λ(ラムダ)に歯がない *森 博嗣*
密室状態の研究所で発見された身元不明の4人の銃殺体。それぞれのポケットには「λ(ラムダ)に歯がない」と記されたカード。そして死体には……歯がなかった。先日感想を書いた「η(イータ)なのに夢のよう」(2007.04.11読了)はGシリーズの6作目でしたが、この本はそれよりも前の5作目になります。(感想を書くのを忘れてました・・・)結構前に読んでいたので再読したのですが、萌絵と犀川先生がいい感じです萌絵の両親が飛行機事故で亡くなってから10年。あまりにも辛かったために自身で封印していたはずの記憶と対峙する彼女と、それを支える(観察している?)犀川。Vシリーズの主要キャラの保呂草さんと、あの女性は暗躍し、密室状態での研究所で見つかった4人の銃殺体と、λ(ラムダ)と記されたカード。「φ」から始まった一連の事件との関連は?また、犯人はどうやって脱出したのか?最近このGシリーズにVシリーズの主要キャラが登場したり、各シリーズの終結を予想させる展開で、目が離せません。もう一度、一番最初「S&M」シリーズから読み直そうかな~。えぇっと。S&Mシリーズが10冊。Vシリーズが10冊。四季が4冊。短編集にも登場しているし・・・・・読み直すのやめた・・・・。λに歯がない