カテゴリ:真空管ラジオのレストア日記
ラジオ配線係長と塗装班長は「還暦7号・ラジオ」のレストアを開始したのこと。 今回、二人の餌食(えじき)になるのは、半世紀くらい前に作られたと思われる三菱のMT管6球スーパのこと。 インターネットで探したアルが、同型機に関する記事が見当たらず、正確な製造年代は不明アル。 正面から見たところでは余りダメージは無いのこと。但し動作はしない不良品アル。正面の布は綺麗アルから、今回は、このまま使うことにするのこと。 裏板はしっかりしているのこと。 本体も、外から見る限りは大したダメージは無いように見えるアル。 回路図もしっかり残されており、特殊な回路では無いのこと・・・と思ったアルが、平滑回路の部分が??? 但し、ケースの上面に長さ10センチ以上も有る大きなへこみ傷が有るアル。これは塗装班長の技術力に頼るしかないアル。 角の部分で、つき板が大きく剥がれており、これも塗装班長の技術任せになるのこと。 内部を取りだしてみたら、「ヒャー、凄いホコリ!」状態だったアル。触るのも気持ちが悪い程アルが、そこは我慢して塗装班長はホコリを払うことにしたアル。 ハケでホコリを落としてみると、結構綺麗だったのこと。塗装班長は「仕事が楽で良い」と喜んでいたアル。 外箱の隅には、ザラザラとした金属性のホコリが5ミリ近く堆(うずたか)く積もっていたアル。 バリコンもローター側にはホコリがビッシリ。ステーター側はローターが入り込んで掃除をしてくれるので綺麗アル。 コンデンサーにも抵抗にも三菱のロゴが入っているのこと。チューブラー・コンデンサーはまだ大丈夫そうに見えるアルが、念の為に全部交換するのこと。 結構、可愛らしいコンデンサー。大丈夫そうに見えるアルが、これも交換。 電源トランス周辺は綺麗アルが、絶縁紙が破れており、内部でショート寸前の状態。ここは熱収縮チューブを被せて絶縁をしなければ危険アル。 スピーカーを見ると「P-61」の文字が見えるのこと。 どうやら、世界の名器と言われた「P-610」シリーズの前身アルか? 乾電池でチェックしたところ、ちゃんと生きているのこと。出力トランスも生きているようで、珍国際本部長は、「修理費が安くていい!」と大喜びアル。 スピーカーを取り外して見ると全く新品同様で問題ゼロのこと。 そこで珍国際本部長は、「ラジオには勿体ない!オーディオ用に流用出来ないか検討致せ!」との命令を発したアル。 スピーカーの中心部を見ると、センターキャップに「Diatone」のロゴが見えるのこと。 いよいよ、ラジオ用では勿体ない・・・ 取り敢えず、分解を終わった塗装班長は、さっそく、お決まりの水洗い。一番、気持ちが良い仕事アル。 表面の布も、このまま使うことにしたアルから、そのまま水洗い。 いつもは濡れティッシュで拭いている真空管。今回はついでに水洗い。キモチイイ~~~! バリコンの羽根の間にこびりついているホコリをハケで払い落としたある。これで落ちなければ、こいつも水浴びさせるか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月13日 10時04分53秒
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