしたときの色々を柳家喬太郎さんが京極堂にちょっとかかった落語をフジワラヨウコウさんが挿絵を松苗あけみさんが京極堂漫画を諸星大二郎さんが妖怪漫画をそれぞれに書いています。こうやってみていると人それぞれ、京極堂の読み方があるんだなあと。それにしても、松苗さん純情クレイジーフルーツも読んでいたので感動しちゃいました！！榎木津は、小畑健さんの描いたものよりイメージが近いなぁ。いやぁ、それにしても楽しい本でした。京極堂ファンにはお薦めの一冊です。

  2008.02.20

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  真夜中のマーチ／奥田　英朗

  真夜中のマーチ奥田さんです。ドラマ化＆映画化されているんですね。ほう、香椎由宇ねぇ。うなずけるかもんで、玉山鉄二に窪塚洋介・・・違った俊介か。弟くんかな？玉鉄かぁ～。ちょっと微妙・・・。最初読んでいくうちに、ちょっといやぁな感じになりましたが（こういう男が大嫌いなので）最後はよかったかなぁと。それにしても、奥田さん。南の島に憧れがいっぱいなのでしょうか。今回はキリバスでしたね。私も南の島に行きたいよ～。

  2008.02.18

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  探偵ガリレオ／東野　圭吾

  探偵ガリレオやっと図書館にあったので借りてきました。う～ん。やっぱりドラマを先に見てしまったので内容が分かりすぎで・・・。あっというまに読めてしまいました。っていうか、内容も。ガリレオ先生の続編って出ないのかなぁ・・・。

  2008.02.14

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  孤宿の人／宮部　みゆき

  孤宿の人（上）孤宿の人（下）久々に宮部さんの時代物です。なんだか、さすが宮部さんで時代物も楽しく読めるのですが哀しくなってしまう結末でなんともやりきれなくなってしまいます。それに、今も昔も時代は違っても人間って変わらないのかもと、ふと思ってしまいました。隠される真実。捻じ曲げられる真実。そんなにしてまで守っていかなければならないものって本当に、守るべきものなんでしょうか。

  2008.02.11

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  容疑者Xの献身／東野　圭吾

  容疑者Xの献身遅まきながらといったところですが・・・。「探偵ガリレオ」をまだ読んでおらず、ドラマの「ガリレオ」を見てしまったため湯川教授がどうしても福山になってしまいました。登場人物には誰がふさわしいかしら・・・なんて思いつつ。あのドラマも面白かったですが、やっぱり原作を先に読んでおくべきだったかもとちょっと後悔したりして。いやぁ。福山かっこよすぎ。それにしても、こんな結末ってあり得るのかしらと思えてしまうのですがみなさんいかがですか？幾らなんでも、そこまでします？どうなんですかね。

  2008.02.08

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  サウスバウンド／奥田　英朗

  サウスバウンド久々の奥田さんです。いやぁ、面白かった！☆みっつですっ！！って感じで。元過激派の父親をもつ少年の物語なのですが「こんな父親だったら、迷惑だろうなぁ」と最初思っていたのに、「いや、案外いいのかも！？」と思ってしまうこの父親の魅力的なこと。また、少年が主人公なので、息子が２人いる私としては「この学年の男の子ってこんな感じなのかなぁ」と思いながら読んでみたりして。けど、いいなぁ・・・。やっぱり寒いとこより暖かいところのほうがお金がかからない気がする。今年の寒さでこの燃料の高さ・・・。泣けてきますね。さて、この本も映画化されているのですね。豊田悦司が父親かぁ。

  2008.02.07

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  トキオ／東野　圭吾

  久しぶりの東野さんです。これって、ＮＨＫで連ドラ放送されてたんですね。国分太一と桜井翔が出てたみたいですが、お父さん役が太一くんだったのかな？もう、あっという間に読んでしまえたのですが最後は泣いてしまいました。子どもの話は弱いですね。特に病気で死んでしまうのはつらいです。

  2008.01.19

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  覘き小平次／京極　夏彦

  覘き小平次京極堂をすべて読み終えてしまったのでちょっと苦手な時代物で。とはいいつつ、怪談もの？なのかなぁ。最後の資料を見ると昔からあった怪談話なのですかね。こう、なんとも背中のぞわぞわっとする感じが・・・。１寸５分の隙間から覘かれている毎日。想像すると恐ろしいですねぇ・・・・。

