夏期講習!?
休みになってからが一番忙しいです。集中講義と言って、夏休みの短い期間で通常一学期間をかけて行うカリキュラムをこなす講義を取ったため、8/1,2,4,5は朝10時30分~17時40分まで講義を受けます。一日4限×4日間です。たった4日踏ん張れば通常講義と同じだけ単位を取れるのだし、一度出れば惰性でその日は終わるまで出られるのでお得と言えばそうなのかも知れないですね。塾の夏期講習を思い出します。朝の早いうちから夜の遅くまで集団で勉強に勤しむのです。時間はこちらの方が短いですけど、合間にレポートや歌の練習をしなきゃならないので、ハードさはそんなに変わりません。また、中高生は一日中同じ科目をやるわけではないけれど、我々はずっと同じ先生の同じ主題に沿った講義を受けます。飽きが少ない、本当に興味がある授業で良かったです。臨床心理学と言い、心理学で得られる知見を実際の場(学習障害者や自閉症患者など)で生かす応用心理学の一種を習っています。私の大学ではこれを専門にする教授はいないので、他の大学の教授が来て講義して下さいます。早く、真の休みに入りたいよ~。実家に帰りたいです。折角習ったので学習障害の子供への対策について概説します。最終日のテストのための勉強にもなりますので。学習障害は、知的発達の遅れではありません。聞く、話す、読む、計算するなどの行為どれかが普通の子と比べ異常にできないだけです。分かってるのに書けない、読めない。これは、大変苦痛です。だって、周りからすればその子はわかってないことになるのですから。しかも、彼らは一見すると通常の子供と変わりないのです。だから、二次災害としていじめや登校拒否、心の鬱状態につながることもあります。だから、褒めて自信をつけさせることは非常に大事です。周りは、「やる気がないからできないんだ!怠け者!」と言いますが、何度練習したって通常のやり方ではできっこないんです。だから、特別なやり方が必要とされます。例えば、綴りが区別できない子には鏡を使い実際に発音してみて綴りの違いを体験させるのです。五感を使った方法が良いとされています。学習障害の一つ、ディスレクシアの子は聴覚機能が弱いので、こうすることで聴覚への負担を避けるのです。文字を書くときに読むときに、我々は頭の中で書く、読む文字を言いますよね?文字と聴覚は不可分なのですが、聴覚が弱いから読み書きに支障が出ると言われています。一番良いのは早期発見することです。読み書き計算などは生涯にわたり関わってきますので、早いうちから対策を講じることで支障が減ります。