山 装う
今年の紅葉はダメだとあちこちで聞く。今日は朝から空気のすんだ気持ちのよい秋晴れ。ちょっと苗名滝まで行ってきた。台風23号の影響で妙高も雨が多かった。そのためだろう、この時期にしては滝の水量が多い。ゴーゴーと地面を轟かせんばかりの音。水しぶき。虹もかかっていた。隋道を越えたら別世界が広がっていた。黄色、黄色、黄色の山。所々に赤が入る。日差しが強いので、山が輝いている。あちこちで水が流れ、滝を作っていた。林道を進むと釣り橋がある。鉄製の網目から覗き見える渓流は、白茶けた濁流で、2週間前の3倍ほどの水量に見える。落ちたらひとたまりもない。しかし、そこはちょうどよい日向で、釣り橋の手すりにもたれかかって、背中に太陽を浴びてぼおっとしているとなんとも気持ちがいい。おーい、と呼ばれたような気がしたので目を開け、道を戻る。あと2、3日が見頃。(写真に使用したデジカメは性能悪いです。実物はもっといい色)