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カテゴリ:家庭の役割
お母さんは小学校低学年の子どもに1日に何回ぐらい
指示や命令を出していると思いますか? ある統計によりますと、70回から80回といわれています。 子どもが家庭で過ごす時間を10時間とすると1時間当たり7、8回です。 朝起きてから学校へ行くまで 「時間ですよ。」に始まり「早く起きなさいよ。」 「早く顔を洗って。」「早くご飯を食べなさいよ。」 「忘れ物はないの?」「ハンカチを持ってるの?」 学校から帰って夜寝るまで 「宿題を済ませたの?」「早くお風呂に入っておいで。」 「もうテレビを見るのをやめなさい。」「明日の用意はしたの?」 「もうお休みなさい。」 とこんな具合ではないでしょうか? また、子どもたちへの指示や命令は学校でも繰り返されます。 その上、早く早くとせきたてられます。 これでは立ち止まって考えたり、創意工夫をする間がありません。 まして料理を味わったり、その場の空気を感じたりする余裕もない と思います。 そのようにして育てられると、物事をあまり考えないで決めてしまう 子どもになってしまいます。 では、何によって決定するのでしょうか? 「勉強は面倒くさいからやらない。」 「朝起きるのはだるいから昼まで寝ていよう。」 などなど、そのときの気分によって楽な方向へと判断しているのです。 いまどきの若い人は刹那主義だ、快楽主義だ、自分さえ良ければよい と思っている、と非難されていますが、これは結局そのように教育されて しまったのではないかと思います。 この点を反省して、今小さい子どもさんを育てていらっしゃるお母さん方は 子どもさんに考える「間」を与えてあげて 「あなたは自分のペースを守っていいのよ。」 「自分の判断ができるまで待っていますよ。」 というメッセージを送ってください。そうすれば、自分で考えたり創意工夫を するゆとりが生まれてくるように思います。 人気blogランキングに参加しています。上位のblogは こちらから見られます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/27 11:20:49 PM
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