祈りと幸福と文学と

[心象スケッチ] カテゴリの記事

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  レセからのメリー・クリスマス

  フィリピンのレセ（10歳）から、手作りのクリスマスカードが届きました。レセは、キリスト教系（たぶん）のスポンサーシップ・プログラム（里親支援）「チャイルドファンド・ジャパン」を通して支援している女の子。とはいっても、支援金は毎月銀行口座から自動引き落としで勝手に送金されていますし、それ以外に交流があるわけではないので、レセの存在をすっかり忘れてました（すまん、許せ）そうでした。この子の成長のためにも、まだまだ、僕はうずくまっちゃだめ。しっかり生きなくてはいけないのでした。夢は看護師になることだというレセ。カードありがとう！そして、メリー・クリスマス！ニッパ椰子と竹と亜鉛引き鉄板の家から、ふたご座流星群は見えたかな？夜空に現れた光の糸紡いで　紡いで光り輝く将来を織り上げてごらん！（翻訳：もず）あなたがすべての善き訪れに包まれますように。メリー・クリスマス！　　　　　　　あなたのスポンサーチャイルド　レセ#チャイルド・ファンド　#クリスマス

  2018.12.15

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  自分の感受性くらい

  「自分の感受性くらい」　　　　　　　茨木のり子ぱさぱさに乾いてゆく心をひとのせいにはするなみずから水やりを怠っておいて気難しくなってきたのを友人のせいにはするなしなやかさを失ったのはどちらなのか苛立つのを近親のせいにはするななにもかも下手だったのはわたくし初心消えかかるのを暮しのせいにはするなそもそもが　ひよわな志にすぎなかった駄目なことの一切を時代のせいにはするなわずかに光る尊厳の放棄自分の感受性くらい自分で守ればかものよ　久々に読むと、心に突き刺さります。「そもそもが　ひよわな志にすぎなかった」というのが、とくに痛い（笑）　僕の場合は、「そもそもが、薄っぺらな覚悟にすぎなかった」と言い換えてもいいかもしれません。　今日は新月。まっさらな気持ちで、また歩みはじめたいと思います。　このブログを読んで下さる皆様、感謝しています。　皆様に、神さまからの豊かな祝福がありますよう、お祈りしています。にほんブログ村クリックをお願いします↑

  2018.11.08

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  すべてはこの男から始まった

  大分県の竹田市役所から、封筒が届いてました。　「あれかな？」　開けてみると、やっぱり「あれ」でした。　ちなみに、「竹田キリシタン研究所・資料館」を運営しているのは、この封筒によると、竹田市の商工観光課なんですね。　　BBN聖書放送の「聖書日課」は、先週の土曜日に「ダニエル書」が終わり、この日曜日から小預言書の朗読になりました。　落ち込んでいる時に読むと、さらに落ち込む小預言書。　ホセア、ヨエル、アモス、そして今日、オバデヤ書が終わりました。　落ち込むわー。　明日のヨナ書はちょっと面白いからいいか。#聖書　#竹田市　#織部　#キリシタン　#BBN聖書放送

  2018.09.27

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  ルイス・フォンテス神父に会った　その３

  （その２　のつづき）展示されていたじいさんの略歴を読んで、このじいさんが途轍もない大物だということがわかったのですが、じいさん、いや、フォンテス神父は、どう見ても大物ではないもずを相手に、遺物のことから政治のことまで、持論を力説します。相手がマスコミだろうと、政治家だろうと、通りすがりのもずだろうと、同じ熱心さで、語るべきを語るーー大物の、大物たる所以かもしれません。そして、資料館の奥から、イコンのレプリカのずっしり詰まった紙袋を二つ提げてくると、その重いほうを僕に指して、「自転車を取りに行くでしょう？　ついでにこれを運んで」相手が関係者だろうと、通りすがりのもずだろうと、頓着なく自分の仕事にこき使う。これも大物の大物たる所以かもしれません。重たいイコンの紙袋を両手に抱えて、ふうふう言いながら「キリシタンホール」に帰ってきた僕を見て、ホールのスタッフの婦人が目をまるくして笑っておられました。フォンテス神父は、いつも竹田におられるわけでなく、普段は福岡市で活動しておられます。たまたまその日竹田におみえになっていたようで、ちょうどホールにおられた時に、これまたたまたま僕が立ち寄ったのでした。おかげで面白い経験ができました。今年の10月6日(土）から11月4日（日）まで、「竹田キリシタン研究所・資料館」で「古田織部と竹田キリシタン特別企画展」が開催されます。「その日、イコンの撮影においでなさい」フォンテス神父にそう言われたのですが、さすがにそういう重大な仕事は、写真に心得のある人に頼んだほうがいいでしょうね。フォンテス神父に、イコンの説明を受けるもず。※「竹田キリシタン研究所・資料館」スタッフが撮影、facebookに投稿しておられた画像です。　https://www.facebook.com/taketamisterio/【フォンテス神父の関連書籍】#ルイス・フォンテス神父　#竹田キリシタン研究所・資料館

  2018.08.12

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  ルイス・フォンテス神父に会った　その２

  （その１　のつづきです）もちろん、その時はそんなこと知りません。どこの誰ともわからない、ただカメラを首から下げているだけの観光客相手をつかまえて、イコンの歴史やら目的やら決まり事から顔料のことやら、これだけのイコンを見ようと思ったら、時間もお金も莫大にかかるところを、ここに来れば30分で全部鑑賞できる、これは素晴らしいことだとか、そんなことをいつまでも説明しつづける、不思議なじいさんだと思ってました。そして、「キリシタン研究所行った？　まだ？　行くといいよ、こっち」半ば連行するといった具合に、じいさんは僕を「キリシタンホール」から歩いて5分くらいのところにある、「竹田キリシタン研究所・資料館」へ案内してくれました。ここにも、じいさんのコレクションのイコンが、いくつもあります。資料館のスタッフが、展示物について、熱心に解説してくれました。このスタッフは、じいさんのことをよく知っているようで、･･･というか、竹田市内で発見された遺物が何であるか、そのほとんどを、ローマに保管されたラテン語の文献から分析、解明しているのが、どうやらこのじいさんであるらしいことが、スタッフの口調から、なんとなくわかってきます。スタッフは「フォンテスさん」とか「フォンテス神父」とか、じいさんのことを呼んでいます。ふーん、カトリックの神父なのか？展示物を見てまわるもず。聖ヤコブ像。サンチャゴの鐘のレプリカ。長崎の病院付属の教会にあった鐘を、禁教下、迫害を逃れるために竹田に移したようです。竹田が「隠しキリシタン」などと呼ばれる所以となっています。･･･ん？なぜか、じいさんの写真が･･･。

  2018.08.12

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  ルイス・フォンテス神父に会った　その１

  11日、隠れキリシタンの洞窟礼拝堂を見学しようと、大分県の竹田市を訪ねました。駅の駐車場に車を預けて、自転車を借り、さっそく商店街に出たところ、「キリシタンホール」と看板のかかった店舗？がありました。劇団の公演のポスターが貼ってあったりするのですが、それにしても変な名称です。「キリシタン」は「クリスチャン」のスペイン語。「ホール」は英語。いったい何の施設だろう？中を覗いてみますと、パイプ椅子がずらりと並び、ステージがある。ステージの上には、キリストの聖画･･･いや、これは正教会のイコンだ。なんでイコン？　わけのわからん空間です。立ち働いていた婦人に、「キリスト教関係の劇団なのですか？」と質問してみました。「いいえ、劇団に数日ほど会場を貸し出すだけですよ、ここはですねーー」と、婦人が僕に、壁を指さします。僕は絶句しました。空間の右の壁、左の壁に、びっしり展示してあるのは、全部イコン。もちろん、全部レプリカなのだけれど。「どうしてイコンを、こんなに･･･？」ともず。「それは、こちらに訊かれたほうが」婦人がにっこりと、僕の背後にいた人物にほほ笑みます。振り返ると、そこに青い目の老人が立っていました。「！！」驚いている僕の背中に、老人は手を置いて、「カメラマンを探していました」と言い、収集したイコンを撮影して、そのネガを持っておきたいのだと、そんなことを言い始めました。老人は、ソ連（現・ロシア）や東欧のあちらこちらを訪ねて、世界中のイコンの写真を収拾したこと、イコンは顔料の関係で、西洋画のように持ち出しができないこと、これは世界的にもたいへん貴重なコレクションだということ、そんなことを滔々と、妙に流暢な日本語で説明し始めます。なんじゃ、このじいさん？わけのわからん場所で出会った、わけのわからん西洋人のじいさん。実は、この人物こそ、聖フランシスコ・ザビエルの兄の末裔であり、日本を愛するあまり数奇な人生を送ってこられた、あの有名なルイス・フォンテス神父なのでした。･･･夕食の準備があるので、一時中断。（つづく）

  2018.08.12

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  私たちは無力ではないのです

  ２０１８　平和宣言　広島市長　松井　一實（引用／中国新聞）２０１８　平和への誓い　こども代表（引用／中国新聞）朝からバタバタと仕事をしていて、ふと気付くと、８時１５分をとっくに過ぎている。黙祷もし損ねてしまいました。ああ･･･。反省することしきりです。民放各局がアマチュア・ボクシングの山根会長についての報道をしている中、NHKだけは、平和記念式典の中継をしてくれたとのこと。また、夕方の時間、「夕凪の街　桜の国」をドラマ化した番組を放送して、原爆について語り伝え、考える時間を提供してくれたのも、NHKだけでした。感謝します。#原爆記念日　#広島　＃平和公園　#平和宣言　#平和への誓い　#NHK

  2018.08.06

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• 次の坂道で

  休日出勤のない、久しぶりの休日。発泡トレイや牛乳パックなどの資源モノを、スーパーの回収ボックスに投げ込んで、ワイシャツを、スーパーのなかのクリーニング店に持って行って、さて。生鮮食料品のコーナーをめぐってみると、鮮魚店に、大きなアジが。うちの奥さんに電話する。「今日の晩ご飯、オレに任せてもらって、いい？」奥さんに許可をもらって、アジを二尾、買い物かごに入れる。魚を三枚におろして、それからしめじのお吸い物に･･･、それから鉢物は･･･、ふと。自分が今、とても幸福感に包まれていることを感じる。良いことがあったわけでもなく、ただ気まぐれに、夕食当番を買って出ただけなのに。　　幸せはきっと　次の坂道で　　きみの不意をついて　キスをくれるよそんな歌を思い出して、小さくほほえむ。マヒワが「おいしい」と目をまるくする顔を思い浮かべながら、買い物を続ける。

