珍国際の書斎

　秋葉原まで早馬を飛ばし、ラジオ・デパートの２階に在る瀬田無線で「還暦９号ラジオ」用のコンデンサーを買ったラジオ配線係長、帰りがけに「嫌な予感がする」と思いながら、斜め向かいの書店を覗いたら、ア、ア、ア、アイヤー、この本に睨まれたアル。

　まるで蛇に睨まれたカエル状態になったラジオ配線係長、気が付いたら、この本を買てしまていたアルよ。

　ア、ア、ア、アイヤー、こんな本を買ったら、また忙しくなるのこと。


　

　学研のバリオ・メーター・ラジオにサブミニチュア管の５６７２を追加して、スピーカーで鳴らす事に成功したラジオ配線係長、この頃からレフレックス・ラジオに興味が出ていたアル。

　電池管２本でスピーカーが鳴る不思議さに、すっかりレフレックス・ラジオの虜（とりこ）になっていたラジオ配線係長、こんな本が出そうな予感がしていたアル。

　面白いことに、昔からラジオ配線係長が何かに興味を持ってしばらくすると、世の中が、その事のブームになるアル。

　「先見の明がある」のかも知れないアルな。いや、先見の明があるのは学研のこと。あの会社は凄い！リタイヤしたオッサン達が欲しがる物を次々に売り出すのこと。

　ラジオ配線係長は現在、スーパー化した学研の真空管ラジオやスピーカーを鳴らせるバリオメーター・ラジオの販売を検討中アル。

　それが成功した暁には学研御殿が建つ・・・訳がねーだろーが！馬～鹿！