全身発火体験
この歳になって遅い、正気かよと思えることは、自動車教習所に通うことの他にその申し込みに母と一緒に行ったことです。僕は一人で行っても良かったのですけど、母が「別に行きたいわけではない」と言いながら来たそうなオーラを身にまとっていました。まだ詳しくは書けませんが近所にキチガイ親子が住んでいて母は毎日、家にいても心からは休まらないみたいです。根に持つタイプの人間なので、冷戦状態になってから1~2か月ほど経った今でも、毎日ネットで似たような状況の人を探したり、スピリチュアルな力にすがろうとしたりと危なっかしい人です。家を買うに際して、近隣住民というのは一番の不確定要素ですのでちゃんと聞き込みをした方が良いですよ。そういうわけで、家から母を出した方が良いし、私は自動車のことも教習所の仕組みもよく分からないので、電車で4駅ほど離れた教習所へとついて来てもらいました。親がスポンサーなので、親は息子が通う予定の自動車教習所を見極めたいだろうというのもちょっとだけありますね。こちらのそういう状況など他人には分かる術もないので、傍から見ると私はマザコン青年なんです。恥ずかしいけど、そういう成人もたまにはいるだろうと自分に言い訳して、教習所の受付へと向かいました。良いなぁと思えるプランが二つあり、それを絞るために母がどんどん受付の人に質問していました。周りの視線を感じました、うちの母、周りが見えないで大声で喋る人なんです。一緒に出かけた時の電車内。私は母と一緒に座って母と出かけていると思われるのは嫌だから、ドア付近で突っ立っていることが多いのですが、母は何が何でも座りたい人。自分の席を獲得するじゃないですか。そこまでは良いです。で、時が経ち母の隣の席が空く。と、でかい声で私の名前を呼ぶのです。一斉に母を見る群衆。勘弁してくれよ~と、急いで座る気がないことを告げます。最近は、事前に釘を刺しているせいか場数を踏んだせいかそういうことは無くなりました。脱線した話を戻しますと、ちょっと正しい時間は忘れてしまいましたが遂に申し込み終了か申し込み間近になった時のことです。母(でかい声で笑いながら)「○○自動車教習所は潰れてしまいましたけどこちらはそういうことはないですよね?」今すぐ!今すぐに!!逃げたい!!!時を止めたい!!!!連れてこなきゃ良かった!!!その瞬間周りの冷やかな視線がこちらに集中砲火。職員まで見てましたよ。顔から火が出るどころか全身発火するような気持ちでしたよ。親と一緒に来たこと、すごく後悔しました。何でこの人は空気を読めないんだろう。聞くべきでないことをしかも馬鹿みたいに大きな声で言うのだろう。その質問に受付の人は「多分大丈夫だと思います。」と言っていたけれど、私の心はズタズタで多分大丈夫ではなかったと思います(笑そんな質問、「はい」としか答えようがないですよね。仮に経営不振でも真実を教えるわけがないでしょうに。スッタモンダを終えて何とか教習所に通うことになったんですけど、早速行きづらいです・・・(泣