  2018.07.28

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• マヒワの試験勉強

  今日は１５回目の結婚記念日。お祝いにケーキを買って帰ったところ、うちの奥さんもケーキを買っていた。「やっぱり夫婦やね。考えることが同じだわ」　うちの奥さんが笑った。　さて。　マヒワにとっては、今日から中間試験。明日も試験。「教えてー」　マヒワが参考書を持ってやってくる。　社会科だ。　歴史では、ちょうど織田信長、豊臣秀吉の時代が試験範囲。　参考書を見ると、まず、織田信長が足利義昭を追放して室町幕府を滅ぼした、とある。「追放された足利義昭がどこへ行ったか知ってるか。実は福山の鞆の浦なんだ。足利義昭はここで幕府を作り直した、これこそ福山の歴史愛好家が『鞆幕府』と呼んでいる、日本で三つ目となる幻の幕府なんだぞ」　得意顔に説明を始める父もず。「そんなの試験に出ないと思うよ」と、マヒワは冷静である。　次に豊臣秀吉が、佐渡金山、石見銀山、生野銀山を直接支配した、と参考書に書いてある。「時代が下って、この石見銀山から大量に出てきた酒瓶こそ福山の『保命酒』だ。鉱夫たちは福山の薬味酒を飲んで活力を得て、辛い労働に耐えたんだ」　そんなのどうでもいい、という顔のマヒワ。　次に、桃山文化の特色として、大阪城、姫路城などの壮大な天守閣を持つ城が作られるようになった、と参考書には書いてある。「こういう壮大な天守閣を持つ城のうち、いちばん最後に作られた城はどこか知ってるか。これこそ水野勝成の作った『福山城』なんだ。福山城は蝠（こうもり）山と呼ばれる場所に作られて、そこから『蝠』を『福』に変えて『福山』という地名が作られたんだ」　またそこか。マヒワの顔が暗くなる。　明日の社会科は、歴史だけでなく、地理も範囲に入る。　参考書には、日本が七つの地方に分けられる、と書いてある。「七つに分ける分け方は、古代史の重要性を知らない見解だ。正しくは八つだ。中国地方と四国地方とは一括りにしてはいけない。なぜなら文字通り、中国とは国の中心という意味で、広島県とその周辺こそ、古代からこの国の中心だったんだ（ホントか？）。なぜなら福山に鞆の浦という潮待ちの良港があったからだよ」　うんざり顔のマヒワ。およそ２時間にわたってこんな講釈を聞いて、肩を落として自分の部屋に帰っていった。　がんばれマヒワ。　明日の社会の試験、福山の問題が出れば１００点だ！（でねーよ）

  2018.05.18

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  中山茅集子先生講演会２０１８

  小説の師匠・中山茅集子先生の講演会があったので、福山に帰ってました。　　　　久しぶりの松永湾。やっぱり瀬戸内海が好きです。ほっとする景色。　　一昨年の講演会の時も雨が降っていましたが、今回もやはり雨。会場も一昨年前と同じ「ふくやま文学館」の小さな部屋。定員８０名とありましたが、そんなにたくさん収容できるのかと思うような小部屋です。でも、ちゃんとみんな座れたみたい。　定刻通り、１３時３０分から、岩崎文学館館長の短い挨拶のあと、今年で９３歳の中山先生、しゃんとした歩調で講壇にのぼられました。演題は「生きて・書いて・生かされて」「小説を書く上で大切なのは、文学の原体験を持つこと」　いつもの持論を語り、「わたしの原体験は戦争でした」　と、終戦の日に管制塔から身投げしようとした思い出、ファッションデザイナーを目指した青春時代、夫である画家の中山一郎氏との出会い、と、僕にとっておなじみの回想を語りながら、さまざまな本との出会い、人との出会いを語り、そして、「宇野千代さんは、『わたしは死なないんじゃないかしら』と晩年語っていましたが、私も自分の死が予感できないし、死との境を意識できない。それは自分ではない、何者かの意思によって生かされているということだと思います」と、今回の公演の主題について語っておられました。　･･･と、講演の途中でふと口を噤み、文学館のスタッフに顔を向けて、「もう終わっていいかしら。何を話すんだったか、全部忘れちゃった」　唐突な講演終了宣言に、会場は大爆笑。さすが芸術家。この自然体がたまりません。　　　　会場に詰めかけた人の中には、福山文学事務局の河内きみ子さん、児童文学作家の皿海達哉先生、民主文学の石崎徹さんほか、福山文学のメンバーもちらほら見かけました。　短い講演でしたが、それぞれが何かを受け取られたのではないかと思います。　講演のあと、ゆっくり先生とお話ししたいなーと思いながらも、翌日は仕事だし、先生や顔見知りのみなさんへの挨拶もそこそこに、会場を後にして、そのまま北九州へ車をとばして帰りました。　次に帰るときは、もっとゆっくりできたらいいのだけれど。

  2018.05.13

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  佐賀市で上映会

  佐賀へ行きました。　佐賀県文学賞受賞作家・川浪秀之さんが、自作の小説作品を自らメガホンをとって映画化なさいまして、先日、制作関係者を集めての、ごく内輪の上映会が、佐賀市内の会場で開催されました。　で、制作関係者ではないもずも、ご厚意で招いていただきました（感謝です）。ちなみに川浪秀之さん、お忙しいでしょうに、僕の新作「シマウマってどう啼くの？」をもう読んで下さってました。嬉しい！　さて、佐賀市内の会場は、出演なさった俳優のみなさん、作曲家、人形作家、小道具、カメラ、音響などの裏方さんなど、大勢の関係者でやや押しくらまんじゅう状態。　もずはカウンターで、コーラをちびちびやりながら、佐賀市内でフリーライターをなさっておられる詩人の上原和江さんと一緒に、楽しく鑑賞させていただきました。　原作は拝読しておりましたが、映像化したものを観ると、また違った味わいがあるのですね。上映が終わると拍手喝采。こういう機会ははじめてで、なかなか面白い経験でした。　幕末・維新の時の官軍側だった佐賀市。維新１５０周年を記念して「幕末維新博覧会」なるものを開催しています。幕末好きのうちの奥さんへの土産話にちょっと覗いてみようと思っていたのですが、時間の都合で叶いませんでした。　駅から南の方向に歩くと、維新にちなんだ佐賀出身の著名人の銅像があちらこちらにあって、とても面白い。　左に立っているのは大隈重信さん。　　つい見入ってしまった銅像。書家の中林梧竹さん。ただ立っているだけじゃないところがナイスでした。

  2018.04.04

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• 手術室前の待合室にて

  ただ今、八幡にある総合病院。待合室での「サマルカンドで朝食」です。 ある身寄りのない人の病状説明をうかがいに来たところ、脳外科の主治医から手術の説明が始まり、 「終わるまで付き添っていただいていいですか」 と看護師さんにお願いされて、家族の代わりに待合室で待っているところです。 ただ今手術の真っ最中。 待合室には三組の家族が、小さな声でお喋りしています。 自動販売機の飲み物はこんなにたんさんあるのに、患者は「喉がカラカラだ」と言いながら、点滴スタンドを片手に手術室に入って行きました。 手術がうまくいきますように祈ります。

  2018.02.21

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  煤竹の篠笛（六本調子）

  残業して、ぼろぼろになって帰ってきてみると、おおっ、届いてました！！南相馬市の笛師、増山眞一さん手作りの篠笛です。六本調子。篠笛工房「眞風」の特徴は、煤竹の篠笛であること。暖炉を改造した炉を使って、時間をかけて燻し、煤竹を作ってから、矯めてまっすぐにして笛に加工します。歌口に、ふっと息を落とすと、きれいな音が出ます。さすが「眞風」の笛。呂音、甲音、大甲音、なめらかに出ます。気持ちいい！帰ったのが夜遅くなので、大きな音でピーヒャラできないのですが、軽く息を吹き込むだけでも、笛全体が鳴っているのが、よくわかります。それにしても、さすがは六本調子。長い。そして姿も美しい。長年愛用している俣野真龍さん作の七本調子（京都丸山笛）と並べても、この長さ。先日ご紹介した「えみし笛」も、横に並べてみます。土曜日になったら、心ゆくまで吹いてみたいと思います。もう就寝時間。それではおやすみなさい。

  2018.01.18

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  えみし笛

  「えみし笛」というのだそうです。　今日、秋田から届きました。　コートも着たまま、ネクタイもつけたまま、わくわくと開封しました。すると出てきたのは、こういうの。　もう、まったく竹。これでもかというくらい、竹の姿そのまんま。わざわざ竹を買ったのかと思うくらい、竹。　でも一応笛です。ちゃんと調律もしてあります。　三本調子。西洋の管楽器でいえば、G管になります。　わかりにくい、とおっしゃる方は、小学生のソプラノリコーダーを思い出して下さい。　あれが、笛でいえば八本調子（Ｃ管）。　篠笛の初心者が稽古で最初に吹くことの多いのが七本調子（Ｂ管）。　それより低いのが六本調子（Ｂ♭）、もっと低いのが五本調子（Ａ）、もっと低いのが･･･と、どんどん低くなって、三本調子（Ｇ）というと、かなり音が低い。　中学でアルトリコーダーを練習したことのある人なら、おわかりと思います。笛でいえばあれが三本調子です。　まあ、それはいいんですが。　吹いてみると･･･吹けません（泣　呂音はそれでも、ボーっという感じで鳴りはします。が、甲音の、もっとも高いＥ音を出そうとしても、スー、スー、と息の抜ける音がするだけ。　横で見ていたマヒワはゲラゲラ笑うし、音を出すだけで疲れてしまって、とても演奏にはなりませんでした。　何事もコツがあるのでしょう。　練習すれば、少しは吹けるようになるかもしれません。

  2018.01.16

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  お札をおさめにまいります

  門司港の甲宗八幡神社へ、義母がお札を納めに行くというので、運転手を務めました。年の瀬に家の大掃除を一人で引き受けてしまい、墓参まで手がまわらず、義母に申し訳ないことをしてしまったので、せめてもの罪滅ぼしです。正月の３日も、駐車場はいっぱい。臨時駐車場を用意してくれていて、なんとか駐車できましたが、それにしてもたいへんな参拝客の数で、圧倒されてしまいます。拝殿の前だけでなく、お守りやお札、おみくじの販売所にも長蛇の列ができているのを見て、つい、うちの教会で免罪符でも販売したらどうか、などと不埒なことを考えてしまったり。まあそれにしても、神社にしても寺院にしても、伝統あるところはバリアフリーなんかクソくらえといわんばかりに、高齢者泣かせの石階段が延々とありまして、脚の痛い義母は、それでも手摺があるだけ感謝とでもいうふうに、ゆっくり、ゆっくり、のぼっておられました。容易に拝殿にたどり着けないもので、なおさら有り難い気持ちになるのかもしれません。遠方から来て納めた去年のお札を、無造作に段ボール箱に投げる神主、お札を販売する厚化粧の巫女、わざわざお金を使うために長蛇の列に並ぶお年寄りや家族連れ。拝殿前の賽銭箱に小銭が落ちる音、鈴の鳴る音、紐に結ばれた白いおみくじ･･･拝みも祈りもせず、ただ義母が転倒しないよう気を配りながら、でもこうした光景が結構好きで、私はいつまでも眺めていました。スマホでネットにアクセスすると、「神社にいるのは神様ではありません。いるのは悪魔です」と書いたクリスチャンのブログがあったりして、まあ私だって、あの狭い建物の中に天地創造の神が小さくなって納まっているとは、これっぽっちも思ってはおりません。でも、自身の信仰はそうでも、人の祈る姿、人の祈る対象に、敬意を払うくらいの礼節は、せめて持ち合わせた者でありたいと思っています。宮島SAで撮影した、今年の初日の出ブログ「門司の信徒への手紙」でも書いたことですが、元旦の早朝、高速道路を門司から福山に向けて走りながら、BBN聖書放送の「聖書日課」という番組で、「創世記」の１章から３章まで朗読されるのを聴いておりました。その中で、創造の第１の日に「光あれ」と神が言われ、光が生じたという部分、私はなんとなく太陽がまず創造された、とイメージしておりましたが、改めて聴いていると、太陽が創造されたのは、第４の日なのですよね。では、第１の日に創造された光とは、何の光なのでしょう。今年はその光をみつける１年にできたらいい。そんなことを考えています。

