≪奇跡の滴(しずく)≫
さわやかな目覚めは 五月の風に乗って天まで吹き上げられて行きます。若かりしころの気分そのままに新緑の風は そのすっきりとした匂いをみんなの心に届けるのです。無欲で 恐れも知らぬ心で未来を目の前に感じ取れるほどの躍動で若い時代を生き抜いてきました。まだ すべてを振り返る必要はありません。湧き起こるみずみずしさは 生命そのものなのです。不思議を認め得る心は 永遠の若さと愛をいくらでも吸収できるのです。せっかくのこのミラクル・ワールドを味気ない理屈の世界に変える必要など 毛頭ないのです。張り詰めた頬は 太陽を浴びて木陰の風を受けて 肌寒い水にくゆらせられて見る間に生き返って来るのです。生きている限り 奇跡をいっぱい 起こしたい!!!それが 僕の「意思」であり僕の生命の感触なのです。それを「ミラクル」と名づけるのです。若さは生命から湧き出す「奇跡の滴」です。