カテゴリ:コンケン&イサーン
コンケン&マハサラカムへのミニトリップのつづきです。
いや、とにかく暑かった! ジリジリと焼きつけるような日差しで、しかも訪問先はほぼ全部屋外。 もちろん日傘や帽子は活用して、出来るだけ日陰にいるようにはしたんだけど、 暑いもんは暑い! ところで、これはいったいなんでせう? これは、蚕の繭。 でも、珍しいのがその色。 これまで「繭」といえば白、って思っていたけど、これは黄色。 このへんの(タイの?)ローカルの天然蚕は黄色い繭をつくる種類なんだそう。 「Golden Silk」とか呼ばれて、結構注目されているらしい。 繭はこの後、この棚から外されて集められ、鍋で煮ながら、おばちゃんが 道具を使って、シュルシュルシュルッと糸を取り出していきます。 ちなみに、このとき繭の中の蚕も一緒に煮ちゃうんだけど、その時繭から出てきた 「ゆで蚕」(?!)は食べられるらしい。 お皿に盛って「ハイッ」とくれたけど・・・さりげなく逃げました。 でもダーと、中国で留学経験のある女の子一人が果敢にトライ。 ・・・美味しいらしい。 で、こうやってとった糸は、「いーとまきまき」の道具を使って紡ぎ、 あらかじめ決めた模様に合わせて色別に何回にも分けて染め、 それから昔ながらの機織機で布を織ってようやく完成。 この工程を全部、村の織物グループのおばちゃんたちがやっている。 蚕を飼うところから考えると、ものすごーく手間隙かかっている。 こうしておばちゃんたちが織り上げたタイシルクは、巻きスカート1着分、 ノースリーブのワンピースなら1着作れそうなぐらいの長さで、 1000バーツ(約3000円)。 私はちゃんとした店でシルクを買ったことがないので、これが高いのか 安いのか分からない。でも、この布ができるまでの工程を知ってしまうと、 やっぱそれぐらい(値段が)はするよねえ・・・と思う。 市場でやるように、「ウッソ、高い! もうちょっとまけてよ、おねーさん」 なんてことは、とても言えないなあ・・・と思うのです。 というわけで、ひとつ買っちゃいました♪ でもウチには他にも、もらったり、ダーが買ったりして、まだ仕立てていない布が いくつか眠っているんだよね。 早く洋服に仕立てなくっちゃ。 ただ・・問題は着る機会があまりなさそうだってこと。 誰か、結婚式かパーティにでもよんでください コンケン・マハサラカムの旅はまだつづきます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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