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2006年03月10日
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カテゴリ:コンケン&イサーン
コンケン&マハサラカムへのミニトリップのつづきです。

いや、とにかく暑かった!
ジリジリと焼きつけるような日差しで、しかも訪問先はほぼ全部屋外。
もちろん日傘や帽子は活用して、出来るだけ日陰にいるようにはしたんだけど、
暑いもんは暑い!

ところで、これはいったいなんでせう?

kaiko1

これは、蚕の繭。
でも、珍しいのがその色。
これまで「繭」といえば白、って思っていたけど、これは黄色。
このへんの(タイの?)ローカルの天然蚕は黄色い繭をつくる種類なんだそう。
「Golden Silk」とか呼ばれて、結構注目されているらしい。

繭はこの後、この棚から外されて集められ、鍋で煮ながら、おばちゃんが
道具を使って、シュルシュルシュルッと糸を取り出していきます。

kaiko2

ちなみに、このとき繭の中の蚕も一緒に煮ちゃうんだけど、その時繭から出てきた
「ゆで蚕」(?!)は食べられるらしい。
お皿に盛って「ハイッ」とくれたけど・・・さりげなく逃げました。
でもダーと、中国で留学経験のある女の子一人が果敢にトライ。
・・・美味しいらしい。

で、こうやってとった糸は、「いーとまきまき」の道具を使って紡ぎ、
あらかじめ決めた模様に合わせて色別に何回にも分けて染め、
それから昔ながらの機織機で布を織ってようやく完成。

この工程を全部、村の織物グループのおばちゃんたちがやっている。
蚕を飼うところから考えると、ものすごーく手間隙かかっている。

こうしておばちゃんたちが織り上げたタイシルクは、巻きスカート1着分、
ノースリーブのワンピースなら1着作れそうなぐらいの長さで、
1000バーツ(約3000円)。

私はちゃんとした店でシルクを買ったことがないので、これが高いのか
安いのか分からない。でも、この布ができるまでの工程を知ってしまうと、
やっぱそれぐらい(値段が)はするよねえ・・・と思う。
市場でやるように、「ウッソ、高い! もうちょっとまけてよ、おねーさん」
なんてことは、とても言えないなあ・・・と思うのです。

というわけで、ひとつ買っちゃいました♪

でもウチには他にも、もらったり、ダーが買ったりして、まだ仕立てていない布が
いくつか眠っているんだよね。
早く洋服に仕立てなくっちゃ。
ただ・・問題は着る機会があまりなさそうだってこと。
誰か、結婚式かパーティにでもよんでください赤ハート

コンケン・マハサラカムの旅はまだつづきます四つ葉








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Last updated  2006年03月11日 16時27分10秒
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