天皇家の報道
祖母によると、今日のワイドショーは昨日産まれた親王にまつわる事ばかりだったそうです。天皇家に関する番組を見ると、普段はなかなか聞けないような敬語を聞けるので、子どもの頃から少し楽しかったことを思い出します。服装もみんな上品なものを着て、不自然にも見えるような微笑をたたえて、スローリーな動きをした人々による番組…私が感じていた不自然をおもしろくまとめたページを見つけたので引用します。「~紀子さまご出産報道にみるコメントあれこれ~おめでとうございます! 2006年9月6日8時27分。秋篠宮妃紀子さまが男子をご出産されてから、どの局も盛んに「ご出産おめでとう」報道を繰り広げている。とてもおめでたい、嬉しいニュースではあるが、そんななか、つい気になってしまうコメントもいろいろあった。まずは、愛育病院の院長。秋篠宮殿下と紀子さまとのやりとりを事細かに、終始テレ笑いのような表情でニヤニヤ(にこにこ?)語るさまは、まるで他人とは思えない様子。本当に嬉しそうで、ちょっと異色の会見である。また、お子さまの様子を伝えるアナウンサーのこんな奇妙な説明も。「『おぎゃあ』とおっしゃられたそうです」。「おぎゃあ」と「おっしゃられた」との出合いが奏でる不思議なハーモニー。ここは具体的に「おぎゃあ」と擬音など使わなくても、「元気な産声をおあげになられました」とかで、いいのではないでしょうか。また、秋篠宮殿下と紀子さまのやりとりを伝えるアナウンサーのこんなナレーションもあった。「秋篠宮さまが『ご苦労さまでした』と問われたところ、紀子さまは『帰ってまいりました』と答えられたということです」問われた? 「ご苦労さまでした?」と聞いたってことか? 敬語に気を遣うあまり、意味がおろそかになったのかもしれない。また、「街の反応」として、いろいろな人のコメントを取り上げているが、その人選もちょっと気になる。「動物の研究で秋篠宮さまと親交がある」として、千葉市動物園の飼育課長のコメントが頻繁に流れていたが、映像は課長と同じぐらいの割合で、ずっとレッサーパンダ。6月2日にレッサーパンダ風太くんの双子の二世が誕生しているため、その後の様子を取材に行っていたついでに聞いたのか、あるいは単に「赤ちゃん」つながりなのかわからないが、まるでレッサーパンダにコメントをもらったかのような映像であった。その他、お子さまのご様子について、「すこぶる健やか」と報じる局が多いなか、ある局ではどういうわけか「すこぶるおしとやか」と、かなり主観だらけ(?)の説明をしていた。ちなみに、芸能人の結婚・出産ニュースと違って、いつでも「ご意見番」としてかり出される和田アキ子や美川憲一などのコメントはない。また、TBSでは三雲さん、フジでは安藤さんと、各局、トップクラスのアナウンサーをこの報道に投じているために、通常番組が手薄となるのか、いつも観てる番組の人たちが「微妙に見たことないフレッシュな顔」になってたりと、他にも見どころはいろいろ。いろんな部分で刺激を受け、この喜びを受けとめているようだ。ただし、他局がこのお祝い報道に多くの時間を費やすなか、やはりテレビ東京だけはかなり独自路線を歩んでいたが……。ともあれ、本当におめでとうございます。(田幸和歌子)」(exciteニュースより)http://www.excite.co.jp/News/bit/00091157566153.html