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カテゴリ:室戸岬物語 120話~
そして・・
びしゃごの家の前に 夫と八雲と 室戸の民達(3~4人)が到着・・ 夫 「はぁ・・はぁ・・着いたぜよ・・・・びしゃごは無事なのか・・・?」 室戸の民達 「天狗が飛び立って・・・随分と時間は経っておるみたいやからの~・・(汗)」 夫 「おまんら・・まずはワシから行くぜよ・・・」 室戸の民達 「何かあったら・・ワシらをすぐに呼べ・・・」 八雲 「にゃ・・(気をつけろニャン・・)」 夫 「びしゃご・・・・」 夫は 大きな不安に駆られながら・・ 家の戸の前に歩み・・ 夫 「びしゃご・・・無事であってくれ・・・」 覚悟を決め! 戸を開けました! 夫 「へ?」 中には・・ 苦しむ大天狗を看病する びしゃごとカラスの姿が・・ びしゃご 「あなた!? 天狗さんが大変なんです!!」 カラス 「カ~!(大天狗様~! 意識をしっかり!!(号泣)」 大天狗 「てん・・ぐ・・・こ・・・きくを・・ぐぐっ・・・あううう・・・あばば・・・ぐば!!(吐血)」 夫 「びしゃご!いったい何があったぜよ!?(汗)」 びしゃご 「それが・・・」 回想(約1時間前) 偽夫(正体は大天狗) 「びしゃご♪帰ったぜよ♪」 びしゃご 「あなた? こんな時間までドコに行っていたのですか?(呆れ顔)」 偽夫 「コレを探していたぜよ♪ びしゃごへの贈り物ぜよ♪」 偽夫は菊の花束をびしゃごに渡しました・・ びしゃご 「菊の花・・・(汗)」 偽夫はエロイ眼つきで びしゃごを見て・・ 偽夫 「えへえへうはうは・・・(さすがに日の本一の美女だけのコトはある♪)」 びしゃご 「あなた・・・どうしたんですか?(汗)」 偽夫 「びしゃご・・・今宵は契(ちぎり)を交わそうぞ・・・(ニヤ)」 偽夫は びしゃごに抱きつきましたが・・ びしゃご 「イヤです。」 あっさりと払いのけられました・・ 偽夫 「なっなに!?(夫婦というモノは・・毎晩、契を交わすモノでは無いモノなのか!?(ショック)」 びしゃご 「あなた、今晩のゴハンはキノコ鍋ですよ♪」 偽夫は たくさんのドクツルタケの入った・・ キノコ鍋を見て・・ 偽夫 「ほう・・美味そうぜよ。(まあいい・・せっかくだ・・・生まれて始めて夫婦というモノを体験してみるか・・・)」 びしゃごは キノコ鍋を お椀に盛り・・ びしゃご 「お先にどうぞ♪」 偽夫 「うむ・・・パク・・・美味い! バクバク美味い! このキノコは美味いの~♪」 びしゃご 「美味しいですか?良かった~♪ オカワリ入れますね♪」 偽夫 「うん♪ びしゃごも食べろぜよ♪ 美味いぜよ~♪」 びしゃご 「はい♪」 偽夫は お椀にオカワリを盛ってくれるびしゃごと・・ 菊の花を見つめながら・・ 偽夫 「・・・(コレが遥か昔に憧れていた夫婦というモノなのか・・・良いモノかもしれないな・・)」 ・・現代・・ 夫 「という事は・・ワシに化けた大天狗は・・・そのキノコ鍋を食べた直後に・・・血を吐き倒れたという事か?」 びしゃご 「そうなんです・・(汗)」 夫は笑顔で 夫 「びしゃご♪でかしたぜよ♪」 また次回。 この物語はほとんどフィクションです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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