今日の一日

　ハイチ地震はその被害の大きさがここタイでも毎日報道されている。各国の支援の様子もいろいろ報道されているがタイでは当初2万ドル（330万バーツ）の支援金を送ることになったと報道された。
　しかし隣国カンボジアが5万ドル、また一民間企業が政府を通じて700万バーツ送るというニュースが伝わると外務省を非難する声が相次いで最終的に10万ドルと米20000トンを送ると発表されている。法律では2万ドルが限度と決められているらしい。
　そして国連機関との調整に2日かかるというカシット外務大臣に首相から「遅い！」と一括があったようだ。カシット外相は空港占拠騒ぎの際にデモ隊に参加して振る舞いの食事もおいしく、コンサートも楽しかったと発言して非難された方である。

　ところで日本の支援のニュースはあまり伝わってこない。
　地震の起きた2日後にはオレンジの救援服で活躍する中国の救助隊や米国の救助隊などのニュースは見かけたが、しばらくしてからどんな支援をするか調査隊を2名派遣するというニュースを見かけた。
　また今日岡田外務大臣が現地は治安が悪いという情報があったので救助隊の身の安全を確保できるか確認してから出かけるのだとの釈明がニュースで流れていた。
　まあ隊員の安全確保も一理はあるのだろう、事故があったら非難されるのは外務省だから。　政治資金騒ぎで戦わなくてはならないからそれどころではないのだということじゃないことを祈ります。

　被害にあわれたハイチの方々にはお見舞いを申し上げ、また救援に出かける方々は本当にご苦労様です、がんばってくださいと申し上げる次第です。