  2018.01.03

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  謹賀新年

  謹賀新年2017年はたいへんお世話になりました。2018年もよろしくお願いします。もず

  2017.12.31

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• 呪詛祓い

  主のご降誕、おめでとうございます。一昨日、無事に御用納めを迎えまして、昨日から、年の瀬の煤払いに精を出しております、もずです。こんばんは。この「煤払い」ですが、これホントは「呪詛（すそ）祓い」だったんじゃないでしょうか。昔は正月元旦は新月でしたし、呪詛を祓って、穢れを洗い清めて新しい春を迎えましょう、てな慣習があったんじゃないでしょうかね。それが、音だけ残って、意味が忘れられた結果、一年の埃（煤）を払い落とす大掃除の事になっちゃったのではないか、と想像しています。まあ何でもいいです。朝は洗面所から、必死に磨き挙げました。そのあと、内壁や天井の埃を落とし、軒や壁を洗い、家中の窓やサッシを拭いて、浴室を磨きあげました。ＢＧＭは中島みゆきのアルバム「生きていてもいいですか」（笑）「銀座まるかん」の斉藤一人さんは、「掃除は神事ですよ」とおっしゃっておられましたが、一年のうちに溜まった埃や汚れを、邪気、穢れ、呪詛に見立てて、神事と思ってうやうやしく拭き取ります。キリスト教の洗礼（バプテスマ）も、もともとは沐浴の発展形で、罪の洗い清めと意味付けしたのが、洗礼者ヨハネでした。でも洗礼者ヨハネはユダヤ教徒です。その後に教えを継承して発展させたのがイエスでした。いや、それはいいんですが。悪い霊が住み着いてしまわないように、埃や汚れを拭い取り、病気や事件を呼び込まないように、不潔を洗い落とし、不幸が巣を張ってしまわないように、不用なものを掃きだし、掻き出し、整理整頓して、澄んだ空気を取り込んで。夕方の光が、磨きあげた窓ガラスに反射する頃、くたくたに疲れきって、へたりこんでしまいました。今年も最後まで全力でした。来年も全力でいきます！2018年も、「サマルカンドで朝食」は門司からお送りします。◇レポート12/30　受信機　ICF-SW7600GRJST 17:20 T8WH on 9.930MHz in japanese SINPO 45454 イエス降誕物語の朗読とクリスマス賛美歌の番組。

  2017.12.30

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  「ターナー　風景の詩」展

  北九州市立美術館で開催中の、ジョセフ・M・W・ターナーの絵画展「ターナー・風景の詩」を鑑賞に、マヒワと出かけました。「オッサン一人と中学生一人」「では二千円になります」さすが市の美術館。ニコリともしてくれません。ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー（Joseph Mallord William Turner、1775年4月23日 - 1851年12月19日）は、イギリスのロマン主義の画家です。はじめのうちはアカデミー受けのする写実的な絵を描いていました。僕もマヒワも、この頃の作品に目を奪われました。とくに激しい波と黒い雲のエネルギーを伝えてくる海洋の作品群には圧倒されました。ですが、４０代でイタリア旅行して以降、ターナーの画風は変わっていきます。輪郭のぼんやりした、印象派風の作品、風景が光に包まれていくような作品がみられるようになります。「吹雪」という作品では、実際に海洋で嵐に遭遇し、ターナーはマストに体を縛り付けて、４時間も嵐に荒れ狂う海を観察したと伝えられていますが、それはぼんやりした船の影と、エネルギーの流れを抽象化したような濃淡で構成されていて、発表当時は石鹸水と水漆喰で描かれたなどと酷評されたといいます。ところでマヒワはどういうわけか、絵の中に動物をみつけることに熱心で、「あ、カモ」「ほら、牛がおる」「こっちの絵にはヤギ」と、キャンバスの中に動物をみつけては、僕に報告してくれました。残念ながら、僕が気に入ったこの絵（「風下側の海辺にいる漁師たち、時化模様」1802年展示 油彩）には、動物は登場していません。

  2017.11.04

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  福岡にて染織家・石北有美さんの型染め展開催

  今日から旧暦九月（長月）。　昔の９月は寒かったんですねー。もずです。こんばんは。　いよいよ明日２１日から、福岡市にあります、福岡のアパレルメーカー（株）天空丸本店ティグルブロカンテにて、染織家・石北有美さんの型染め展が開催されます。　アパレルメーカーとコラボしたアイテム、そしてオリジナルの型染め作品の展示もあります。　福岡近郊の方は、どうぞお立ち寄り下さい。そして僕の所属する門司大里教会では、いよいよ、明日はバザー！！今年も僕は、何もしません（すみません）。一応、売り子に立候補したんだけど、あんまり役に立ちそうにないからかなあ。バザーの様子を写真に残すようにと言われているので、カメラは持って行きますけど。まあ、写真係、がんばります。ＢＢＮ聖書学院　聖書教理／サタン論　第２課　テスト９３点。第３課　テスト９３点。最終テスト　９３点。どのテストも１問ずつ間違ってました。僕の職場の建物の中に、衆院選の投票所がありまして、毎日、期日前投票の長蛇の列ができてます。で、出口には、これまた毎日、いろんなマスコミの人が待ち構えていて、投票を終えた人を一人ずつ捕まえては、出口調査をやってます。昨日は「●●通信社」と「○ＨＫ」の腕章をつけた人がいましたし、今日も新聞社の人が来てました。「あの～、読○新聞なんですが――」夕方、退社するところを呼び止められました。「おれ、ここの職員だよ」「あ、すみません！！」記者とかには見えないので、パートかアルバイトの人なんだろうなあ。

  2017.10.20

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• 毒蜘蛛のつぶやき

  教会の客員だった老婦人が今朝亡くなったと、牧師からメールをいただきました。だって、昨日の午後まで一緒にいたのに？読み間違いかと思って何度か読み直してみたけれど、文面は同じ。そっかあ。つい１０年くらい前までは、教会員の死は、特別な出来事のように思えたものだったけれど、自分に体力の衰えを感じるようになってからは、自分自身、なんだか死も身近に感じるようになりました。自分の体に感謝してます。こんな僕のために、休みなくずっと働いてくれて有り難うって。ずいぶん無理をさせてしまったよね。老婦人は僕なんかよりずっと長く生きて、体も、内科的な疾患も含めて、あっちこっち故障していたみたい。痛みをこらえて、がんばってこられたのでしょう。イエス様の御許で、これからはゆっくりなさって下さい。ＢＢＮ聖書学院　聖書教理／サタン論第１課　受講後テスト９３点。１００点は無理でした。金曜日には「もう堪忍できない」とまで思い詰めていた仕事上の屈辱。でも本当は屈辱でも何でもないと、わかっていました。誇るものが何もないことを認めるのが辛かっただけのこと。間違ったプライドなら、持たない方がマシ。仕事は仕事。そして僕は毒蜘蛛。闇に潜んで、神の聖なる御名を賛美しながら、獲物に襲いかかるグロテスクな刺客。どうして蝶のように愛でられましょう。そう思い直した今日は、なんともありませんでした。実際、ここ数日、自分を暗闇の毒蜘蛛のように感じています。神は偉大なり。今日は一日、雨でした。

  2017.10.16

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  染色作家・石北有美個展にでかけました

  １０月。今年も福山在住の染色作家、石北有美さんの個展の季節がやってきました。というわけで、石北有美の布のファンのもず、また石北作品と出会いに、はるばる福山に帰ってきました。今回の個展の会場は、福山市田尻町にある　cafe plus1 という所。初めての場所なので、スマホのGoogle mapを頼りに、車を運転します。なつかしい田尻の漁村。土曜日とあって、釣人がたくさんでした。あちこち探して走ってみましたところ、cafe plus1 はどうやらキリスト教会・高島チャペルの真裏にありました。結構よく知ってる場所だった。高島チャペルなら、何度も来ているし。でも、普通の洋館かと思った。ここ、カフェだったんだ。公園の裏の空き地に車をとめて、洋館の前に立つと、この看板。･･･なるほど、女の子ウケのしそうな会場です。洋館の階段をのぼっていると、こんな鳥の置物発見。いちいち珍しいものを見かけるたびに立ち止まっていて、なかなか会場に行き着けません。ようやく会場にたどり着くと、「いらっしゃいませー」とカフェの従業員の高い声が降ってきました。お客さんは、まあ当然ですが、女性ばかり。ちょっと気遅れしながらもスリッパに掃き替えます。さっそくありました。石北作品。このデザイン、今年も石北有美さんの型染め作品に出会えました。石北有美さんの手法は、型染めという伝統技法。一から十まで手作りのため、一枚の布を染めるのに、膨大な時間を要するといいます。質の高い作品に仕上げるため、生産性は無視されます。会場の照明が暗いので、スマホだと手ぶれしてしまいますが、会場の中は、石北さんらしい、大胆で、和風なのにどこか無国籍的なデザインに溢れていて、まさに石北有美ワールド。今日は個展の初日とあって、石北有美さんも会場にいらっしゃいました。たくさんのお客さんに対応しておられましたが、ちょっとした時間をみつけて、僕のそばにも来てくださり、デザインの解説や、僕の質問への回答などして下さいました。今年の個展で、はじめて登場したデザインをみつけました。鳥のデザイン。こんなの。もっともこれは、染めた布ではありません。染色のデザインをスマホケースにプリントしたもの。「工房のある古民家の庭に。南天の木があって、その実を食べにくる鳥さんをモチーフにしたんです」と、石北さん。気に入ってしまいました。はじめてお会いしたときから、もう１０年くらい経ちます。新鋭芸術家といった雰囲気だった少女（？）も、今では円熟した、堂々たる作家さん。同じ１０年で、僕のほうはほとんど成長がなく、文学賞からもすっかり遠ざかり、もう恥ずかしい限りです。これは購入した作品。「鳥さん」のデザインの布で作ったカードケースですが、これだけだと何の柄かわかりませんね。チョコレート色の手拭い。石北さんの染めた手拭いは、すでにいくつか持っているのですが、よく使うものなので、いくらあっても構わない。手拭いその２。モチーフは豆？　シンプルで、でもあたたかみを感じます。

  2017.10.08

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  マヒワ、人参のグラッセに挑戦

  うちの奥さんの誕生日が近いので、お祝いに外食する予定でいたのですが、義母の体調がすぐれず、さらに奥さんの姉夫婦が突然ご訪問下さることになって、外食は取りやめ。おうちでパーティーをすることになりました。外食を楽しみにしていたうちの奥さんは落胆しておりましたが、ホームパーティーと聞いて、目を輝かせた者が約１名。そう。うちの元気印中学生、マヒワ。「がんばる！」なぜかファイティングポーズ。お客もあるならステーキにしようという話になり、急遽買い物に走ったもず。必要なものを買って帰ってくると、試験前のマヒワは、夕方までに済ませる予定だった課題を、なんと１時間で片付けて、キッチンの飾り付けを始めていました（いつもそのくらい集中しろよ）。買い物しながら考えた献立をマヒワに提案します。①シャキシャキもやしの醤油炒め②パセリを浮かべたポタージュスープ③和牛ステーキと人参のグラッセと、プロッコリーのオーロラソースかけ④ご飯＋きゅうりのぬか漬けさっそく調理開始。人参のスティックのサンプルを１つ２つ作ってみせると、マヒワはすぐに飲み込んで、人参スティックを次々に作っていきます。角を上手にとって、食べやすい大きさに切って――と、包丁捌きはなかなかのもの。バターの量も、砂糖の量も、水の分量も、マヒワは自分で測り、ぐつぐつと煮て、いい香り。うまくいきそうだったのですが、土壇場にきて、思わぬトラブルが発生しました。味がしみて、あとはテカリをつけるために強火で仕上げるところで、うっかり焦がしてしまったのです。悔しそうなマヒワ。「次は絶対、リベンジする」･･･次って、いつだよ。といいつつ、僕の方も、ちょっとミスをしました。ステーキを焼くのに、片面をしっかり強火で焼くつもりが、高い肉なので、つい焦がさないよう用心しすぎて、カリッとしない焼き上がりになってしまいました。買ってきた牛肉は宮崎牛の霜降り肉。もったいないことしたなあ。（霜降りの苦手なもずの分だけは、値段は安いけれど脂の少ないオーストラリア産ロース赤肉にしましたが、これもカリッと焼き上がらなかった）まあでも、見かけだけは、それなりにご馳走となりまして（笑）うちの奥さんは喜んでくれました。マヒワもよく手伝ってくれて助かりました。パーティーのあとで死ぬほど勉強してましたけど（笑）さて、今日のレポートJST 17:17 Radio Taiwan International  on 15.055MHz in japanese SINPO 35344      21:07 Voice of Vietnum on 9.840MHz in japanese SINPO 45334      21:15 KTWR friendship radio on 9.900MHz in japanese SINPO 45444Radio Kuwaitのアラビア語放送を受信してみようと17時から挑戦しましたが、15.515MHzは中国語の弱い放送が２局入ってきただけでした。KTWRの日本語放送は今夜も受信状態良好でした。日曜日に30分だけ放送してくれる、グアムからのキリスト教放送です。でも放送の開始に賛美歌の冒頭が使われることと、放送の終わりに聖書の話が１分くらいあることくらいで、放送の内容はキリスト教と全然カンケーがないあたり、BCLから広く愛される理由なのかなあ。

