鉄板焼き屋の巻
秋になり、ふっと思い出すのは上海のこと。この時期、あんなことしてたな~とかあそこ行ったな~とか。私は本当に上海が大好き。出来たら40歳くらいで移住したいな~なんて思ったりして・・・もちろん無理なのはわかってますよ老後の移住先としてはマレーシアがいいな~まあ、考えるのだけはタダですからそのためには金を貯めないと・・・現実問題まずは金だ話を戻し・・・旦那が「上海連れてってやる」だの「シンガポール連れてってやる」だのあれこれ言うわりになかなか話すら出ない。まあ、海外旅行なんて今となってはなかなか出来ませんねなんてったって、犬がいますから・・・シンガポールにいた頃は、旦那の仕事ついでにくっついてきて、東京によく来ていた。旦那が仕事でいない間、私は立ち食いそばや吉野家、コンビ二弁当といったまさに一般庶民生活を楽しんでいたのだがとある日。旦那が仕事関係の人と夕食だというので、「ラッキーさ~て、今日はセブンイレブンじゃなくてちょっと奮発してどっかお店でも入っちゃおうかな~」なんて考えていると・・・「お前も来い」と旦那。「えーーーーーー」仕方なくついていくと、六本木のなにやら非常に高そうな鉄板焼きのお店に来た。旦那含めみなさん英語で会話中。(旦那の上司はイギリス人なので仕方ない)私はまるでわからないので一人ボーっとしている。注文しようとメニューを開くと・・・「ゲッ!」一番安いコースで1万8000円である。そして何が書いてあるかわからない!!田舎モノはこれですからこんなとき、「これにしたら?」なんて優しい声をかけてくれるはずの旦那は「お前の好きなの頼め」とぶっきらぼうに言う。私は一気に食欲も失せ、緊張と孤独感のあまり「帰りたいな~」とばかり考えていた。「なんで連れてきたんだよ!」と旦那に文句も言いたい気分だった。確かにおいしい料理かもしれないけど・・・味がわかるほどのグルメでもない私。高けりゃいいってものでもないよだって味がわからないんだもんまあ、いい勉強になりました。鉄板焼きなんて行ったことないし、ああいう高い店もあるんだなって。私は吉野家で十分さ~