荘厳と、激情と。
© 2000-2008 minori All Rights Reserved.僕は今まで、これより優れた映像作品を見たことがない。…と断言できてしまう程の素晴らしいデモムービーでした。新海誠氏のセンスには、毎度脱帽させられざるを得ません。あぁこれ以上上手く言葉が纏まらない。とにかくこれを見て下さい。話はそれからです。http://www.youtube.com/watch?v=Wm8ec5U2bvU高解像度版は公式ページからダウンロードできるので、宜しければそちらから。これは是非とも高画質・高解像度で見て頂きたいのです。ではここで纏めさせて頂くと…昨日の記事で紹介した「ef - the latter tale.」のテーマ曲「emotional flutter」。そのデモムービーがブログを書いた直後、minori公式ホームページにて公開されました。待ちに待った公開、早速DLして見てみたのですが…ほんの3分あまりの映像なのに、どうしてここまで感動させられるのでしょう…?曲が始まった辺りから終始鳥肌立ちまくり、じわりと涙すら出てきました。悠久の翼といいemotional flutterといい、天門氏はどうしてここまで心に響く曲を創れるのか。そして新海氏は天門氏の曲と合わせてこれ程までの相乗効果を生み出す映像を創れるのか。新海氏と天門氏が組めば、この業界で二人に敵う者はいないでしょう。これぞ正に神クオリティ。以下映像内容まとめ。「それは、その名前に辿り着くまでの物語。これは、最果ての冬の一幕。何でもない、一つの出会い。しかし、“始まり”は確かにここだったのだ。」10年前の音羽にて、優子さんと一人の少女・未来(みき)の出会いから。この未来という少女、実はfirst taleのムービーにも登場しているのですが、その正体とは…?髪の色などの外見、映像中であからさまに比較される演出、そして名前からも、ミズキと関わりがあることは間違いありません。10年前のミズキなのか、それともまた別の存在なのか。ムービーラストで優子さんに抱き付くシーンがありますが、抱き付く直前のカットまではミズキ(ローファーの形などからも推測できる)なのに、優子さんに抱き付いているのは未来。二人の共通点は…?映像は見事なまでにミズキ主演。latter taleは3章と4章を収録とのことですが、3章のメインヒロインにも関わらず千尋は1カットも登場しません。と言っても蓮治と千尋の物語はアニメ版で補完済みなので、こちらでは大筋に関わる(であろう)ミズキに重点を置く、というのも正しい選択だったのではないでしょうか。しかしミズキがここまで重要キャラクターに成り上がって来るとは。アニメを見た限りじゃ少女漫画好きの普通の女の子にしか見えないんですけどね。ミズキの印象が180度変わりました。efの象徴とも取れる空の表現は勿論、随所に見られる水滴や陽光の演出も実に美しい。雨上がりの音羽町を見下ろすミズキ、雲の間から降り注ぐ天使の階段は必見です。そして何よりサビ部分、これが本当に鳥肌モノでして。「空の中舞い降りる 白い羽 揺らして」の歌詞に合わせ空から伸びる螺旋階段、それを堂々と降りて来られる優子さんの姿は、正に“天使”そのもの。映像中で火村さんが持っていた花束や、映像後の会話に出てくる「手向け」という言葉から、誰かが死ぬ、もしくは死んでいた、というのは間違いないでしょうね。優子さんは一体どうなってしまうのか…不安でなりません。と言う訳で以上。ムービーから垣間見れる、efの物語の心髄。発売は5月30日、早く予約店舗決めておかないと…と、買う気満々の現役高校生・ナスビがお送りしました。今からバイトを始めれば何とかなる!それより何より、まずはデモムービーです。百聞は一見に如かず、言葉云々で伝えるより、一人でも多くの方に映像を見て頂きたい。これは最早芸術の域と言っても過言ではないかもしれません。いえ、ズバリ過言ではないでしょう!