「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」来た観た勝った!
"THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING" 監督・・・ピーター・ジャクソン 出演・・・イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー、オーランド・ブルーム、ミランダ・オットー、ヒューゴ・ウィーヴィング、アンディ・サーキス、他。・物語序盤・ アラゴルンやガンダルフたちの活躍でサルマン率いる1万を超える軍隊に勝利を収め人間の国ローハンの人々を救った旅の仲間たち。メリーとピピンもエント族の助けを借りてサルマンが支配するオルサンクの塔を破壊、サルマンの封じ込めに成功する。しかし喜びも束の間、冥王サウロンは、もう一つの人間の国ゴンドールに20万もの軍を送り込む。中つ国最後の砦、ゴンドールを死守するため、旅の仲間たちはもちろん、長らく国交が途絶えていたローハンの人々も立ち上がる。一方その頃、サムと共にモルドールの滅びの山を目指して旅を再開していたフロドは、指輪の魔力にいよいよ押し潰されようとしていた…。今更、説明は不要と言った感じですが、漸く完結編とまみえる日が訪れました。第一部から長い道程でした。感慨深いものがあります。上映時間は203分、つまり3時間半近くある訳で、映画二本分と言っても良い位のボリューム。鑑賞後は、本当にもう満腹といった感覚でした。体調が優れなかった上に、満席で前から三列目というコンディションで臨んだ事もあり、途中倒れそうになりましたが(笑)、終盤にはすっかり指輪の世界にのめり込んでおりました。皆様もご鑑賞の際は、体調に万全を期して、少し早めに映画館へ出向いて、良席でゆったり鑑賞されますように。感想としては、面白かったとか何とか言う前に、「ああ、完結したなぁ」という安堵感やら満足感が一番でしょうか。勿論、面白いし圧倒的な映画でした。でも今更、そんな感想は不要ですよね。第二部までに、観客はとっくに淘汰されている訳で、肌に合わない人はそもそも映画館に出向かないでしょうから。指輪物語が代表するようなファンタジー・ワールドを愛される方には、もう無粋な言葉は不要です。という事で、私は勝手に思いを叫びます。「キャー、レゴラス王子~♪素敵~♪美しい~♪ラヴラヴアイラヴユ~♪」(笑)失礼致しました…。一作目を鑑賞以来、私め、エルフの王子様にハートをノックダウンされてしまいまして。二作目ではスケボーシーン位で、あまり目立たず残念だったのですが、今作では活躍してくれました。突進してくる巨大な象(?)に飛び乗って、上の敵を薙ぎ倒してゆくレゴラスは、限りなくお笑いシーンに近いのですが、王子ファンには感泣モノでした。監督さん、彼の見せ場を作ってくれてありがとう~!あと個人的に好きだったのがエオウィンですね。アラゴルンに片恋の姫ですが、姫様とは思えないツワモノぶり。巨体ドラゴン(?)をぶった斬り、人間には倒せないと言われていたサウロンの騎士の首領を打ち倒すとは。彼女の大活躍には感嘆いたしました。凄すぎる…笑。最後はファラミアと並んで良い雰囲気だったので、お気の毒だった彼と二人で、幸せになってほしいなぁなんて思いました。勿論、一番頑張ったフロドを忘れてはいけませんね。そして忠義者のサムも。何故そこまで、という位にフロドを守り抜くサムが健気で…。彼が居たから、フロドは使命を果たせたんですよね。あんな友人が居て、彼は世界一の幸せ者です。「貴方の重荷は背負えないが、貴方を背負う事はできる。」一度は自分を疑って見捨てようとしたフロドを、自分ももうボロボロなのに背負って歩くサムの姿に、胸が熱くなってしまいました。そうそう、この映画を観るまで、「王の帰還」というタイトルの意味を知らなかったんです。「王って誰?」とボケた事を言っていました(笑)。とにかく満腹です。本当に素敵な夢をありがとう、「ロード・オブ・ザ・リング」