  2008.01.12

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  グラスホッパー／伊坂　幸太郎

  グラスホッパーあー・・・。久々に、どす黒い感情があふれ出てくるようないやーな感じの本でした。それにしても私自身、最近ちょっと考えてしまう推測みたいなものに近かったりして・・・。いや、違うかな。なんとなく、少子化が進んでいたり戦争が起きていたり地球温暖化と騒がれつつも何もしなかったり殺人事件や交通事故が減らなかったりって人間の野性が「人間も増えすぎたら困るから、バランス保たないと」と起こしてしまっていることなのかなとちょっと思っていたりしたもので・・・。“グラスホッパー”ってバッタのことらしいですがあのへんの虫って共食いするからなー。今年の夏、バッタに嵌っていた次男が捕まえてきたのを虫かごに飼っていて朝、様子を見に行くと「あー、また共食いしてるー。」と頭だけのバッタを見せられたりして・・・。そりゃー、あんな小さな虫かごに十匹以上一緒に飼ってりゃーねー。嫌なこと思い出してしまいました（泣）

  2007.12.27

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  図書館危機／有川　浩

  図書館シリーズ第３弾。相変わらずのどたばたぶりがまた・・。そして、とうとう胸キュンは・・・？無条件に楽しめる感じがやっぱり楽でいいです。

  2007.12.25

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  図書館内乱／有川　浩

  図書館シリーズの第２弾です。このシリーズは気楽に読めるのでいいですね。なんか、どろどろとした気分にならないのが良いです。そしてまた、胸キュン（死語？）な感じもまたちょっと懐かしい気分にさせられていいです。楽しめます。

  2007.12.23

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  ビーの話／群　ようこ

  ビーの話群さんです。ビーという名前の猫の本ですね。私が読んだのは単行本だったので表紙はちょっとちがいましたが坂崎千春さんの絵が可愛いです。友達の家に十匹を超える猫がいるのですが猫にも性格があるのか（いや、あるんだと思うけど）それぞれに違った味みたいのがあってなかなか面白いですよね。猫かぁ・・・。つめがなくてにおいがなければ飼ってみたいかも。

  2007.12.21

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  さかだち日記／中島　らも

  中島らもさんは、かなり前に「今夜、すべてのバーで」を読んで以来、久しぶりでした。「今夜～」は主人公がアル中の小説だったはず。「さかだち日記」は禁酒していた頃のらもさんの日記ですね。まぁ、それにしても食べたり食べなかったりの生活やら締め切りに追われるごとに訪れる下痢症状とか睡眠薬は手放せず、鬱病も患いつつの日々アムステルダムでのマリファナ漬け旅行やら中国返還の香港旅行（１９９９年、初版の本ですので）、演劇、バンドのライブ、執筆活動、ラジオ、テレビ出演等々の多忙な毎日。相変わらずのらもワールドでしたがお亡くなりになられていたとは・・・。全く知りませんでした。享年５２歳。ご冥福をお祈りします。

  2007.11.30

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  図書館戦争／有川　浩

  図書館戦争ほーっ。こんな本だったのですね。題名から、一体どんな本なんだ？と思っていたのですが自衛隊って、こんな感じなの？って感じでしょうかね。なかなか、面白かったです。月９をイメージしているらしいですがでは、図書館シリーズはこんな感じなんでしょうか。言論の自由か・・・。戦争とかになってしまうと真面目に考えることなんでしょうかね。けど、マスメディアってものすごい影響力ですよね。ちょっとほのめかす程度でもえ？そうなの！？と、本当のことのように感じてしまうというのか・・・。恐ろしいものですよね。普段あまり感じないことですが。

  2007.11.28

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  ルー＝ガルー／京極　夏彦

  ルー＝ガルー副題、「忌避すべき狼」吸血鬼の次は狼？と思いきや、狼男の話ではありませんでした。京極さんは妖怪好きですが、妖怪そのものが出てくることはないですね。近未来の話？２０３０年の設定ですね。１４歳の少女たちが主人公です。へぇ、珍しいなと思っていたら近未来社会の設定を読者から公募して作った話だそうです。けど、近未来といえども京極節は変わらずといった感じでしょうか。スリルとスピード感はさすがですね。この本の最後に公募した人たちの名前が載っているのですが知人と同姓同名の名前を見つけて吃驚しました。もう、亡くなってしまった方だったので。

  2007.11.14

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  屍鬼（上・下巻）／小野　不由美

  このリンクは文庫のものですね。私は、上下巻の１冊２５００円（！）するものを図書館から借りてきて読みましたいやぁ、持ちづらい本でした・・・。なにせ、この厚さで上下段に分かれてて字も小さいんですよぉ。肩凝りました・・・。とても面白い本でしたがホラーとは違うのかな？「うわぁ～・・・怖い・・・」と震えたり、時には「哀しすぎる・・・」と泣いたりして。人間の存在する意味とは・・？みたいな、難しい問題を延々と考えさせられる「面白い」の一言では足りないんだろうなと思われる本です。京極さんの「でぶせん。」の読んでいない本のうちの１冊（いや２冊か）です。

  2007.11.03

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