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カテゴリ:地域のりょうり
春を呼ぶ『董菜』 董がたった菜っ葉で漬けるから「とうな」。 水掛菜とも言うけど地元のもんはとうなと言う。 富士山の伏流水が湧水となって麓の田んぼを満たす。 湧水の出る所は決まっていて、その温かい湧水の恵で董菜ができる。 冬の田んぼに湧水を引いて菜っ葉を育て、董が上がったタイミングで(黄色いつぼみが膨らんだ)塩漬けにする。 葉先は苦いものの、軸はぬるっとして甘い。 富士山麓に春を告げる漬け物である。 弟が送ってくれた。 富士山から吹き下ろす風は冷たい。 スカートの中の足にヒビが切れる。 雪は降らないけど吹く風はこの辺みたいに優しくない。 温かい湧水のお陰で董菜は冬でも育つ。 そして、春を告げる。 歳のせいかこういった物に心動かされる。 蓮根の穴に、生姜を効かせた鶏の挽き肉を詰めて、じっくり焼いた。 蓮根はしっかりデンプンを溜め込んでもっちり美味しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.03.19 21:02:29
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