  2017.09.24

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• 石崎徹さんへ　（お返事です）

  石崎徹様（これは、http://maganetoru.blog.fc2.com/blog-entry-1052.html　へのお返事です）アメブロへのコメント、消されたのですね。いろいろご配慮いただき、有り難うございます。でもあんまり気を遣っていただかなくても大丈夫ですよ。石崎さんといろんなところで意見が違っていることは、僕の方では最初からわかっていたことですし、それに考えてもみてください。僕の周囲は、だいたい石崎さんと同意見の人ばかりですよ。教会の兄弟姉妹、福山文学の仲間たち、個人的な友人たち、そしてこのブログで交流のある人たちも、たいていは現政権に批判的な人ばかりです。もし同じ意見の人としか文学談義もできないとすれば、僕は「山月記」の虎のように、一人で山に籠もって詩を詠んでなければなりません。今日は朝から、石崎さんにどうお返事しようかと、そればかり考えておりました。先述の通り、周囲はこうしたことについて意見の違う人ばかりですので、いちいち説得して歩く熱意は持ちません。でも、いつもお世話になっている石崎さんには、ちゃんと自分の意見を伝えなければと思っています。そう。僕がみなさんと意見を異にするのは、当然のことなんです。石崎さんは、満州の地で、産んだばかりの子どもの首を絞めて殺し、自分も青酸カリを飲んで自殺したような人物を、祖母に持っているわけではないでしょう？母親や弟、同じ村の仲間たちが服毒自殺していく地獄を目の当たりにして、８歳の幼さで、たった一人、日本に帰ってきた少年を、父親を持っていたわけでもないでしょう？母方の祖父も１９４４年に南方で散ったと聞いています。第４１連隊であれば、レイテ戦での戦死かなと思います。僕が戦争だの虐殺だのテロだの粛清だのに、異様なほど憎悪をおぼえるのは、そういう話を聞いて育ったせいもあるんです。父の経験を追いかけて、小さなリュックを背負って旧満州地区を一人、昭和の戦争の爪痕を訪ねて歩いたことも原因の一つでしょう。もう一つ、僕がみなさんと違っているのは、未熟であれなんであれ、自分を「個」として意識していることです。無理やりに言葉を当てはめれば、「個人主義」というのが近いと思います。僕が「個人主義」といった時には「自分の言葉を持つ者」という意味に解していただければよいかと思います。ハンバーガーチェーン店の「ハッピーセット」ってありますよね。袋を開けたら、中身は全部同じ。僕はそういう類いの一人にはなれません。石崎さんは「伝統的左派」だそうですが、僕には、右も左もありません。「個」を圧しつぶす全体主義は、右であろうと左であろうと、どちらも敵です。さて、石崎さんのコメントへお返事しなければなりませんね。「戦争への備えはすればするほど戦争を招いてしまう。平和への努力をどれだけしたのか」からかって言うのではありませんが、僕の目には「特定秘密保護法」や「安保法」こそが、そういう平和への泥臭い努力の積み重ねとして映ります。ベトナム戦争をはじめとしてアメリカが世界で何をやっていたかに無知だから言っているのではありません。国際社会との連携にこだわること。これが平和への不断の努力であると考えるから言うのです。アンモナイトという生き物をご存知ですか？　白亜紀の終わりに絶滅した古代生物です。自前のシェル（殻）で身を守るはずでしたが、絶滅しました。同じ仲間でも、早い段階で身を守るシェルを捨てたタコは、現在も生き残っています。しかしタコは、無防備無抵抗だったわけではありません。自前の殻を捨てた代わりに、岩の陰や窪みを巧みに利用して、敵から身を守ってきたのです。日本がいくら武装したところで、おっしゃるように戦争を招く結果となるだけです。アンモナイトと同じ運命をたどるでしょう。なぜなら国際社会から孤立して、敵と一対一で向き合うことになりかねないからです。日中戦争、太平洋戦争の反省からも、二度と同じ轍を踏むべきではありません。僕は、岩陰や窪みに柔軟に身を隠す術を持つことが重要だと考えます。岩陰や窪みが正義であるかどうか、そんな硬直した歴史的検証よりも、まず武力衝突の回避が優先するはずです。ある程度のフォーメーションをとって、相手を話し合いのテーブルにつかせる。対話での紛争解決を目指すなら、国際社会との連携が必須条件となるのは自明ではありませんか？こうした連携を「アメリカの属国だ」とか「独立国ではない」といって嫌い、、武力も持ちません、同盟もいやです、沖縄から基地を出て行かせます、と石崎さんたちが理想を主張するとき、日経平均株価は頭にありますか？石崎さんの理想が実現したとき、株価はいったいいくらくらいになると思いますか？ちょっと僕にも予想はつきません（笑）でも、企業が「よーし、それなら我が社は積極的に設備投資に乗り出そうか」とは言わないと思うんです。国民の生命も財産も、政府にまるで守る気がないとなれば、おそらく巨額の資本が海外に流出するでしょう。銀行は貸ししぶり、海外の投資家も、日本への投資は控えるようになるのではないですか？取引が激減し、雇用がなくなり、失業率が跳ね上がり、どこもかしこも人件費削減に動き出す。石崎さん。自立を目指していた生活保護者は、どうなるのでしょう？頼るアテのない母子家庭は？僕が仕事柄、毎日顔を付き合わせているこうした人たちの暮らしぶりを、石崎さんはイメージできますか？顔が思い浮かびますか？歳入の激減した国家に、彼らを救済する手立てはありません。では重度障害者は？　年金もない独居高齢者は？　どうやって助けるのですか？脳溢血の後遺症で半身麻痺の人がいて、家の周囲が急な坂で囲まれているので、自由に外出できないんです。平坦なところに転居したいと言われるので、なんとかその思いを叶えてあげたいと思って、今日も会議資料を作って提出したのですが、予想通り、上司に突き返されました。それも正当な理由があってのことですが、人一人助けるのは、決して簡単なことではありません。でも、奈落に突き落とすのは、ごく簡単なのです。経済が不安定になれば、それだけで大勢の人が奈落に落ちるのです。もし仮にですよ、石崎さんが総理大臣になったとします。人々の生命も、子どもたちの将来も、この国の経済も、すべて石崎さんの決断一つにかかっているとして、石崎さんがベトナム戦争世代だからという理由で、中国人民軍が銃口を構える、その前面に、子どもたちを裸で立たせるような政策を、本気で選択できますか？「金の牛」にも書いたことですが、目の前の氷山を避けきれずに、タイタニック号は沈没しました。氷山が遠くにあるうちに、早めに危険を察知して、舵をきっておけば、あんな悲劇にはならなかったはずです。僕は反体制を名乗るノスタルジー世代でもない代わりに、ネット上で息まく「愛国者」の一味でもありません。むしろ、そういうテンプレートにのっかって発言する連中の大嫌いな、戦争を憎む「個人」です。ですから現行憲法が平和を愛する人たちの願いの象徴だという思いは理解しますし、もし国内で外国勢力との武力衝突が起こって、そのために自衛隊員が殺人罪に問われるとか、そういう不条理を避ける道筋が立つならば、憲法を無理に変えなくてもいいと思います。しかしキリストが「安息日のために人があるのではない。人のために安息日があるのだ」と言ったように、憲法も、人々の生命や財産を守るためにあるのであって、憲法を守るために人命が危機に瀕するといった事態が予想されるなら、僕は断固改憲を主張します。これが、この夏の日本キリスト教団の発表した「平和メッセージ」に、僕が反発した理由です。誠意を尽くして語ったつもりです。ちゃんと伝わったかなあ？わからない点があれば質問してください（＾＾）

  2017.08.24

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• 執着を手放して見えてきたもの

  本日付けの朝日新聞のデジタル版に、「なぜかヒマワリ咲き誇る」と題された記事が写真入りで掲載されていました。　季節外れのヒマワリが咲いているのは、山梨県北杜市明野町で恒例の「北杜市明野サンフラワーフェス」の会場の畑。ここでは７月から８月のフェスでは約６万平方メートルの会場を約２０区画に分け、植え付け時期をずらして６０万本のヒマワリが順番に咲きました。このうち２区画の計６５００平方メートルで、いま、畑一面にヒマワリが咲いています。小さい方の畑は花は終わりかけとか。　畑を管理している市農業振興公社によると、例年はフェス後の９月、１０月に耕運機を入れるのですが、今年は８月に花が終わってすぐ耕したところ、落ちた種が芽を出し、厳しい寒さが訪れる前であるいま、花開いたらしいということです。　今年の4月、「ふくやま文学」28号の合評会席上で、私の発表した「11月のひまわり」という短編に、「11月にヒマワリが咲くわけがない」と評した人がいましたが、僕が作品の舞台とした大分県の国見で実際にヒマワリの花を見たのが2014年の11月14日。寒さに弱いはずのカリフォルニア原産の夏の花。でも、こういうこともあるのです。11月の寒い中、咲けない理由はいくつでも挙げられます。しかしそれらの理由をそっと脇に押しやって、黙って寒空の下、震えるように咲いているヒマワリの花に感動して書いた作品でした。　来年の3月に発行予定の「ふくやま文学」29号への寄稿作品をようやく提出し終え、北九州市に越してきて以来、文学賞受賞から遠ざかってしまったこの９年間の自作品を振り返って、一人反省会をしました。　そこで見えてきたのは「執着」の問題でした。　越してきた当初、職場でも、家となった妻の実家でも、軽んじられ、馬鹿にされ、無価値感を突きつけられる毎日に私は、「詩人である」というアイデンティティーに必要以上にしがみつくようになりました。復讐のように毎日ノートに屈辱への怒りを書きつけました。今思えば、あのノートにつづったものが、その後の作品の色彩というかトーンというか、基調になっていたように思います。「詩人である」という自覚。それがなければ、私はバラバラになっていたかもしれません。　でもそれが執着となって、観るべきものが観えなくなっていたのも事実でした。　　この秋、当然通過すると思われた文学賞の予選に落ちたことで最後通牒を突きつけられました。「オレの作品はもうアカンのだ」　そう悟って、ふっと力が抜けた時、文学賞から遠ざかってしまった自分を許せなくなっていた自分に気づきました。知らず知らず、私は勝てなくなった自分を罰していたのです。　一人反省会。それはまず、負け続けた自分を許し、受け入れるところから始める必要がありました。現実を認め、脅迫観念に駆られたように執筆にしがみつく自分をなだめ、「もう書かなくていい」と自分に言い聞かせました。「断捨離」という言葉が一時期流行しました。執着を手放すという意味では、ほかに「喜捨」という言葉もあります。どちらも仏教用語ですが、握りしめていた執着から解放されることの重要性を説いています。実際、私にはそういう作業が必要でした。　思いがけない変化が訪れました。　北九州市に引っ越してきて、見る夢といえばうなされるような悪夢ばかりだったのが、執着を手放すと宣言してはじめて、悪夢でない夢を見たのです。　次に、具体的にこの９年間書き上げた作品のタイトルを全部紙に書き出して、「書かなければ」「勝たなければ」という強迫観念を取り除いたところで、冷静にそれぞれの作品の性格をタイトルの横に書きつけていきました。　この作業で驚いたのは、私が自分の芸術として追いかけていたものが、すべて「日常にあって、陰に隠れた露悪的なもの」もしくは「故事に対する従来の解釈とは異なる自分勝手な解釈」のいずれかに集中していたことでした。　いうまでもありませんが、どちらも、芸術とは程遠いものです。　どうしてそんなものを頑なに芸術と思い込んで追いかけていたのかといえば、それが北九州市に来てからの、私が怒りをこめて書いていたノートの基調だったからです。「本当のおれはこんなのじゃない」　そんな、僅かばかりのプライドにすがりつく思いが、露悪的なもの、悪魔的なものといった、読む人を驚かせるような性質のものを、耽美的に見せていたのでした。　この一人反省会はずいぶん発見の多いものとなりました。　自信のなさに起因するのだと思いますが、読者ターゲットを十代後半から三十代前半くらいに設定した創作をしていたことも、考えてみれば奇妙なことでした。これはアニメなどのターゲットと重なるわけですが、私自身がアニメ好きだから、そこをターゲットに置いていたのでした。それでいてその年代の人と実際に会話しようとすると、話が合わないことも、私は自覚していました。　こんな矛盾を抱えながら、それを変とも思わず執筆していたのでした。　露悪的なものをポエジーとして作品を書きながら、そんなものを自分でもちっとも愛していなかったこと。そうしたテーマが本当に自分の書きたかったこととは、どうしても思えないこと。掘れば掘るほど、私は屈折し、矛盾し、でたらめだったことが明らかになっていきました。「もう書かなくていい」と手放したことで、見えてきたものたち。　もっと早くに見えていたらと思う気持ちもありますが、でもこれでよかったのだと思います。　創作活動の代わりに、井上靖の小説を原稿用紙に書き写してみたり、プロットにしてみたり、というようなことをやってみて、作家の文章がいかにレベルの高いものであるか、それにひきかえ、自分の作品はいかに幼稚であったかを、あらためて痛感しています。　できることなら、これまで投稿した作品を全部この世から魔法で消して、なかったことにしてしまいたい！！　そんな恥ずかしい思いで11月を締めくくろうとしています。

