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東京なな猫通信

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 人間様@ 愛誤ヒトモドキは何故バカなのか? うぜえよ売人奴アザラシも他の生き物やってん…

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2007年12月06日
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川端康成の少女小説『乙女の港』を愛読して育ったなな猫でしたが
どうしても読み進められなかったものに
あの「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」で始まる
『雪国』があります。

川端康成といえば『雪国』、
ですか?
なのに、どうしても読めなかった。
葉子と駒子、二人の女性が出てくるのですが
どうつながっていくのが理解できないままに
解説の山本健吉氏をして「氏の作品にあっては、作品は筋に依存するよりも、各章にちりばめられた美的感受性の集積の上に成り立っている」(新潮社刊『日本文学全集30 川端康成集)といわしめた、
その、散りばめられた感受性の言葉が
わたしなどが口幅ったいのですが、どうにもまどろっこしいというか
いちいち引っかかってすんなりこころに響いてこない、
そんな感じで、何度もトライしては挫折していた作品でした。

それがなぜか、今度は読める。。(^o^)
なな猫、ようやく大人の読書人になったのでしょうか。

「フオウムへは入らないわ。さよなら。」と、駒子は待合室の窓のなかに立つてゐた。窓ガラス戸はしまつてゐた。それは汽車のなかから眺めると、うらぶれた寒村の果物屋の煤けたガラス箱に、不思議な果物がただ一つ置き忘れられたやうであつた。」

こんな描写が、わかるわかる。
生まれて初めて本当に読む『雪国』には、
ノーベル賞さもありなん、の感動を覚えました。

ちなみに、『雪国』に挑戦したのも
白金台駅の近くに新しく出来たブックオフで
わたしの好きな、昭和34~40年代まで刊行されていた
新潮社の日本文学全集を見つけたのが大きいです。

本の手頃な大きさと、表紙の感じや
旧仮名遣いのままであることなどが、なな猫チョイスにかない、
比較的きれいなのを見つけると買ってしまう。
200円だし(前は100円だった。ブックオフも値上がりしたね)。

ちなみにちなみに、
白金台のブックオフは、その地域柄か、とてもオシャレで
新刊本の店かと見まごうばかりに、本もお店もきれいです。
流れる音楽も、ジャズなんか聞こえて
さすがシロガネーゼ御用達?
しかも、ブックカフェあり♪

ほんとは、このカフェで本を読みながらお茶したくて行ってみたのに
うちのケチオヤジがコーヒー代をけちって行けませんでした(怒
今度は、カフェにも行こう。


●ついでにお知らせですが●
はるばる海を渡って我が家にたどりつき、
お預かりして里親募集をしていた、わたる。
このたび、お試しが決まりました!
本譲渡が決まりましたら、また発表させていただきます。

  watarusouta2.jpg

一緒に来た白黒の女の子、かわいい緑はまだまだ募集中です!

 うとうと緑

テレビの上で、うとうとしてる緑。

 うとうと緑2.jpg

ほんとに可愛いし、飼いやすい猫ですよ。

 うとうと緑3.jpg

どうぞよろしくお願いします!










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Last updated  2007年12月06日 17時43分54秒
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