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テーマ:ボクシング観戦記(716)
カテゴリ:格闘技
6階級制覇とも8階級制覇とも言われるパッキャオですが、どちらが本当なのでしょうか? 1995年1月、16歳1ヶ月のときに(17歳と)年齢詐称までしてプロのリングに上がったデビュー戦は、ライトフライ級(~48,988キロ)だった。しかも一つ下の最軽量級(ミニマム級)の体重より軽く、ポケットに重りを忍ばせていた。(ミニマム級でやらなかった理由は定かでない) その報酬は2ドル。 97年6月、21戦目で東洋太平洋フライ級タイトル獲得。
98年5月、後楽園ホールで日本人相手にノンタイトル戦で1R・KO。 YouTubeでこの試合を観たら、フライ級の体で(日本人の)ミドル級選手がパンチを振り回している音と迫力。(これじゃフライ級の選手はたまらんだろう) 98年12月、WBCフライ級タイトルを獲得。 99年2月、2度目の防衛戦で体重超過によるタイトル剥奪、試合も3R・KO負け。 それから3カ月後に3階級上げて、S・バンタム級のインターナショナル王座を獲得。(インターナショナル王座とは世界王座の準王者という格付け) その後、正規のS・バンタム級王者→フェザー級→S・フェザー級→ライト級→S・ライト級→ウエルター級→S・ウエルター級……フライ級から数えたら10階級を股にかけて、8階級の王座を獲得。 その体重差は約20キロ。
フェザー級の獲得は、当時36勝31KO無敗の3団体王者で「悪魔王子」ナジーム・ハメド(英国)を撃破した「メキシコの英雄」マルコ・アントニオ・バレラ《当時49勝39KO5敗1分1NC(ノーコンテスト)で(当時)リングマガジン王者&元WBC王者》を2003年、パッキャオは11R・KOした。(再戦でも判定で返り討ち) このKO勝ちでパッキャオは、東洋の選手として初めてともいえる米国でのメジャー選手になるとともにリング上で号泣。
パッキャオがS・ライト級王座の獲得は、2009年5月リッキー・ハットン。(当時45勝32KO1敗で、マイナーのIBO王者。当時、元WBA&IBFのSライト級&元WBAウエルター級王者) ハットンの1敗はメイウエザーで、パッキャオ戦の約18カ月前。 試合は10R、メイがKO勝ち。 ハットンは、パッキャオ戦の次戦に9R・KO負けで引退。 《英国のスーパー・スター、ハットンが2R、一発で失神》 パッキャオのキャリアで最後のハイライトは2010年11月のマルガリート戦(S・ウエルター級、獲得)の判定勝ち。 そして、ビッグネームにKO勝ちした最後の試合が2009年11月のミゲール・コット戦。(12R・KO) ……これが、メイの無敗たるゆえんでしょ。 (この試合に限らず) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月08日 16時28分25秒
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