  2016.11.23

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  ひなケーキ

  最近では桃の節句にもケーキを食べるのでしょうか。よく知らないのですが。もうすぐひな祭りだといって、マヒワがケーキを作りました。アップで撮ると･･･なんか、かわいい(._.；マヒワの解説によると、顔の下の細く切って並べたイチゴは、お雛さまの扇子。顔の上にあるのは、お雛様の頭飾り。なんだそうで････。こんなもんでよろしいでしょうか、お雛様？

  2016.02.27

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• 心も寒く

  思い出といえば後悔ばかり霜ばしら踏む

  2016.02.23

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  寒中お見舞い申し上げます

  寒中お見舞い申し上げます。外は視界がかき消えてしまうくらいの雪。峠を越えて教会へ行くのは断念して、今日はおうちで過ごしています。家の中も室温が低く、もずはいつもより厚着をして、電気ストーブの前に小さくなって震え上がっておりました。こんな日に外に出たら凍死するに決まってる。鼻汁垂らしてがたがた震えていたところ、ドタドタと賑やかな足音が聞こえてきた。うちの奥さん　「雪だるまを作ろう！」マヒワ　「おおッ！」な、なにい？いつの間にやら帽子にマフラー姿で外に出て行った二人、さっそく雪のかたまりを転がしはじめました。雪をころころ転がして･･･マヒワが雪だるまにメイク。雪が降ったら降ったで、元気な二人。家族が明るいと、救われた気持ちになります。日本中が寒波大荒れだとか。事故や怪我などありませんように。

  2016.01.24

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  和風少女

  トーストよりご飯、パスタよりも十割蕎麦、スープよりお味噌汁、ビスケットよりは醤油せんべい。なんだか千昌男の演歌みたいな少女マヒワ（11歳）ですが、昨日、何気なくふと見ると、ぬか床を混ぜてました（笑）　　　※写真撮ったのはうちの奥さん。･･･どこまで和風を極めるんかなー。そのマヒワ。マイコプラズマ肺炎で、はじめて二週間近く学校を休みました。つい先日からようやく医者の許可を得て通学を再開しましたが、もう嬉しそうなこと。そして土曜日の今日は、朝から久しぶりのお出かけ。うちの奥さんと一緒にお昼ごはんも食べて帰るという。うどんでも食べるのかな、と思って尋ねると、「マクドナルドに行ってくるの。楽しみ～」ぜんぜん和風じゃねえ(-_-;)

  2016.01.23

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• 2015年もありがとうございました

  今年もいろいろと有難うございました。物書きとしては全然ダメな一年でしたが、社会福祉士国家試験の合格、公務員の嘱託採用試験の合格、イヤでたまらなかった職場からの転職と、不可能っぽい綱渡りを奇跡的にうまく渡れた嘘みたいな一年でもありました。子どもの頃からずっと恐れていた、親との死別という悲しい経験をした一年でもありました。秋に、佐賀県在住の文章仲間、佐嘉栄一さんが佐賀県文学賞を受賞し、年末には東京の文章仲間、林絵里沙さんが藤本義一文学賞特別賞を受賞。広島の木下訓成さんが北日本文学賞の最終選考に残るなど、周囲が大活躍した一年でもありました。こうしてやってきた大晦日。紅白歌合戦でＡＫＢ４８が登場するや、うちの奥さんとマヒワが一緒になって賑やかに踊り出し、義母もまじえてみんなで年越しそばをすすって。なんだかんだといって、幸せじゃん。来年は、いいものを書いて、発表して、お仕事もうまくやって、絶対にハッピーな一年にしようと思っています。これをお読みの皆様も、どうぞよい年をお迎えください。

  2015.12.31

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• 目覚めたら暴風雨

  おはようございます。暴風圏内の九州北部から久しぶりの投稿です。もずです。台風はいま熊本県内から北北東に針路をとってこちらに向かってきています。いつもならもう職場に着いている時間なのですが、JR在来線は全線運行見合わせ、バスも運行見合わせとあって、通勤手段がなく、まだ家にいます。壁が揺れる、庭の栗の木が苦しそうに枝を振る、植木鉢は倒れている、枝や葉っぱが飛び交う、風のうねる音、雨のたたきつける音――これが台風なんだと窓の外を見ながら、ぼんやり思っています。起きてからテレビのデジタル放送で台風情報など眺めていたのですが、放送は放送に過ぎません。台風を味わうためには外に出てみなければ始まらないわけで、さっきちょっと外を歩いてみました。そして普段は見せることのない空の暴力的な一面に少し感動しました。台風雲の真下にいるため空の色は青みがかった鈍いブルーのまま変わることがなく、雨は時おり白い霧状の飛沫をともなって横に降ったり斜めに降ったり、向きも定めずでたらめにたたきつけてきます。そして生ぬるい風、風と雨の混じりあったにおい――。空も景色も音もにおいも、いつもと違うものですから、感じ取ることが多く、その間、反対に考えるという機能が停止して、無心に近い姿で外にたたずんでいました。ますます台風は近づいてくるし、さて、いつになったら列車が動くのか、あるいは一日運休するのか、思うこと、思わなければいけないことも多いのですが、もう少し、この気の狂ったような雨の音を聴いていたい、泣いているような風の心に問いかけてみたい、そんな気持ちがして、部屋の中でじっとしています。この台風で、みなさまに大きな被害がありませんように。お祈りしています。

  2015.08.25

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  太陽没す

  一ト月ぶりの書き込みとなります。もずです。親父が亡くなりまして。闘病生活６年、本当によくがんばってくれました。おふくろにとってもそうだろうけど、僕ら子供たちにとっても親父は太陽みたいな存在で、なくてはならない人で、若い頃なんか、いつか親が死ぬなんて考えると恐ろしくなって、絶対に親より先に死んでやろうと思ってましたが（笑）とうとうこの日がきました。先週の木曜日の夜更けに、おふくろから電話がかかってきて、すぐに高速道路をぶっ飛ばして病院にかけつけて、それから病院に寝泊まりして看病し、日曜日に息を引き取るのを見届けて。昨日の夜、北九州に帰って参りましたが、まだ心の座り具合が悪いというか、心のほうでもどう対応していいのかわからなくて途方に暮れているような、なんだか宙に浮いているような、おかしな感じです。悲しみ、という形を紡ぎだすのは、これからなのかもしれません。

  2015.08.08

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• お父さんのにおい

  先日のこと。うちの家族の寝室兼居間、というべき部屋で、夜勤帰りの仮眠をとった。それから隣の部屋へ書き物をしに移動。しばらくして、その部屋にうちの奥さんと娘のマヒワが入ってきた。マヒワがいった。「あ、お父さんのにおいがする！」奥さんがいった。「おなら臭い」おれは隣の部屋でペンを置いた。ちょっと待て。自分の服をにおってみる。とくに屁の臭いなんかしない。そこで寝室兼居間である部屋へいって抗議すると、マヒワも奥さんもきょとんとする。「お父さんがおなら臭いなんて、誰もいってないよ」「ねえ」二人で顔を見合わせる。ちょっと納得いかないながらも部屋を出て行こうとするおれ。マヒワが敷きっぱなしのおれの布団にダイビングして、笑い声をあげる。「わーい、お父さんのにおい！」奥さんがいう。「ここおなら臭いね」いや、だからね。おれは立ち止まる。ちなみにおれの嗅覚では屁の臭いは感受していないから、奥さんのいう「おなら臭い」について考えられるのは、奥さんの嗅覚の誤りか、もしくは、人は誰しも自分の放つ臭いには鈍感だというから、おれ自身の体臭が屁の臭いに酷似しているかの二通り。そして多くの場合後者であると考えるほうが、ごく自然といえまいか。「そんなこといってないよ」「いってないよ」奥さんとマヒワが口をそろえる。「そう？」首を傾げながら部屋から出ていくおれ。その背中に奥さんとマヒワの声が響いてくる。「お父さんのにおいィ！」「おならくさッ」ほら。また立ち止まる。一つの部屋に二人が入って、同時にその部屋のにおいについて述べた感想が「お父さんのにおい」と「おなら臭い」であるなら、この二つは同じものを指していると考えるべきではないだろうか。おれはそう思うのだが、もしそうでないとすれば、この二つの嗅覚の感想を総合していったいどう解釈すればいいのだろう。奥さんとマヒワはおれの様子に頓着なくテレビをつけて、思い思いの姿勢で画面を楽しみはじめる。（仮眠のあとは換気しよう）そう反省した出来事だった。

  2015.04.21

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• 四旬節のテーマ

  この部屋の窓を通り雨がたたいていきます。灰の水曜日。雨が降っているというのに、庭のエサ台ではスズメやミヤマホオジロ、シロハラやシジュウカラが入れかわり立ちかわり、とまっては雑穀をついばんでいます。この得体のしれない終末観は何だろう？静かな雨の景色をみつめながら、人生の終わりを迎えるような感覚に支配されています。これで、本当に終わるのなら「直観」というやつですが、これがもう２，３年つづいていて、全然終わらない。たぶん一種の不安症に分類すべきものなんだろうと思います。健康だし。さて、今日から始まる今年の四旬節。テーマは何にしよう。レントの性質から、他人が聞いて納得したり感心したりしてもらえるような、克己と忍耐と他者利益をテーマにするのがふさわしいとは重々承知で、今年は、「楽しくないことは選ばない」そんなところをポイントに、テーマを考えてみたいと思います。聖テレーズに憧れて、修道士のようにストイックに生きることをカッコいいと思っていた若い時と違って、今は楽しくないことはしたくない。「毎日１００人の知人のために祈る」でも「街で出会った知らない人の多幸を祈る」でも、内容はなんでもいいけれど、それが苦痛になる時点で、我慢してまでやりたくない。そんな気分です。老化でしょうか。昨夜、職場から持って帰ったバレンタインデイのチョコレートを食卓に並べたところ、「わあ」と表情を輝かせたマヒワ。「でもお父さんのこと、いちばん好きなのはマヒワだからね！」と、高らかに宣言してました。「家族のためにできることを目一杯行動に移す」そんなテーマでもいいかな。

