業務を「標準」に合わせる方がいい!
あるお客様に給与ソフトを導入していただいた。 導入に当っては、従来からの給与制度と給与処理方法について確認し、それを新しい給与ソフトへ落とし込む作業を行う。 その際、従来の給与ソフトでは出来ていたことが、新しい給与ソフトでは出来なくなることもある。 もちろん逆に、従来出来なかったことが新たにできるようになることもあるが、その喜びよりも、出来たことが出来なくなる不満の方が、大きくなるケースもある。 特に、従来の給与ソフトが、オーダーメイドであって、全ての希望する計算を、自由に出来るように設計・制作されているような場合は、尚更である。 しかし、中小企業さんで、独特な給与制度と計算方法を開発して、「これが企業の活力や成長の源泉だ!」と言えるものでなければ、できるだけ給与計算は「標準」に合わせた方がいい。 独自のものを貫こうとすればするほど、手間とコストがかかることになる。これは、会計など他の処理も同じことである。