スキー&温泉
からだ中が筋肉痛である。特に首の後ろ側と腿がひどい。18,19日と子どもたちと一緒にゲレンデ練習をしたのであるが、この冬で格段に上達した彼らのスピードについていくのに必死だったのである。とても小学校低学年とは思えないスタミナだ。ゲレンデの途中何箇所かで止まって合流するのであるが、少々遅れると「まだー?」と催促されてしまう。昨日は風も強く雪も降りしきる天候だったが3年生のAちゃんに突然競争しようと言われてしまう。運転停止しているリフト下の整地していない斜面だ。ゴーグルが曇っていて雪面状況が判別しにくい。Aちゃんはゴーグル無しだった。ヨーイドンで滑り始める。20mくらい滑ったところで私は転倒し一回転してしまう。Aちゃんは細かいターンでずっと先のほうへ滑っている。起き上がると彼女の姿は既に見えない。ようやく彼女の待つ地点にたどり着く。ニコニコしていた。「遅い」とも言われなかった。一体彼女は何分私を待ったのだろうか。この日はかなり寒く昼近くなると疲れの出てきた子どももいた。一人が「温泉に入ってのんびりしたい」と言い出す。森の活動でも雨で濡れた後は市の温泉に入りに行ったこともあるのでそれを思い出したのだろう。全員が首を縦に振るので早めに切り上げ「ふれあい会館」に向かう。小学生は無料である。個室も1時間100円で借りることが出来る。個室を借りて、そこで弁当を食べ、そして温泉に浸かった。Aちゃんの足はとても細かった。2日続けて滑り込んでも筋肉痛もないという。Aちゃんの3倍ほどの太さの私の足は悲鳴をあげているというのに。部屋に戻るとのんびりしたいといったはずの1年生がとても元気で、隣の部屋を借りている方から苦情が来てしまう。やはり子どもが集まると静かに過ごすことは無理だ。静かに、といってももつのは1,2分。Fさんが小さな紙片を座卓の上において、手をこすり合わせて静電気で紙を動かした。ビックリする子どもたち。真似をしだす。自然と部屋は静かになる。うまいなぁと感心する。そうこうするうちにお母さんたちが続々と迎えに来る。子どもたちはまだ帰りたくなさそうな気配。でも私は早く帰って横になりたかった。30年の年齢差はさすがに大きい。