  2015.02.18

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  もずの観たラプンツェル

  先週の話。日曜日にマヒワが高熱を出し、インフルエンザＡ型と診断された。熱はすぐに下がったが、下熱から３日間は登校せず自宅待機という医師の指示にしたがい、学校大好き少女のマヒワは、ひどくヒマを持て余してしまった。そこでＤＶＤをレンタルして一緒に観たのが、ディズニーアニメの『塔の上のラプンツェル』だった。【送料無料】塔の上のラプンツェル　MovieNEX　ブルーレイ＋DVDセット王家の姫に生まれながら、生後すぐに魔女にさらわれてしまったラプンツェル。入口のない塔の中に閉じ込められ、魔女を母親と信じて十八の誕生日まで美しく育つ。お城では消えた姫を忍んで、誕生日には毎年火を点した大量の光の箱を打ち上げ、それは遠目にたいそう幻想的な眺めであったが、塔からこれを眺めていたラプンツェルは、その不思議な光をもっと近くでみつめたいと願うようになっていた。そして誕生日の前日、たまたま塔に忍び込んできた大泥棒の若者に頼み込み、お城まで案内してもらう。そこから先は定石通り、ラプンツェルに影響されて大泥棒は真人間の心を取り戻し、ラプンツェルと恋に落ち、ラプンツェルは自分が魔女に騙された姫であることに気づき、二人で力を合わせて魔女と闘い･･･そして、めでたしめでたし、というエンディング。見事なシナリオで、見終わった後もしばらくは興奮が醒めなかった。マヒワもずいぶん面白がっていた。ただマヒワが喜んだポイントと、もずの感心したポイントは、ちょっとだけ違う。このディズニーアニメには、実は原作がある。グリム童話である。原作の「ラプンツェル」は、こんなスカッとするエンターテイメントでは、もちろんない。当たり前だけど。　　昔々、あるところに、子供のない夫婦がおりました。　　ある時やっと、妻は妊娠したのですが、どういうわけか、隣に住むゴーテルという魔女の庭の、ラプンツェルという野菜を食べたくてたまらなくなります。 　　やつれた妻は言います。 　　「ラプンツェルが食べなければ、わたし、死んでしまうわ」　　夫は仕方なく、魔女の庭に忍び込みます。 　　そして魔女にみつかってしまいます。 　　「ふん。好きなだけラプンツェルを摘むがいいさ。だがね、その代わり、生まれた子はあたしによこすんだよ」　　そんな条件を飲む父親というのも、どうかと思いますが･･･。　　約束通り、生まれた子は魔女に連れて行かれます。 　　ラプンツェルと名付けられた娘は、森の中に築かれた入り口のない高い塔に閉じ込められます。魔女はラプンツェルの長い金髪をはしご代わりに使って、窓から出入りしました。　　そんなある日、森の中を歩いていた王子様が、美しい歌声を耳にします。　　そこにラプンツェルがいることを知った王子様は、魔女のすることを観察し、魔女と同じ方法で塔に登ります。 　　そして、いきなりわいせつ行為をします。　　はじめて男性を知ったラプンツェルは、何が何だかわからないながらも、王子様のことが好きになり、魔女に隠れて毎晩毎晩塔の中で行為に耽るようになります。　　やがてラプンツェルは妊娠します。　　その事実を知った魔女は怒り狂います。 　　魔女はラプンツェルの髪を切り落とし、荒野へと放逐します。 　　一方、何も知らずラプンツェルを訪ねてきた王子様は、待ち受けていた魔女に罵倒され、　　ここにプンツェルがもういないことを知らされます。 　　絶望した王子様は塔から身を投げ、失明します。　　正当な王位継承者が、逢引きに失敗して投身自殺を図るあたり、もう全然だめだめという気もしますが･･･。　　それから七年が経ちます。 王子様は目の不自由なまま、何を食って生き延びたのか不明ですが、森をさまよっていて、 男女の双子と暮らしているラプンツェルとめぐり会います。 　　うれし泣きするラプンツェルの涙が、王子様の目に落ちて、王子様は視力を回復します。 　　王子様はラプンツェルと子供たちを伴って国に帰り、皆で幸せに暮らしましたとさ。 　　おしまい。このひどい原作を知っていて、ディズニーアニメを観れば、もう「すごい」のひと言に尽きる。ゆきずりの少女と性関係をもつような好色王子が、森の中で投身自殺に失敗して失明して７年間も荒野をさまよって、魔法で目が開いたら女と子供をつれて国へ帰り、その間、国では行方不明だった王位継承者を内乱も起こさずにじっと待っていてくれて。･･････こんな非現実的で荒唐無稽な物語を、スピード感溢れるドキドキワクワクのエンターテイメントに書きかえてしまうシナリオライターの腕の良さに、僕はすっかり舌を巻いてしまった。脱帽するしかない。塔にしのびこんだ王子様を大泥棒に設定替えしたのも大成功だったと思う。原作のグリム童話をどうエンターテイメント化するか、というレベルの低いライティングではない。原作の「うまみ」だけを摘み取り、不味いと思えるものは惜しげもなく大胆に刈って、まったく新しいものに作り変えてしまう。原作とディズニー映画とで同じなのは、ラプンツェルという名前と、魔女によって塔に閉じ込められて育ったこと。そして魔女がラプンツェルの髪を使って塔に上り下りしたこと。考えてみればこの３つしかない。これがプロの物書きの仕事なのだと感心しっぱなしだった。さすが世界のディズニー。下手なものは出してこないのだ。ちなみに、「ラプンツェル」と呼ばれる野菜はオミナエシ科のノヂシャ、キキョウ科の草など、いくつかあるそうで、いずれも妊婦が食べるのによいといわれている･･･とは、WiKiの受け売りである。マヒワは金曜日から元気に登校している。

  2015.02.02

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  もずの眺めるＩＳＩＳ（イスラム国）

  過激組織ＩＳＩＳ（イスラム国）を名乗るグループが日本時間の２月１日早朝、フリージャーナリストの後藤健二さん（４７）＝仙台市出身＝を殺害したとする映像をインターネット上で公開した。（Christian Today　http://www.christiantoday.co.jp/articles/13401/20140530/goto-kenji.htm）最悪の展開になってしまった。これについての僕の感想は凡庸だ。他人と違った意見は何一つない。許せないという怒りばかりをくり返しおぼえてしまう。おそらくはこの事件の成り行きを見守っていた多くの人の思いも同様ではないだろうか。釈然としないのは、一連の事件を引き起こしているＩＳＩＳ（イスラム国）に、一かけらの正義も感じないことである。タリバン（パキスタンとアフガニスタンで活動するイスラム主義運動）やボゴ・サラム（ナイジェリアのサラフィー・ジハード主義組織）がそうであるように、共感すべき何物も僕には見い出せない。ＩＳＩＳが生まれるきっかけとなった米ブッシュ政権による愚かなイラク戦争や1948年のイスラエルによるナクバの出来事にまでさかのぼり、さらに大戦前の列強による一方的な支配の罪悪性に思いをめぐらしてみても、現在の彼らの言動にはまるで理解することができないし共有できる何物もない。しかしＩＳＩＳに忠誠を誓うスンニー派過激派組織は世界中に散らばっているし、ＩＳＩＳの破壊的活動に感激し、あわよくば合流して仲間入りしようとする若者たちは西洋東洋問わず世界中に存在する。彼らを魅了する何かの吸引力がＩＳＩＳにあることは認めなくてはならない。何が彼らを惹き付けるのか。一片の真理であったり正義、大義であったり、あるいは理想であったり、何かがそこにあるからこそ、多くの人がそこに集まり、自爆攻撃を含め命を懸けて世界と戦っているはずなのに、「共有できる何物もない」ではもうどうにもならない。おそらくはそれが理解できないからこそ、僕は凡庸でクズなのだろう。今回の人質事件では、安部首相を批判し安部が全部悪いんだと主張して憚らない人も大勢いることは十分承知している。反対に、日本人が人質を取られても外国任せにするしかない現状に歯噛みをした人もいたことだろう。しかし後藤さんを惜しむ気持ちはきっと同じであると思うし、当たり前のことであるが後藤さんを殺害したのはあくまでＩＳＩＳであって安部首相ではない。職場の休憩時間にスマホで見た今日の「日刊ゲンダイ」の記事は、そこを完全にはき違えているように思う。（引用）　･･･。こうなったのも、安倍首相が外遊先のカイロで、能天気ヅラして「イスラム国対策にカネを出す」と“宣戦布告”したのが原因だ。安倍首相は、イスラム国側から「アベ、おまえがハルナ殺した」と名指しされ、さぞ自責の念に駆られているのだろうと思ったら違った。「反省」どころか、今回のテロ殺害事件を安全保障や集団的自衛権の法改正問題と結び付けて“政治利用”しようとしているから許し難い。(日刊ゲンダイ）この記者はＩＳＩＳのご機嫌をとり、テロ組織の要求をまるのみすることが一国の首相のやるべきことだと主張したかったのだろうか。”能天気ヅラ”というのがどういうツラなのかよくわからないが、たしかに最悪のタイミングでのイスラエルでの会見でありカイロ演説であったにせよ、こういう時期だからこそアメリカやエジプトとの連携なくして自国のテロ対策は成り立たないと、まじめ系クズの僕でもフツーに考えるのだが、この記者のような聡明な人には自国民を救済するもっと素晴らしいアイディアがあったのだろうか。なによりＩＳＩＳから名指しされたから「自責の念に駆られて」いなければならないというのは、どういう理屈なのか、僕にはもうさっぱりわからない。いずれにせよ、今回の事件だけを注視すると恐怖すべきＩＳＩＳだが、一時期の勢いはすでにピークを過ぎたのではないかと、今のところ僕は見ている。ＩＳＩＳの資金源となっている原油の価格は暴落しているし、イラク政府軍と義勇軍、クルド人兵などにより各地でＩＳＩＳから都市を奪回する動きがみられている。アメリカを中心とする有志連合による空爆もくり返され、ダメージが小さいはずはなく、むしろ存続が危ぶまれる状況にあるからこその今回のようなメディアを使った「恐怖の広報」戦略がとられていると見た方が自然に思える。イラクのテレビ・スメリアニュースによれば、イラクのアバディ首相が３０日金曜夜、軍の司令官らの会合でイラク軍と義勇兵のテロリストに対する継続的な勝利を受け、「テロリストに対するイラク軍の勝利は、継続しており、ＩＳＩＳは弱体化し、その終焉は近い」と語ったという。そうであってほしいと切に願う。「もしも学校に行けたら　アフガニスタンの少女・マリアムの物語」（汐文社）後藤健二著　

