なめこ先生の我ら食べ鉄道中記

前回の或るカフェの続編です。博多駅を出た後の晩御飯として途中、小倉に立ち寄り名物の資さんうどんを味わってきました。資さんうどんは1970年代後半から北九州で親しまれているうどんのチェーン店で、地元のTheがつくほどのソウルフードとして親しまれている一品でもあります。



資さんうどんの代名詞かつ一番の名物は、牛蒡の天ぷらが入ったごぼ天うどんで、丁度良い太さと歯ごたえのよさで人気です。これに牛肉もしくはかしわをトッピングした肉ごぼ天うどんやかしわごぼ天うどんは、味わってほしい一杯でした。

うどんは讃岐うどんや博多うどんとは違い、麺の食感は初めは柔らかく後からモチっとくる独特のもので、ダシも麵に合わせて魚や昆布が効いていながらもやや甘めの味付けに仕立てられています。最後まで飲み干せるぐらいのこだわりのダシですので、お酒の〆としてお店で食べる方も多いそうですよ。



お店は北九州市内だけでなく、九州各地に点在している他、山口県内で下関と宇部に店舗がありますので、本州でも実は味わうことが可能です。全店でとろろ昆布と天かす、つぼ漬けが取り放題ですので、ご飯ものを頼むときでもご飯の友としてしっかりとエネルギー補給ができます。



そして忘れてはいけないのがぼた餅。全店で年間450万個が作られているヒット商品の一つで、和菓子好きには最適です。北海道産の小豆を贅沢に使った甘さ控えめの無添加ですので、急なお土産にも役立ちます。また、期間限定で小倉駅や博多駅で売られることもありますので、新幹線で持ち帰ってお家でゆっくり楽しむこともできます。

資さんうどんは郊外の店がほとんどで、旅行客でも気軽に短時間で寄れる駅近のお店となりますと、小倉近辺でモノレールの平和通が一番近くになりますが、小倉駅からも歩いて７～８分の至近距離にありますので、リーズナブルに地元のものを食べたいときには重宝します。ごぼ天は持ち帰りも可能ですので、車内でおつまみとして楽しむ場合もピッタリです。福岡で乗り潰しなど回る場合の食の拠点として、活用する価値は大きいお店ですよ（＾～＾）。