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一昨日はホラー映画を見た。以下ウィキペディア『死霊館』に拠れば: ↓
”THE CONJURING(邦題『死霊館』)”は、2013年制作のアメリカ合衆国のホラー映画である。 『悪魔の棲む家』で有名なアミティヴィル事件など多くの超常現象を調査・解明してきた、アメリカでは非常に有名な超常現象研究家のエド&ロレイン・ウォーレン夫妻(英語版)が、これまでに調査したものの中で「最も邪悪で恐ろしい事例」としてこれまで封印してきた、1971年に体験した衝撃の事件を基に描く。PG12指定。 あらすじ 1971年、若い夫婦と5人の娘のペロン一家は、ロードアイランド州ハリスヴィルの田舎にある、いささか古いが屋敷のように広い部屋を持つ一軒家を購入した。念願のマイホーム購入を喜ぶペロン一家であったが、入居した翌日から奇怪な現象が次々と発生するようになる。 ついに娘たちにもその危害が及ぶに至って、ペロン夫妻の妻キャロリンは、超常現象研究家として名高いウォーレン夫妻に助けを求める。夫のエドはカトリック教会が唯一公認した非聖職者の悪魔研究家であり、妻のロレインは透視能力を持っている。 ウォーレン夫妻の調査の結果、その一軒家には戦慄すべき血塗られた過去がある事が判明した。ウォーレン夫妻はペロン一家を救うべく尽力するが、霊力の強さと邪悪さはウォーレン夫妻の想像をはるかに超えるものであった。 画像は⇒ここに沢山ある。 ============ これも例によって『実話』に基づくとされる『悪魔払い』関連の恐怖映画である。キリスト教で言う『悪魔払い』の儀式というのはバチカン(即ち究極的にはローマ法王)の承認をもって初めて遂行されるカソリックの儀式である。あくまでキリスト教社会内部での話であるから、我々日本人が普通想像するような『因果応報』とか『勧善懲悪』とかいった価値判断は含まれない世界観の下に物語は進行される。『悪魔』というのは云わば地獄からやって来た『絶対悪』なのであり、そうであるからには「神と精霊の御名と命によって」彼の「名」を名乗らせ、地獄へと送り返すしか防御の手段はないのである。 仮に「なぜ引っ越して来ただけの一家に祟るのか?そんな理由は一つもないじゃないか!不条理だ」と我々が詰問してみたところで、返って来る答えは「悪魔だからだ」という一点に過ぎない。 悪魔が人間に対して何をするかというと、神父や研究家たちは1.まず出没する。2.次に攻撃を仕掛ける。3.最後に「憑依」する。それも「外部の圧力に弱い人間に憑依する」というものである。悪霊館に引越して来た家族は教会にもあまり行かず、子供たちの洗礼も済ませていない、云わば「信仰心の薄い者たち」であったから悪魔に狙われたのであると、そういう「カソリックそのものの」解釈をするのである。ここまで話が進むと、キリスト教信者ではない私などにはちょっと付いて行けなくなる。 根は同じ「イスラム圏 vs キリスト教・ユダヤ教社会」の血で血を洗う現在の中東に於ける抗争・殺し合いにしても、つまりは相互に相手を「悪魔とその化身」と決め付けた上での闘いだから、そうそう簡単に決着を見るというわけには行かないのである。 私の見終わったばかりの感想としては、同じエクソシストものでは、以前見たアンソニー・ホプキンスの映画:ザ・ライト(エクソシストの真実)=6/29付で他のブログに投稿済=の方が後味としては良かったように思う。< お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年07月24日 14時32分42秒
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