  2015.02.01

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• 思わず遠く来たもんだ

  あけましておめでとうございます。性懲りもなく出て参りました、もずです。こんにちは。お休みの日はなるべく夕食を作るようにしているのですが、「今日はあたしが作るよ」８７歳の義母がおっしゃってくださり、（生協で買ったエビをどうしても揚げてみたかったらしい　笑）今日の台所はお任せすることにしました。さて、なにがどうと説明するのは難しいのですが、いまの自分の感情というか、心の色というか、胸の中の天候というべきか、それを言葉で表現すると、どんなふうに言い表せるのだろう。てなことを窓から見える、夕方の雨の景色を見ながら考えてまして、きっと、あれですね、あれ。晩秋の柿の木の、ほかは全部落ちてしまって、最後にたった一つ残った、柿の実。あの気分ですね（さっぱりわからんｗ夜、冷たい布団に入って、やれ寝ようとすると、言葉が体の奥から湧いて出てくるんです。　　間違って遠くまで来てしまった。　　間違って遠くまで来てしまった。社会福祉士的にこれを指摘すれば、アメリカの臨床心理学者ロジャース（C.R. Rogers）の提唱した「来談者中心療法」から派生した「フォーカシング」の技法によって分析したところの、つまり、どうやら道に迷ってるんですね　笑人生の迷子。自分が変なところ、いるべきでない場所に迷いこんでいるのはわかってるんだけど、どうすれば元に戻れるのかわからない。わからないまま、最後まで枝にぶらさがって、でも、粘るのも限界で、悲しいような、泣きたいような、というような、熟しきって鳥も食わなくなった最後の一つの柿の実の心ですな、これは（やっぱりわからんわいｗちょっと暗いようだけど、でも不幸なわけじゃなくて、むしろいつも笑ってるし、考えてることは楽しいことばかりだし、マヒワは元気でかわいいし、NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」が始まってからというもの、幕末好きのうちの奥さんは、「松陰先生････」涙を浮かべてテレビにかじりついて、そのせいか、去年とうって変って毎日上機嫌だし。家族はみんなとっても仲良しだし。笑い声が絶えないし。こんなに幸せなのに、一人になると、体の奥からおそろしい地鳴りが聞こえてきます。いたたまれないほどの寂しさの中で、あの言葉が、また聞こえてくるのです。　　間違って遠くまで来てしまった。　　間違って遠くまで来てしまった。

  2015.01.15

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• よいお年をお迎えください

  アドベントもクリスマスもブログほったらかしで、本当にすみません。受験勉強に必死のもずです。こんばんは。受験までもう４週間ないのですが、まだ合格ラインに届いていない状況で、かなりヤバイです。最後まで諦めないで取り組むつもり。受験が終わったら、ちょっと立ち止まって、ゆっくり考えてみます。いい歳してアイデンティティ拡散状態。これからどうするのか。どっちを向いたら幸せになれるのか。じーっくりじっくり考えたい。今年一年、お付き合いいただきまして、ありがとうございました。来年、これをお読みの皆様に、良いことが沢山沢山ありますように。

  2014.12.31

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• サーモンの得

  担任をもったうちの奥さん、今日も帰りが遅く、小さいマヒワは今日もお父さんとお風呂に入ります。「マヒワね、今日は早起きしたんだよ」得意げに報告するマヒワ。たしかにいつもより15分ほど早く起きていた。「ふーん、えらいね」マヒワは胸を張った。「だって、早起きは文殊の知恵、だから」･･････。しばらく考え込むもず。「それはたぶん、三人寄れば文殊の知恵、じゃないのかな？」あ、そうか、とマヒワは素直に訂正した。「早起きはサーモンの得、よね」あはは、と笑うマヒワ。「早起きしたらサーモンの握り寿司をご褒美におごってもらえるんかねー」あはは、と一緒に笑うもず。そうかなーって。えっと･･･。あるかそんなの！

  2014.11.14

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  魚を食べるジバニャン

  めずらしく、うちの奥さんは職場の人たちと女子会？なのでおいらがサンマを焼きました。いま子供たちに大人気の「妖怪ウォッチ」ジバニャン（･･･の、つもり）大根おろしで作ってみました。マヒワにうけました。ははは。

  2014.11.07

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  岩路真樹ディレクター追悼映像

  この動画、削除されたらごめんなさい。テレビ朝日、報道ステーションの岩路真樹ディレクターを追悼する映像です。自殺と報じられていますが、誰も信じていないという･･･。

  2014.09.08

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  女人禁制の蕎麦？

  明日はお休みと聞いて、めずらしく、おとうさんと一緒にお出かけしたいと言い出したマヒワのために、事前から立てていた計画を変更。急遽、宗像へ日帰り旅行をすることになりまして。で、当日の今日、行ってまいりました。マヒワのためといいながら、結局は古代史を訪ねる旅となってしまい、マヒワとしてはかなり不満足だったようですが（＾_＾；筑前大島を13時のフェリーで出発、車を飛ばして、お昼はお目当ての蕎麦屋さんを訪ねました。到着したのは14時過ぎ。マヒワの期待していたざる蕎麦は、すでに品切れ。仕方なくマヒワは月見蕎麦を、もずは、グルメサイトで見かけた、あの気になる一品を注文することにしました。もず：「チャーシュー蕎麦ってやつ、ありますか？」店員：「どなたが召し上がるんですか？」もず：「僕です」店員：「あ、それなら構いません。物が物ですので、男性の方にだけお勧めしてまして･･･」不思議なことをいって、店員は奥へ下がって行く。そういえばメニュー表にも、チャーシュー蕎麦は「男性の方にお勧め」と書いてある。なんで女性は不向きなんだろう？なんで子供はだめなんだろう？･･･一瞬ですが、女人禁制の沖ノ島が脳裏をよぎりました。女人禁制の蕎麦。宗像だけに。んなわけねーか。あれこれ考えているうちに、10分くらい経って、ようやく月見蕎麦が運ばれてきて、つづけて、チャーシュー蕎麦なるものが運ばれて来まし･･･目が点になりました。チャーシューで蕎麦が見えん･･･。でっかいどんぶりの表面を覆い尽くす、靴底のように巨大で分厚いチャーシュー。たしかにこれは、マヒワには無理。食べることの大好きなうちの奥さんでも、たぶん無理だろう。とりあえず割り箸を割って、靴底チャーシューに食らいつきます。食っても食っても食っても、ちっとも減った気がしないチャーシュー。しかもチャーシューの肉汁と黒胡椒の風味とが強烈で、せっかくの蕎麦の味がわかりません。待った以上の時間をかけて、目を白黒させながら一所懸命食べて、おつゆまで飲み干した時には、もうおなかがいっぱい。蕎麦一杯でここまで満腹したのは、はじめての経験でした。客は僕たちが最後だったようで、お勘定を済ませて店を出たときには、表の看板は「店じまい」となってました。うん。今度はざるがいい。ざるが。

  2014.08.27

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• どうでもいい話

  出勤前。冷蔵庫をあけると、カルピスがあった。「おお、これはこれは」取り出して、グラスにそそごうとしたとき、ふと、マヒワの顔が脳裏に浮かんだ。カルピスはマヒワの好きな飲み物だ。これを僕が飲むと、マヒワの分が当然減ってしまう。ちょっと考えて、カルピスを冷蔵庫に戻した。マヒワは縁側でおばあちゃんにちぎり絵を教えてもらっている。冷蔵庫の中には、サイダーもあった。「おお、暑いときは、これこれ」サイダーに手をかけて、ふと手が止まる。お風呂上がりに、マヒワはサイダーを飲むのが好きだ。これを飲んでしまうと、マヒワの分が減る。牛乳もあったけれど、マヒワは牛乳も大好きだ。冷蔵庫の中にある飲み物は、みんなマヒワの好きなものばかり。縁側にいたマヒワが、キッチンにやってきた。「おとうさん、何飲んでるの？」「お湯に氷を入れて飲んでるんだよ」と、もず。「おいしい？」マヒワは不思議そうな顔をした。「うん。なかなかいける」

  2014.08.26

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• 長崎の鐘にこたえるためには

  長崎の原爆記念日。僕は休日だったのでレポートを二つ書いて、専門学校の第六期の課題をすべて提出した。昨年の春から始まった社会福祉士の通信課程の課題は、これですべて提出したことになる。あとは修了試験にパスすればいい。パスできればの話だけれど。話はもどる。今日は長崎の原爆記念日。多くの平和主義者たちが、安部政権以降の日本の選択に危惧を表明している。とくに集団的自衛権を容認したことが戦争への第一歩で、そんなことをせず、これまでのように何もしなければ、戦争にならない、と、いっているように聞こえる。麻生太郎が首相の時までは、たぶんそれは当たっていたと思う。ただ何もせず、平和を唱えていれば安全だった。でも、今はそう見えない。中華人民共和国の空軍機が頻繁に領空侵犯をしてきたり、領空識別圏を設定したり、従軍慰安婦問題で韓国を味方に取り込んだりしているのは、あれは別に思いつきの嫌がらせや退屈しのぎでやっているわけではない。鳩山政権下での日本の迷走をきっかけに、中国側で、尖閣諸島奪取までのシナリオが書きあがってしまい、そのシナリオに沿って舞台を動かしているのだと思う。当然のこと、もしシナリオ通りに事が運べば、中国は国際世論を敵にまわすことなく尖閣諸島を自国領にできる。中国は近い将来、かなり高い確率で、国際世論を背景に、尖閣をとりにくると思う。「尖閣？　あげればいいじゃん」日本国民がみんなそういって、納得ずくで尖閣諸島の所有を放棄するなら、武力衝突は起きないで済む。でも、たぶん民意はそれを許さない。譲れないとなれば、日本政府は、自衛隊を領土防衛のために送り出すしかない。だから、集団的自衛権に反対している人たちのいうように、このままなにもしないでいるなら、戦火が確実となる。と思う。ちなみにアメリカは今のままだと動かない。アメリカ経済に、中国市場と中国の工場はどこまでも必要だ。戦争を回避するためには、太平洋戦争突入時の教訓をいかすべきだ。日本は当時、孤立してしまった。三国同盟といっても、ドイツの危機に日本が助けたことも、日本の危機にイタリアが助けにきたこともない。孤立した三国が、世界を敵にまわしたと宣言しただけのことだった。孤立した日本は、資源を求めて、世界に宣戦布告するしかなかった。もしあの戦争を反省するのなら、今また孤立してはならない。一国で動いてはならない。泥をかぶってでも、他の諸国と連帯して、肩を組んで中国に対峙することが大切だ。かならず複数で中国に圧力をかけ、武力侵略の芽を確実に潰してゆかなくてはならない。他の諸国との連帯を実現するためには、互いの軍事機密を漏らさない国内法が必要だったから、あのタイミングで特定秘密保護法案が議論された。とくにキーになるのは日米同盟で、中国の年間の軍事費はすでに世界第２位のレベルだが、第１位のアメリカは、中国の５倍以上で、そのアメリカが日本の背後にいる事実が、中国のシナリオにブレーキをかけているわけで、もし日米同盟が絵に描いた餅なら、もしアメリカが動かないのであれば、中国は安全に武力支配のシナリオを進めることができる。だから集団的自衛権が、このタイミングで急いで議題に上がり、十分な議論のないまま急いで容認された。アメリカの軍事力を、中国にとっての脅威とするために。･･･と、僕には見えたのだが、どうだろう？可能なら、ウクライナ問題も早期に解決して、ロシアも味方にしておかなくてはならない。現在の中国がロシアと手を組むなら、日米同盟は中国にとって、それほどの脅威ではなくなってしまう。内側に民族問題を抱え、共産党一党支配という脆弱な体制の上に立った中国を、国際的にも孤立化させることができれば、尖閣侵略のシナリオは、見送られる。間違っても、孤立するのが日本であってはならない。孤立することは、戦争への入口だ。戦争をくり返してはならないというなら、なるべく多くの国と連帯すべきだ。どちらもダメだといっているのは、地球に住むなといっているに等しい。と思うのだが、間違っているだろうか。そんなことを思う長崎原爆の日。戦争をしてはならないと思うからこそ、なんでもかんでもただ反対していればいいという安易な発想に、不安をおぼえている。

