日本短期留学?!
前回の日記では、娘・テンモーのデビューをお伝えしましたが、この7月はアニキ・たっくんも一歩成長の時期でした。実は、初めて家族と別れ、日本の小学校に「短期留学」してました・・・というか、実際は「体験入学」という制度で海外在住の子供が日本に一時帰国中に日本の小中学校に受け入れてもらえるというもの。(自治体によっても対応が違うようだけど)。6月初めから夏休みに入ってしまうインター校に通う友人の子供たちは毎年それを利用して日本の学校に通っているのは以前から知っていたけれど、息子の学校の夏休みは比較的遅く、7月初旬から。それだとせいぜい2週間ぐらいしか通えないから無理だなあ・・・と思っていたのだけれど、ある友人が3日間だけ体験入学させた、という話を聞き、それに加えて、夫がちょうど7月初めと月末の2回、日本出張の予定がありその時に連れていけそうだというので、「じゃあ行かせてみる?!」と、話が急展開滞在先は京都にある夫の実家。学校にお願いして、そのすぐ隣に住む義弟一家の、息子と同い年の姪っ子(息子にとっては従姉)と同じクラスに入れてもらうことも出来ました。「体験入学」とはいえ、それなりに学校で使うものを揃える必要があり。その準備や担任の先生とのやり取りは、ほとんど義妹がやってくれました。鉛筆、クレヨン、クーピー、下敷き、自由帳、携帯用はし、プールバッグ、水着、通学帽、上靴、etc.・・・・出来るだけ今持っているもので済ませたかったけど、例えばペンケースはカンペンは不可、その他学用品、そして水着は「キャラクターものは不可。派手じゃないもの」という但し書きがあり・・・水着は持ってたけど、タイで人気の「BEN10」がどどーんと描かれたド派手水着。そもそも日本だと男子は海水パンツなのよね・・結局うちにあったものは、プールバッグと「地味な鉛筆」(気が付いたらコンケンのホテルの名前が入っている鉛筆ばっかり・・)ぐらいでした。結局、いろいろとあって最初は私が一緒に日本へ。到着した翌日から息子の初めての日本の学校生活スタート!「七夕」だった初登校の日は朝から雨地域の「登校班」に入れてもらって、歩いて学校へ。私も列の一番後ろにくっついて行きました。初めての徒歩登校なのに、傘もさして大丈夫かなあ・・ と思っていたら案の定、途中で遅れだした息子・・・あわわわ疲れてきたのか、よそ見をしていたのか・・・お願いだから、しっかり歩いてくれよ~15分ぐらい歩いたかな? 小学校に到着して、まずは担任の先生に挨拶するために職員室へ行かないと! と思っていたのに、玄関に入った時から同じクラスになる子たちがいろいろ話しかけてきて「せんせ、いつも来るのおそいで」「まず先に教室に荷物おいてから行こ」と、わわわ~と勢いで教室へ連れて行かれ。教室についたらまた子供たちが集まってくるので「ねえねえ、まずは職員室へ連れていってくれる?」としつこく頼むと、「こっちやでー」~とまた6,7人の子供たちに囲まれながらドドド-ッと連れていかれ・・・担任の先生と一緒に教室に戻ってからも、クラスメートに囲まれてわいわい賑やかでした。1年生だからなのか、関西だからなのか、めちゃくちゃフレンドリーな子供たち。それを見て一安心。おっとりマイペースな息子には、お世話好きなお友達にぐいぐい引っ張られていくぐらいが丁度いいかも。息子、初日の感想は「楽しかった」。でもさすがにその前の夜行便の疲れと、初めての学校での緊張から、その日はグースカといびきをかいて寝てました。そして登校2日目の朝に、私はもうバンコクへトンボ帰り。夜、家でもまだ一人で眠ることのできないたっくん。従姉妹たちと遊んでる日中はいいけど、夜はじーじ・ばーばと寝るの、大丈夫かな?学校も暑さが厳しくなる中、ちゃんと歩いていけるのかな?授業中も、慣れてくるにつれていろいろ問題が出てくるんじゃないかな?・・・・・なーーんていう親の心配をよそに、毎日本当に楽しく過ごしていた様子。学校の他にも、朝夕は隣に住む従姉妹たちと遊び放題。週末もお祭りだとか(従妹の)幼稚園のイベントやらに連れていってもらって、寂しくなるヒマもなかったらしく・・・完全燃焼で夜は毎日爆睡だったので問題なし。それも全て、この「日本短期留学計画」を支えてくれた義家族や、学校の先生たちのお蔭なのだけれど。それにしても子供は親の知らない間に成長しているんだなあ・・・とも思ったり。嬉しいような、ちょっとさみしいような。明日の朝、バンコクに戻ってくるたっくん。どんな顔をして戻ってくるかな。いっぱい褒めてあげなきゃね