|
テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本
人との出会いは無論のこと、本との出会いも不思議である。と同時にどうしても読まねばならぬ本と出会う時は至福の時であり、自分自身を深みへと連れ立っていく。
今回は『押田成人著作選集』の第1弾。 〜深みとのめぐりあい 高森草庵の誕生〜 である。 教会員ですでにこの本を購入した という方から借りて読んでいる。 押田神父がホイヴェルス神父に導かれこの道に入ったこと、修道院の長が深夜の大沈黙の時間に、ウグイス笛を鳴らしながら歩き回った挙句、「規則を守るのはいいことだ。守れば守られるが、ただそれだけだ。守らない人を批判してはいけないよ」と言った話。 自給自足をする高森草庵ができた時の話など興味は尽きない。 禅とキリスト教との融合的な営みにおいて、あらゆることに公案を見出している姿勢、自分の立場は最後は残るもんだね、と認めた上で、全てを神に委ね切ってしまおうとする姿に感銘を受けた。 またヨハネ福音書の冒頭「初めに言があった」の「言」を「ことコトバ」と言いなおす。夕陽や落ち葉にも語るコトバがあると説く。まさにヘブライ思想におけるダーバール。 あと半分ほど。次の日曜日までに読み切りたい。 【中古】 深みとのめぐりあい 高森草庵の誕生 押田成人著作選集1/押田成人(著者),宮本久雄(編者),石井智恵美(編者) 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 15, 2020 05:19:14 PM
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事
|
|