  2014.08.09

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  昨日のことなのになつかしい

  　　海とマヒワ　　in 周防灘（門司）

  2014.07.25

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  お絵描きしたい

  専門学校の第５期課題提出は、さんざん苦しみましたが、今週の火曜日になんとか終わりまして、気が抜けたといいますか、なんだか急にお絵描きがしたくなりまして、「なあ、おれな、お絵描きしたいと思うんだけど、どうだろう？」仕事で遅く帰宅して食事中のうちの奥さんに相談したところ、「お絵描き？　ふーん」まったく関心のなさそうな、うちの奥さん。「水彩画を始めたいんだ。いままで絵をきちんと勉強したことなかったし。本とか買ってちゃんとやったら、上手にならないかな？　油彩画とちがって、１万円もあれば、それなりの道具はそろうみたいだし」「習いに行くの？」「ううん。本を買って手本にするんだ」「ふーん」我流はあとで苦労するのに、と小声で言われたものの、そこまで本格的にやる気もないし。あくまで遊びだし。というわけで、まだ画材は買ってないんだけど、手元にある水彩色鉛筆を使って、夕食後にざざーっとお絵描きしてみました。モズです。こちらはコチドリさん。夏の鳥ですよね。絵の具を買ったら、宗像大島までスケッチしに行って、風景画とかも描いてみたいなあ。････なーんて　（笑）来年の国家試験まであと半年。遊んどる場合かーい！！！

  2014.06.20

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• 男の笑顔

  ずいぶん昔の話。オリバー・ストーン監督が『天と地』という、ベトナム戦争に人生を翻弄されたベトナム女性を描いた映画を発表したんだけど、この映画の音楽を担当したのが、日本人ミュージシャンの喜多郎だった。そのサウンドトラックが発売されたので、喜多郎ファンの僕は、すぐ買いに行った。で、店の中。実際にそのＣＤを手にとってみて、ジャケットの裏に、喜多郎自身の映った写真を見た。すっごくいい笑顔だった。なんというんだろう？とても穏やかで、静かで、そしてあたたかな笑顔で、そのＣＤの写真を見つめたまま、５分か１０分くらい、僕はばかみたいに突っ立っていた。グラミー賞候補になるほどの実力と、人生への自信を感じさせる、いい仕事をした男の笑顔。僕にはこんな顔、一生できそうにない･･･。気持ちが挫けそうになるのを、素直に感じた。あれから十何年が経つんだろうか。今日、仕事が終わってロッカーで着替えている時、ふと鏡に映った自分の顔に、おどろいた。おれ、いい笑顔をしている･･･。あのサウンドトラックの喜多郎の写真にも負けない、いい笑顔なのである。グラミー賞どころか、40半ばで安月給で、女房子供に不自由な貧乏暮らしを強いている、借金だらけのくだらない男の笑顔が、である。なんだろう？不思議に思いながら職場を出て、駐車場までの道のりのなか、思ったのは、あれは、いい仕事をした自信のみなぎる男の笑顔だったのではなくて、ただ、心が落ち着いてきた、大人の男の笑顔だったんじゃないだろうか、ということだった。つまり、おっさんになったということか。でも、それも悪くない。

  2014.04.17

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• めざせ！　人権の金メダル

  NHK大河ドラマ「八重の桜」が終わって、やっと落ち着いたかに見えたうちの奥さん。ところがソチ・冬季オリンピックの始まる前あたりから、ふたたび熱く燃え上がりはじめまして。もう誰が何を話しかけても、それが洗濯の話であっても靖国神社の話であっても、マヒワの授業参観の話であっても、すべてを無理やりオリンピックの話題に捻じ曲げてしまうほどの熱中ぶり。大好きなフィギュアスケートの中継がある夜など、テレビの前にすわりこんで夜っぴいて観戦しながら、mixiやFacebookを使ってネット仲間に実況中継するなど、燃焼する様子はとどまるところを知らず。先日など、朝起きてきた僕に、おはようの挨拶もそこそこに、うちの奥さんが興奮してまくしたてることには、「IOCの会長の息子が負けたのにへらへらして思い出になりましたとか国費を使って行っとるのにいかんって言うたって、そうっちゃ許されんちゃ！！！」･･･さっぱりわかりません。もず：「えっと、落ち着いて言ってもらえるかな。負けたのにへらへらしていたのは誰？」奥さん：「オリンピックに出た選手」もず：「国費を使って行ったのに、それではいかん、と言ったのは？」奥さん：「IOCの会長の息子」もず：「そうっちゃ、許されんちゃ、と言ったのは？」奥さん：「わたし」･･･そりゃ全然わかりません。ちなみに後で調べたところ、Twitterでそういう発言をしたのは、IOC会長の息子じゃなくて、JOC会長の息子の竹田恒泰氏じゃん（笑）ともかく、うちの奥さんをこれほど熱くさせているソチ・冬季オリンピックですが、開催国ロシアの人権弾圧の動きを、人権団体のアムネスティが告発しています。リンク：　ソチ五輪：めざせ！人権の金メダルそれにしても、熱くなってるのはうちの奥さんだけかと思ったら、そうでもなくて、満月の朝、デイケアの送迎で、お迎えに上がった利用者のご老女、普段はつんと澄ました感じの方なのですが、その朝は僕の顔を見るなり、ニカッと金歯のある笑顔を見せ開口一番、「金がとれてよかったねえ！」一瞬、佐渡の金山へ採掘にでも出かけたのかと思いましたが。落ち着いて２秒で考え、理解しました。「本当ですねえ、羽生選手、見事な金メダルでしたねえ！」うまく調子を合わせるもず。いえ、本当は僕、知らなかったんです。徹夜で観戦していたうちの奥さんが、興奮ぎみに教えてくれたおかげ。NHK Eテレの「ハートネットTV」も、最近はパラリンピック出場を目指す選手の話ばかりだし。日本国中がいま、オリンピックに夢中なんですねー。

  2014.02.16

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  りんごバター

  あらためまして、寒中お見舞い申し上げます。2014年最初の日記となります。この間、「あ、これ日記に書こうかな」と思う出来事はいくつもあったのですが、日時がたつうち、どうでもよくなったりして。とりあえず、２月初旬の専門学校の試験に照準を合わせて、新年早々試験勉強をしております。今年の抱負は、うーん、とりあえず、１・今の研修でいっぱい失敗して、恥かいて、勉強して、　　３月オープンの新職場できちんと活躍すること。２・２月初旬の専門学校の試験で合格点をとること。３・いま執筆している小説を春のうちに完成させること。４・もし受験資格があるようなら、10月のケアマネ試験を受験すること。５・社会福祉士の国家試験の受験準備を万全にすること。６・車のブレーキを取り換えること。７・貯金すること。８・義母の年金に頼らず、うちの光熱費ほか必要な生活費を僕が全部支払うこと。･･･今思いついたのを列挙して、こんなところかなー。でも今年とか来年とかじゃなくて、とにかく全力疾走しつづけて、気がついたら人生が終わっていた、という人生でありたいと思うので、改めて抱負とか、変かなーとも思ったり。元旦は新月だったので、願い事を書きました。（カンケーない･･･。えっと、来月からの新しいプリキュアは「ハピネスチャージ・プリキュア」というのだそうです。（全然カンケーない･･････。えっと、明日は満月。今日中に間に合わせようと、昨日今日とＰＣの前にずっと座りっぱなしで、新しいブログをｆｃ２に開設しました。（何かを始める時は新月から満月までの間がいいという俗説を信じている）ブログの名前は「わら」といいます。ハンドルネームは、群青つばめ、としました。よければ遊びに来て下さい。　⇒認知症情報「わら」コピペとリンクだけのブログです（笑）今日はうちの奥さんと一緒に、庭に遊びに来る野鳥たちのエサを買いに行って、ついでに奥さんの欲しがっていた、りんごバターを買ってプレゼントしました。おいしいかなー。これは３個セットだけど、僕は店頭でバラ売りのやつを１個だけ買いました。

  2014.01.15

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  謹賀新年

  新年あけましておめでとうございます2013年はたいへんお世話になりました。2014年もよろしくお願いいたします。もず

  2013.12.31

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• よくやった！

  まだ明日もお仕事があるのですが、とりあえずこの１年を振り返ってみて、本当に、よくやった！と、自分で思っています。アホみたいでしょ？　別に事業で成功したわけでも夢を叶えたわけでもない、それどころかむしろ貧乏になったのに「よくやった！」なんて自分を褒めて。でもね、やっぱり「よくやった！」と思うんです。なんの成果もなかったけれど。今年はまず、介護福祉士の受験から始まりました。すべての準備を予定通りに進められたのも「よくやった！」そして受験。これもイメージ通りに出来ました。「よくやった！」受験が終わってからすぐに作品執筆にとりかかりました。ぜんぜん結果は伴いませんでしたが、本当によく調査して、自分でも驚くほどの貴重な資料を入手しての執筆で、それも400枚近い作品を３週間で執筆するという、普段の遅筆なもずには考えられない超スピード執筆で。もう絶対に間に合わないと思えた締切に、無事間に合わせて「よくやった！」これと同時に、社会福祉士養成の通信課程の資料を集め、学校を選んで申し込み、入学論文に合格してこれも「よくやった！」はじめて金融機関の窓口で学資ローンを組みました。これも本当にたいへんだったんだけど、ぎりぎりのぎりぎりでなんとか間に合わせて、実に実に「よくやった！」介護福祉士国家試験はおつりがくるくらいの高得点で合格。ところがこれをきっかけに、地域密着型から特養へ人事異動となり、死ぬほど忙しい毎日が始まりました。･･･が、驚くなかれ、以前あれほど僕をいじめていた人たちさえ、やがて味方になってくれたほどの自分でも満足のいく働きぶりで「よくやった！」長編執筆につづいて、中編、短編の執筆へ。これもきちんと資料を集め、きちんとプロットを立てて。結果は散々でしたが、取り組み方としては「よくやった！」のでした。そんな平和な毎日が、義父の死という一事で激変します。まずは葬式の準備でめまぐるしく「よくやった！」それからは息もつかず、相続の手続きと、地元北九州での就職活動を開始。内定をもらった頃には、専門学校の実習の時期を決めて、学校と綿密に連絡をとりつつ、それに沿って職場に相談し退職の手続きをするというあわただしさ。毎日膨大な書類を作成してました。思い返してみても「よくやった！」退職日が決定してから少しずつ引っ越し開始。これも細かく計画を立てました。なにせ門司には僕の部屋らしい部屋がないもので、自分の生活スペースを作ることも同時にやらなくちゃいけません。誰も手伝っちゃくれないし。専門学校のレポートや課題学習もきちんと提出して、これまで全部高得点をいただいて「よくやった！」職場は春にも増して忙しくなってきて、車検もあって、毎日目がまわりそうでしたが、体も壊さず「よくやった！」それと同時に、ファンタジー作品の乱読を開始。ちょっとの時間をみつけては図書館に通って活字の虫と化し、秋の終わりには目標の冊数を達成していました。つくづく「よくやった！」ついに退職の日が来て、同時に中津のアパートを引き払い、独力で引っ越しのすべてを完了させて「よくやった！」･･･と、感慨に耽る間もなく、24日間に及ぶ社会福祉士養成通信課程の相談支援実習を門司区内の特養で開始。一か月間、給料ももらえないのに週６日ペースで通い、へとへとになりながらも朝から晩まで実習の毎日で来る日も来る日も「よくやった！」実習は12月初旬までつづき、これがようやく終わって、新しい職場へ就職す準備に取り掛かりました。もちろん収入はずっとありませんでしたから、借金しなきゃ生活費もやりくりできないし、ばたばたやって、ようやく就職の日を迎え、そして今日まで新しい環境、新しい仲間、新しい利用者と、なにもかも一変した環境の中で気を張って憶え、謝り、礼を言い、くるくる働き、いよいよ明日は大晦日。誰も言っちゃくれないけど、本当に「よくやった！」自分のことばかり書いたけど、手伝ったマヒワの夏休みの研究は大きな賞をもらえたし、うちの奥さんの愚痴も毎日きいて、義母の機嫌も上手にとって、自分だけは自分を褒めてあげます。よくやったよ、もず(*^_^*)

  2013.12.30

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