カテゴリ:真空管ラジオのレストア日記
珍さん、今日は久々の快晴だったアルから、昭和30年製の東芝「65B-15」という真空管ラジオのレストアを開始したのこと。 マジックアイ付きの高級・6級スーパー・ラジオであり、現在の価格にすれば10万円くらいになる高級ラジオのこと。 出力管にUZ-42を使っており、出力は3ワットくらいの筈アル。 何故、快晴の日を選んだかと言えば、天気が良くないと塗装が上手く行かないからアル。 さっそく内部の電気部分を外して水洗いしたのこと。 何しろ作ってから53年も経っているのこと。内部はホコリだらけで、ダニやダニの卵が一杯有りそうアルから、水でジャブジャブと洗ったアル。 一番、劣化し易いコンデンサーを見ると、何やら表面に泡が一杯見えており、熱で表面のロウが溶けた様に見えるのこと。 こうなると、多分、絶縁不良で、火事の原因になると思うアル。勿論、こういう部品は全て新品に交換するアル。 パイロット・ランプにはビッシリと綿埃(わたぼこり)が密着しているアル。このまま放置すれば炭化して漏電の原因になりかねないアル。ティッシュとブラシで綺麗にホコリを取り除いたのこと。 ダイヤルのプーリー(今時の若者は、こんな専門用語は知らないだろうのこと)も綿埃がビッシリ付着していたアル。 綿埃と錆びの所為で、ダイヤルの動きが鈍く、キーキーと音を発していたアル。ホコリを取り除き、軸の部分に呉 CRC-55を吹き付けて問題解消。 しかしCRC-55って、原料に何を使っているのか書いてないアルから何なのかは分からないアルが、こういう場合には、強力な効果が有るアル。不思議な商品のこと。 シャーシー上面は幸いにも酸化アルミの錆びが無く、このままで使うとこにするアル。 但し、定石通り、ブロック・コンデンサーは新品に交換するか、ダミーで形だけ保存して内部に新品の単独コンデンサーを配置するつもりアル。 内部の配線は、回路図そのままで、東芝製とは言え、まるで中国製のように余りに雑で、珍さんの好みでは無いのこと。50年前の日本も今の中国並みだったアルな。 全てのコンデンサーと抵抗を新品に交換した上で、珍国際流の綺麗な配線に変えるのこと。 真空管を水で濡らしたティッシュで磨いてみたら、見事な輝きが戻ったアル。こうやって見ると、やはり真空管は惚れ惚れするのこと。 余り垢抜けない小豆(あずき)色のようなプラスチック製のスピーカー・グリルを真っ黒に塗装し直したアル。これでデザイン的に締まるのこと。 ダイヤルの針はオリジナル通りの金色に再塗装。 真空管のシールド・ケースと電源トランスの頭を、珍さんが気に入っている、燃える火のような真っ赤に塗装したのこと。これで暖かい音が出るようになるのこと(ウソ)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月13日 19時32分16秒
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