「エージェント・コーディ」 (2003)
"AGENT CODY BANKS" 監督・・・ハラルド・ズワルト製作総指揮・・・マドンナ出演・・・フランキー・ムニッズ,ヒラリー・ダフ,アンジー・ハーモン,キース・デヴィッド,シンシア・スティーヴンソン,アーノルド・ヴォスルー,ダニエル・ローバック,イアン・マクシェーン、他。・物語序盤・ コーディー・バンクスは両親と弟と暮らす、ごく普通の高校生。スケボーが得意で運動神経抜群だが、女の子の前では緊張して、口篭ってしまう少しシャイな性格である。しかし彼には、家族すら知らない秘密があった。なんと彼はCIAのエージェントだったのだ。CIAは見込みのある少年少女達を見付けてはスカウトし、エージェントとして養成する為の訓練を受けさせていたのである。ある日高校で平凡な日常生活を送っていたコーディの前に、ナイスバディな若い女性が現れた。彼女ロニカはCIAのエージェントで、コーディーに初めてのミッションが下しにきたのである。それは、危険な組織で研究に携わっているコナーズ博士の一人娘ナタリーに接近し、父親の研究内容を探り出すという内容だった。CIAへの報告書には、女性経験豊富と嘘の記述をしていたコーディーは、このミッションに頭を抱えるが…。 この映画を映画館で観ている人はどの程度いるのでしょうねぇ。余程、酔狂な輩か公開映画は全て制覇する筋金入りの映画通でしょう。私も招待券が無ければ絶対に観ませんでしたわ(笑)。ジャンルとしては、ティーン向けのコミカル・ドタバタ・アクションです。連想するのは「スパイ・キッズ」シリーズですね。ただあれよりも若干真面目に作っている感じですが、007ばりの荒唐無稽諜報部員グッズが登場する辺りは、同じノリです。アメリカン・アイドルのヒラリー・ダフがヒロインとして出演しています。彼女は如何にもアメリカのアイドルという容姿ではなくて、日本人から見ても、愛嬌のある顔立ちですね。個人的には好きでした。でも一番気に入ったのは、ロニカ役のアンジー・ハーモン。少しレトロチックでインパクトのある美女でした。モデル出身のようで、スタイルも抜群。あと目に付いたのは、ヘテロクロミア(オッドアイ)の敵NO.2のアーノルド・ヴォスルー。彼の顔を見ると、「ハムナプトラ」を思い出してしまって。でも色んな映画に出演している、キャリア豊富な俳優さんなのですね。映画は本国アメリカで人気を博し、続編も公開された様子です。ただ如何にもアメリカ人が好みそうな、おちゃらけ能天気ムービーなので、一般的日本人には駄作と映ってしまうでしょうねぇ。主役級の俳優も、アメリカのアイドル達であり、日本での知名度は然程高くないですし。「スパイキッズ」シリーズで拒否反応が起きなかったという方は、気楽に楽しめると思います。