今日の一日

　Japan Film FestivalがSiam Discovery CenterのEGVで開催されている。今日は1963年作、新藤兼人監督、杉村春子、乙羽信子、殿山泰治らの広島を舞台にした芸術祭参加作品の「母」という映画を見た。いずれの俳優達ももう少し年の往った顔立ちは覚えているが若き日の顔を見るのは初めてだ。杉村春子さんは若きころもポンポンと威勢のいい啖呵が飛び出す。変わりは無かったんだなあとおもった。
　日本の映画界の巨匠というと黒澤監督、小津監督の名前が上がるのであるが今年の映画祭は日本映画の黄金時代を築いたほかの隠れた巨匠達にスポットを当ててその作品を上映するという趣旨だとのこと。　いまでも世界中の映画監督からレスペクトを受け続ける巨匠達の映画を見る貴重な機会を得たのであった。