中1は定期試験初体験
中1は、中学校の定期試験初体験だ。土日は朝から晩まで試験対策をやった。中学校のテストは、小学校のテストと同じ意識で受験したら猛烈に痛い目に合う。数学は正負の数の計算問題がほとんど。試験終了後、「時間が足りなかった」「うっかりミスをした」と、生徒に言わせてはならぬ。時間が足りないのも、うっかりミスも、きちんと指導したら絶対に防げる。まず計算のスピード。計算問題100問を20分でやる訓練。計算演習をしていると、なんだかサルの調教師になったような気分だが、仕方がない。それからうっかりミス。正負の数で一番間違いやすいのは、プラスマイナスのミスだ。答えが-4なのに、4と書いてしまうミスが続出する。計算の途中式は大きく、計算を解く時はより神経質に、より丁寧に意識を集中して解かねばならぬ。また-4のマイナスが点みたいになって、・4と書く子がいる。マイナスの記号が小さすぎて判別できない。マイナスは漢字の「一」を書くつもりで書かねばならぬ。中1はとにかく答案の書き方を知らないので、プリントを配って、1枚ずつ持って来てもらい、その場で私が答え合わせをする。ミスがあれば、どこが間違っているか指摘せずに、×をして無言でプリントを突き返す。英語はピリオド、コンマ、大文字小文字のミスが多い。Yakeshi, This is my friend Mike.なんて平気で書いてしまう。アカンアカン。塾の試験対策ではどんなにミスをしてもらっても構わない。ただ本番の試験は絶対にミスは許せない。試験対策をして完璧を期せば、子供の方にも100点を取りたいという野心が芽生える。本番まであと1週間、頑張って欲しい。