「ドッジボール」 (2004) 試写
4/29(土)より全国ロードショーです。"DODGEBALL: A TRUE UNDERDOG STORY" 監督・・・ローソン・マーシャル・サーバー 出演・・・ヴィンス・ヴォーン、クリスティーン・テイラー、ベン・スティラー、リップ・トーン、ジャスティン・ロング、スティーヴン・ルート、ジョエル・デヴィッド・ムーア、クリス・ウィリアムズ、アラン・テュディック、ミッシー・パイル、ランス・アームストロング、チャック・ノリス、他。・物語序盤・ホワイト・グッドマンの経営する“グロボ・ジム”は、最新設備を誇る大型のフィットネス・クラブ。そして通りを一つ隔ててあるのが、ピーターの経営する零細スポーツ・ジムの“アベレージ・ジョー”。かつては繁盛していたが、グロボ・ジムに客を奪われて経営状態は火の車で、家賃も半年滞納している始末。銀行から派遣されてきた弁護士のケイトは、30日以内に滞納している5万ドルを支払わないとスポーツ・ジムは閉鎖されると宣告する。そこに目を付けたのが、グロボ・ジムのホワイト。彼はアベレージ・ジョーの抵当権を押えて、そこを乗っ取り、駐車場に変えるつもりでいた。途方に暮れたピーターや古参の客達は、何とか5万ドルを捻出しようと頭を捻る。そして思い付いたのが、ラスベガスで開催されているドッジボール大会の優勝賞金だった。ドッジボールなど一度もやった事がない彼等だが、チームを結成してトーナメントに出場する。 実に馬鹿馬鹿しくてイイですね(笑)頭を空っぽにして、笑って頂きたい作品です。アメリカのドッジボールは、日本のドッジボールとは、かなりルールが違います。日本のものよりも、コンパクトでスピーディーでハードな印象ですね。チームは各6人ずつで、ボールも全部で6個あります。これを一斉に取り合って、投げ合うのです。投げたボールをキャッチされたら、投げた人はアウト。更に相手チームの一人が復活します。ボールは自分の持っているボールで弾いてもOK、等など。ドッジの基本は、DODGE,DUCK,DIP,DIVE,DODGEの5D。DODGEが2回入ってるやないか~と軽くツッコミ入れましょうね。しかし伝説のドッジボールプレイヤーの直伝なので、素直に聞き流すのが得策でしょう(笑)今、アメリカでは、ドッジボールが密かに流行しているそうです。この映画では、思い切りマイナーな、ちょっと恥ずかしいスポーツとして取り上げられていましたが。実際にプレーしている役者さん達の動きを見ると、お笑いの入る隙の無い、とてもハードなスポーツである事が判ります。CGは一切使用せず、役者さん達の特訓の成果である体当たりの演技が見ものです。映画は全編アホアホな小ネタの連続です。お下劣でブラックなギャグも時々ありますが、思い切り笑えると思います。悪役のホワイト・グッドマン役のベン・スティラーの、強烈なキャラクターに圧倒されますね。コメディアンが本職のようですが、流石に笑いのツボを抑えています。私生活では、敵対する弁護士役のクリスティーン・テイラーと夫婦という事です。この映画のテーマは、世間からの落ちこぼれである負け犬集団が、立ちはだかる強者に立ち向かうという、非常にベーシックなものです。大笑いしつつも、彼等を応援したくなるのが人情でしょう。ちなみにエンドロールが終わった後に、お約束のオマケシーンがありますので、最後まで立たないで下さいね。ベン・スティラーが最後まで笑わせてくれます。↑ぷちっとクリックして下さると嬉しいです。